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傷ついた信頼 真実と向き合うまでの物語

社会人になりたての私の思い出から、少しお話させてください。
 

最初の恋人との出会いは、とても印象的でした。彼からの一目惚れとまめな想いの表現に、自然と心が開いていきました。週末は彼の家で過ごしたり、都内で楽しく時間を過ごしたり。二人の関係は自然な流れで深まっていきました。

 
でも、人生って思わぬ方向に進むものですね。彼は研究所での人間関係に行き詰まり、ある日突然「全部やめてお遍路に行く」と連絡をくれました。その時、不思議と私の中で何かが「プツン」と切れる感覚がありました。それは、自分の人生も見つめ直すきっかけになったんです。
 

その頃、今の夫となる人から好意を感じていて。人生の方向転換を考えていた私は、彼と会ってみることにしました。そして、元カレとは自然な形で別れることになりました。彼もあっさりと受け入れてくれて、その後の連絡は途絶えました。
 

結婚して子育ての日々が始まり、子どもたちとプール通いを楽しんでいた頃のことです。私はカンジタを発症してしまいました。産婦人科の先生から「これは以前の性的接触が原因」と言われ、大きなショックを受けました。妊娠時の検査では何も問題なかったのに、「検査で問題なくても後から発症することもある」と説明されたんです。
 

その時の夫の反応は私の心を深く傷つけました。「俺じゃない。お前が不潔な交際をしてきたからだ!」という言葉。まだ小さな子どもたちを抱え、仕事もままならない状況で、ただ耐えるしかないと思っていました。
 

でも、自分の潔白を証明したい一心で、元カレを探し出したんです。彼は驚いたことにお坊さんになっていて、厳しい戒律と健康診断をクリアしていることで、私の過去への不安は晴れました。
 

しかし、それは同時に夫への不信感をより鮮明にすることにもなりました。実は、カンジタという症状は、私のような敏感肌の持ち主が、以下のような状況にあれば誰でも起こりうるものだったんです:
 

  • 幼い頃からの敏感肌(オムツかぶれでステロイド治療が必要なほど)

  • 頻繁なプール通い

  • ワンオペ育児による疲労

  • 栄養不足による免疫力の低下

  • 結婚生活でのストレス

 
このことがきっかけで、心の支えを求めて、元カレと再び連絡を取るようになっていきました。彼は、今では心の整理をする上での大切な存在となっています。
 

これは、ある意味で私の人生の大きな転換点となった出来事でした。皆さんは、このような経験をどう受け止められますか?​​​​​​​​​​​​​​​​

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