「後醍醐天皇陵」 ~第96代天皇~
「後醍醐天皇陵」
奈良県の吉野、如意輪寺内に、第96代後醍醐天皇陵があります。
建武の新政を行い、南北朝時代を引き起こした後醍醐天皇は、後宇多天皇の第二皇子です。
1339年8月、
「只生々世々の妄念となるべきは朝敵を悉く亡ぼして四海を泰平ならしめんと思うばかりなり。
玉骨はたとひ南山の苔に埋るとも魂魄は北闕の天を望まんと思ふ。
若し命を背き義を軽んぜば君も継体の君にあらず。臣も忠烈の臣にあらじ」(太平記)
との遺詔を残されて崩御されたため、京の空を睨むように天皇家の墓陵としては唯一北向きに造られ、北面の陵とも呼ばれています。
長慶天皇(後醍醐天皇の孫/南朝の第3代天皇)、その皇子の世泰親王((ときやすしんのう)が一緒に葬られています。
[在位期間]
1318~1339
[生誕~崩御]
1288~1339(52歳)
[陵墓]
塔尾陵(奈良県吉野郡吉野町吉野山)
近鉄吉野線 吉野駅 徒歩40分
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