「性暴力被害など困難を抱えた女性たち」に社会が早急に立ち向かうべき課題
女性やマイノリティのための政策づくりの講座というのがあり参加してきました。
今回のテーマは『性暴力被害など困難を抱えた女性たち』ということで女性を支援する婦人保護事業について、その根拠法となる「売春防止法」とその保護施設のお話をうかがってきました。
現状の問題点についてなど具体的な内容は以下のサイトなどが詳しいので興味のある方は是非読んでいただきたいのですが、こうした問題の根底にあるのはやはり社会構造状の女性差別と女性への金利侵害だということです。
【東京新聞:売春防止法「新法を」 DVやストーカー被害に対応 疑問:政治(TOKYO Web)】
【売春防止法で救済される女性たち 貧困ゆえに辿り着いた施設のリアル - ライブドアニュース】
そもそも女性たちがこういった支援にたどり着か(け)ない状況であったり、また支援を受けても中長期的な回復を目指した場合に欠けているものであったりと様々な問題があります。
わたし自身傾聴ボランティアで直接当事者たちのそうした声を聞く機会が多いのですが、支援を求めるに至るまでの内外のハードル、支援を受けた後(最中)でも存在する困難などを聞くにつけたとえ制度や支援の環境が整ったとしても社会全体が大きな変革を起こさない限りしっかりとした解決には到底いたらない状況だと感じています。
法を変えるにしてもそれを司る人たち(おっさんお爺さんがメインなわけですが)がその必要性を感じることが不可欠であり、それには当事者たちの声が一番効く のですがもちろん皆がそうできるわけではありません。
むしろわたしはそうできない人たちの声を聞くことが多いので、声をあげられない人たちの「声なき声を聞く」ことも含めて、教育など「社会全体の意識の底上げ」をしていくことが必要だと感じます。
当事者の言葉を聞くことも大事ですがこうした具体的な支援を行なっている人たちの声を聞くこともやはり有意義で、今後もこうした活動に参加していろいろと考えていきたいと思います。