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望郷

ふるさとの余韻に浸りたい
と言った先日その日になんと、
新潟ご出身のお客様がお二人みえ、
大学のスキー合宿で
マウンテンパーク津南へ
行ったことがあるというお客様含め
三人もお立ち寄りくださいました。

強く思えば引き寄せるもの
なんでしょうか?
ま、たまたまでしょうけれど。

新潟ご出身のお客様お一人は
以前当店お立ち寄り後
一階のスナックへ行かれ
そこでワタクシが新潟出身と聞き
再訪してくださったとのこと。

あぁ、どおりで。
お客様に対するなんとなく気になる
この感じは『懐かしさ』だったのだと
合点がいきました。

静岡県に住んではや五十数年、
とても気に入って住み始めたこと
会社を興して実弟も手伝ってること、
出張で新潟へ行くときは
実兄がホテルなんか取らずに
会社の人も一緒に実家に来いと
大歓迎してくれたこと
親兄弟皆お酒好きで、集まるときは
一升瓶が入ってる木箱ごと
積み上がってること等々
まるで親戚の叔父の話を
聞いてるようでした。

毎年開催される同級会は
何があっても最優先に
必ず参加しているけれど、
年々顔ぶれが減り寂しいと
目に涙を浮かべる姿には
こちらもつられてしまいました。

人生長く生きていると
色々いろいろあるものです。

お帰りの際、東京バナナを持つ
お客様の後ろ姿に
なぜか『望郷じょんから』
♪帰るに帰れぬ土産もなしに♪
のフレーズが浮かびました。

今は亡き父や叔父の姿に
重なりました。


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