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ありのままの私への道のり

生まれた時から、私は母の強い思いを一身に受けて育ちました。

その思いは、普通の親心をはるかに超えていました。「こうあってほしい」「こんな風に育ってほしい」「こんな大人になってほしい」という母の願望は、しだいに私の人生を縛る鎖となっていったのです。

その重圧の中で育った私は、長い間、自分が苦しんでいることにすら気づけませんでした。まるで霧の中を歩いているように、本当の自分が見えないまま過ごしてきたのです。

そして時が流れ、気がつけば50年もたっていました。ようやく、その霧の中から抜け出すことができました。

どうやってここまで来られたのか。今、その道のりを振り返り、私の物語を紡いでいきたいと思います。

もしかしたら、同じように悩んでいる誰かの心に、この言葉が届くかもしれない。そんな思いを込めて、筆を取ることにしました。

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