思いを伝えきるための「病みトークカフェ」

【病みという言葉の使われ方】

「病気」の類義語。病にかかって不健康な状態。
若者言葉やネットスラングとしては、なぜか体よりも心の不健康を言うことが多い。
実際に精神病や神経症を患うことだけでなく、単に気持ちが晴れないとか荒れているといった様子にも使われやすい。
また、恋愛に思いつめて人が変わったようになる様子を表す「ヤンデレ(病む+デレ)」のように、病むと言うよりは狂うと言ったほうが的確なものもある。
良いほうに解釈すれば、恋から精神病まで一切合切が含まれてきた「狂う」という概念を「病む」に置き換えることへの違和感が無い程度には、心の病に対する認知が(少なくとも一世紀前よりは)深まったと言えるかもしれない。

ピクシブ百科事典より


心の病に対する認知や考え方は時代によって変化してきた。
「メンヘラ」や「病み」といった一般的に通じる言葉で自分の状態を表現することは生存戦略として理にかなっていると思う。それによって深刻さが伝わりにくくなるという問題も生じてしまう。自分が抱える病みの重さを周囲の人間や、さらには本人自身が軽いものとして捉えてしまい、本来その病みがもつ重さのギャップに苦しめられてはいないだろうか?
家族・友人・仲間に語っても(身内に語ることの勇気や覚悟があったとしてだが)、それが自己責任や努力不足といったわかったふうな物言いに押し込められることなく伝えきることはすごく労力のいることなのだ。

そんな「病みの棚卸し」を皆で・気負わず・安心して出来る繋がり・場が欲しくてこの『病みトークカフェ』を作ってみた。
ウェブ上だけでなくリアルでも集える場を、と考えている。


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