【笛初心者・渡りハンター向け】属性で殴る!サンブレイクの狩猟笛。オススメ笛と装備サンプルも紹介
この記事で解説していく「サンブレイクの狩猟笛」簡易まとめ
まずはじめにこの記事で言いたいことをまとめてしまいます。
はじめに
こんにちは!
へっぽこカリピストの296と申します。
モンハンサンブレイク、発売からかなり経ちましたが皆様まだ楽しんでおりますでしょうか?
私は一時期離れていたのですが、無料アップデート第五弾にて【激昂変換】という強スキル構成がやってきたのを機に復活し、まったりですがハンティングライフを満喫しています。
私はメインを狩猟笛にしておりまして、自分以外のハンターさんがどんな構成なのかな?と野良やTwitter、Youtube等で装備チェックをたまに行っています。
しかし、見かけるハンターさんのほとんどは狩猟笛の強みや特性をあまり活かせていないもったいない構成になっていることが多く、今回この記事を書くことで少しでも「狩猟笛の強さや楽しさを広めていきたい」なと考えています。
それではサクサクと解説を始めていきます。
そもそも狩猟笛ってどんな武器?サポート専門?
「殴る!ついでに味方も補助する!」のが狩猟笛
狩猟笛のもっとも特徴的な行動「旋律」を奏で、維持するためには攻撃する必要があります。
また、笛の必殺技的立ち位置の「気炎の旋律」を奏でるための気炎ゲージも敵を攻撃することで溜まっていきます。
つまり、攻撃を続けることが結果として味方の補助に繋がります。
サポート専門構成にすると狩猟笛本来の強みが活かせない
狩猟笛と聞くと味方をサポートするイメージが強く、それであれば味方をサポートできるスキルやアイテムを持って補助をし続けたら強力なのでは?と考える方も多いですが、あまりオススメできません。
ひとつ前の項目でお話したように、狩猟笛は攻撃し続けることが味方の補助に繋がります。
サポート特化構成やそのための行動を行うことが増えると、攻撃に割ける時間も減り、必然的に笛本来の強みである「殴りながら旋律でサポートする」ことが疎かになってしまいます。
また、サポート特化構成で攻撃の回数も少なく、殴った時の火力もあまり無い…となると当然狩猟時間が間延びしてしまいます。
何度も味方を助けられている場面があるかのように感じるが、実は「いたずらに狩猟を長引かせ傷ついた味方を助けているだけの自作自演状態」だった…
なんてことも考えられますので、そのサポート特化構成は本当にサポートになっているのか?ということは今一度考えて欲しいポイントです。
ライズ→サンブレイクの変更点
サンブレイクが属性環境であることと、鉄蟲糸技「響打」が追加されたことが最も大きな変更点です。
簡単にですがまとめてみます。
鉄蟲糸技「響打」ってなに?
「響打」とは
すでに何度か出てきていますが、鉄蟲糸技「響打」(以下響打)はサンブレイクで追加された新たな入れ替え技であり、現在の狩猟笛の根幹を成すものです。
発動には翔蟲ゲージが1必要。使用後の回復速度はかなり早めです。
ハンターがダメージ軽減(50%)付きのスーパーアーマーでくるりと宙返りし、響打状態になります。
響打状態の主な特徴は以下
サンブレイクにおける狩猟笛の主なダメージ源はこの響打追撃です。
属性特化構成にすれば100越えの追撃ダメージがポンポン出るのが当たり前になります。
響打状態となしでのダメージ比較
まったく同じ装備構成で「三音演奏」を行った時のダメージ比較をご覧ください。
攻撃対象は修練場のからくりカエルの腹。
響打を使っているかどうか以外はまったく同じ条件です。
響打なしではダメージは560ほど。かなりしょっぱいですね。
!?
響打状態ではダメージ約1800!
使ってない時と比べ三倍以上のダメージが出ています。
響打が狩猟笛の根幹となっている理由、ご理解いただけたでしょうか?
「響打」の登場で「震打」を使う意味はなくなった
最後に、ライズでは多様されており、今現在でも大きな数値が出るので笛初心者が使いがちな「震打」にも触れておきます。
響打の特徴で「どのような攻撃を当てても発生する追撃のダメージは同じ」と記述しました。
先ほどと同じようにカエルのお腹に攻撃して検証してみます。
狩猟笛の弱攻撃的ポジション「振り下ろし」での追撃ダメージは115でした。
「震打」(2撃目)の追撃ダメージも同じく115でした。
「どのような攻撃を当てても発生する追撃のダメージは同じ」ことの証左です。
響打状態の「震打」と他の攻撃のダメージ比較も行います。
「三音演奏」では先ほど約1800ダメージであることを確認しましたね。
「震打」は先ほどの画像から1184ダメージとわかり、明確に「三音演奏」に負けています。
サンブレイクにおける狩猟笛の火力がでる一般コンボ「振り下ろし→連撃振り下ろし→多重演奏」とも比較しておきます。
このコンボはゲージ消費もなく短時間で終わり、攻撃を途中で切り上げることもできます。
そのダメージは1410。
「震打」の1184を上回っています。
「震打」は技前後の隙かかなり大きく、蟲ゲージを二つも使ってしまいます。
技を空かした時もゲージは消費されます。
そしてなにより他の行動よりダメージで負けています。
あなたはそれでもまだ「震打」を使いますか…?
「震打」ではなく「三音演奏」を使おう
ダメージ検証でも使っていますが、響打と相性が良いのは「三音演奏」です。
「震打」ではなくこちらを使うようにしましょう。
「三音演奏」は舞う様に踊り笛を奏でながら打撃と音波の連撃を浴びせる攻撃。
発動時はその笛の全ての旋律が同時に発動し、ヒット数も多いので響打追撃もたくさん発生します。
まさしく狩猟笛の必殺技。
三音演奏は画面のスコア上(音符が並んでいるところ)に1度でも音符を三色揃えると使えるようになります。
一度使うとリセットされますが、発動条件がゆるく、翔蟲ゲージと関係ないので気軽に使えます。
狩猟笛の最強のサポート「気炎の旋律」
狩猟笛の一番のサポート行動は「気炎の旋律」です。
発動方法は気炎ゲージが最大の時に
「響打」
「三音演奏」
「スライドビート」
のどれかを使い、技の発動終わりにZR(演奏攻撃ボタン)を押す。
自身を含めた味方全体に攻撃力1.2倍のバフを20秒間もたらします。
モンハンにおける1.2倍は破格の性能。
サンブレイク環境においては各ハンターの攻撃力が500前後になることも珍しくありません。
気炎の旋律で1.2倍にすると600。なんと攻撃力が100も上昇します。
スキルで上昇させる場合は攻撃Lv7で1.1倍、限定的な条件のスキルでやっと+20前後なので、気炎の旋律の尋常ではない火力上昇具合がよくわかると思います。
従って、一度の狩猟中に「気炎の旋律」を何度発動できるかは狩猟笛を使う際に必ず意識して欲しい点です。
鉄蟲糸技「共鳴音珠」について。全ての狩猟笛は攻撃旋律を使える。
おんたまについて
「共鳴音珠」(以下おんたま)は蟲ゲージを2つ使う鉄蟲糸技。
その場に1分間持続する繭を設置します。ついでに斬撃ダメージが三発飛びます。これには響打の追撃も乗ります。
地味に狩猟笛でしっぽを切れる唯一の技です。(これで狙うのはかなり無理がありますが)
特筆すべきは「攻撃旋律」の発動。
味方全体に攻撃力1.1倍のバフをもたらします。
気炎の旋律の1.2倍には劣りますが、攻撃旋律はハンターがしっかり維持し続ければ永続します。強い。
おんたまを使うことにより全ての狩猟笛が「攻撃」旋律を奏でられるようになります。
笛を使う時はおんたまで攻撃バフを掛けることもしっかり意識しましょう。
繭の持続時間は1分ですが、攻撃旋律も同様に1分持続するので、立ち回りの際は2分弱に一度繭を設置する感覚を持てば大丈夫です。
笛自体に攻撃旋律がある場合は、「おんたま」を設置しなくてもいいので、
・設置に掛かる蟲ゲージコスト
・設置前後の隙
・設置した繭の維持
といったことを考える必要が無くなるのが利点です。
回復旋律と高周衝撃波の重ね掛け
持続時間のある旋律は重ね掛けを行うとその時間は延長されるものの、効果が強化されることはありません。(攻撃旋律や防御旋律など)
しかし、効果が即時発動する「回復旋律」と「高周衝撃波」はおんたまにより重ね掛け可能で、効果が2倍になります。
特に回復旋律の重ね掛け連打は強力なサポート行動になります。
おんたまを設置して回復旋律を連打すれば、味方に常に回復をもたらしつつ攻撃バフも行える味方にとってかなりありがたい存在になれます。
おすすめの旋律と気を付けたほうがいい「音の防壁」
狩猟笛の一番の特徴はやはり旋律で補助が出来るところ。
旋律は笛ごとに固定です。
いくつか解説します。
おすすめの旋律
♪【攻撃旋律】
攻撃力1.1倍に出来る強力な旋律。60秒間持続。
前述の通りおんたまで全ての笛が使えます。
火力貢献もさることながら、どんな武器種やスキル構成のハンターに対しても腐ることなくかならず恩恵があることも大きな利点です。
♪【回復旋律(大)】
回復量20。即時発動。
おんたまと組み合わせると40回復する。
回復薬の回復量は50(即時30)なので、おんたま状態で回復旋律(大)を連打すると広域で回復薬を連打するのとさほど変わらない回復量に。
味方が乙ることも減りますし、回復薬を飲む時間をその分攻撃に回せるようになるので、実質火力スキルです。
スキルやお団子での回復量増幅は本人にしか適用されないので注意。
大ダメージを回復したい時は秘薬や粉塵を使った方が安全です。
この旋律を持っている狩猟笛を使えば、「伏魔響命」や「狂竜症」のスリップダメージを実質無効化し火力上昇の恩恵のみを享受できます。
♪【属性攻撃力アップ】
属性攻撃力(状態異常も含む)を1.1倍にする旋律。60秒間持続。
サンブレイク環境は属性特化構成にしているハンターが多く大きな火力貢献になる。
1.1倍は全ての属性上昇計算が行われたあとの数値にかかる。
♪【全属性やられ無効】
属性やられ状態を無効化する旋律。40秒間持続。
予防だけではなく、既に属性やられになっている場合はそれを解除する効果も持っています。
また、それだけでなく全ての属性耐性値を+10する効果もあります。
現在主流の激昂変換と非常に相性の良い旋律です。
激昂変換で戦っていると全ての耐性値が0になってしまい属性やられの耐性がなくなってしまいますがそれをカバーできますし、
龍気変換での属性値上昇には元の属性耐性値の高さが重要ですが、この旋律はそれを補ってくれます。
無料アプデ第5弾以降の「全属性やられ無効」は名前に反して攻防一体の強力な旋律です。
♪【会心旋律】
味方の会心率を20%アップする。60秒間有効。
多くのハンターは自前で会心率が100%になるようなスキル構成にしていますが、
・弱点特攻で弱点以外に攻撃が当たった時
・狂竜症克服前
・ファイトオトモの咆哮に頼っている
など100%に達していないタイミングは少なからず存在します。
そうした際にこの旋律による会心率の底上げは非常に有効です。
♪【その他の旋律】
これ以外に、
・切れ味系旋律
・防御アップ(1.1倍)
・気絶無効
・体力継続回復
なども強力な旋律です。
ただ、切れ味系旋律はガンナーに無効な上「天衣無崩」の登場により価値が低下、気絶無効はデフォルトで付けているハンターが多いなど活かせない場面が増えてきました。
旋律は環境や一緒にプレイする仲間ハンターに合わせて何を使うべきかチョイスしていきましょう。
取り扱い注意な「音の防壁」
一つだけ、危険な旋律である「音の防壁」の話をしておきます。
4秒という短い時間のみ効果のある旋律で、
・スーパーアーマー
・ダメージリアクション無効
・33%のダメージ軽減効果(第6弾アプデでテコ入れされた)
を味方に付与します。
これだけ聞くと防御面を厚くできる強い旋律のように感じますが、大きなリスクをはらんでいます。
確かに単発攻撃に対しては有効なのですが、多段ヒットする攻撃は逆にダメージが増えてしまいます。
通常は多段攻撃であっても一発目で吹き飛ばされた時のダメージ無敵で2発目は回避できるようになっています。
しかし、音の防壁状態だと一発目でダメージを受けても吹き飛ばず、そのまま2発目をもらってしまうので実質ダメージが約2倍になります。
マルチで使う場合、他のハンターはいつ音の防壁がかかるのか読めず、旋律が掛かっていることも分かりづらいので事故死の原因となります。
味方との連携も取れない野良マルチなどで「音の防壁」を使うことは絶対にやめましょう。
みんなで一緒にモンハンライフさんのこちらの動画で、音の防壁の軽減率の検証と危険性についてわかりやすく動画化くださっていますので、よければ参考にどうぞ。
ちなみに、多段攻撃の少ない弱いモンスターや、フレンドマルチで事前にしっかりと打ち合わせをした上で「音の防壁」を使いゴリ押しをする戦法は有効です。使いどころに注意。
狩猟笛のスキル構成
サンブレイク環境における狩猟笛のマストなスキルは、
「笛吹き名人」「攻撃」「激昂変換+属性上昇」「切れ味補助」
の4点です。
この4つをしっかりと積んだうえで、快適スキルやさらなる火力スキルを盛り込みビルドを組んでいきます。
笛吹名人
演奏攻撃のスピードや速くなり、攻撃力もアップする。
どんな構成でもかならず入れるべき狩猟笛の必須スキルです。
ビルドを組むと意外と忘れがち。
1スロで付けることができる。
攻撃
武器攻撃と音波ダメージの両方が上昇します。
響打追撃には影響しませんが、響打を発生させるためには殴る必要があるので、殴りそのものを強化できる攻撃は必須スキルです。
Lv7での採用が望ましいですが、他のスキルとの兼ね合いで削って妥協する場合も。最低v4は残しておきましょう。
激昂変換+属性上昇スキル
などが属性上昇スキルに該当します。
激昂変換とは、激昂ラージャン防具のスキル「激昂」と克服バルファルク防具のスキル「龍気変換」を同時採用する構成を指します。
疾替えの書蒼で30回殴ってから(笛の場合)朱の書に変更することで属性耐性値が属性攻撃力に変換され、最大で属性値が+62される(全ての属性耐性値が50ある場合)ぶっこわれ性能をしています。
狩猟笛は前述した全属性やられ旋律もあり、属性耐性値を盛りやすく、響打をメインとした属性武器なので激昂変換とは非常に相性がよくなっています。
第5弾環境までは龍気変換Lv3と激昂Lv3を組むためにかなり錬成を頑張らねばならず敷居の高い構成でした。
しかし、第6弾環境ではおまもり錬成で激昂や龍気変換が比較的容易に出るようになり、構成難易度はかなり低下しました。
激昂Lv3を引くのは中々運が必要ですが、Lv1・2は比較的出やすいように思います。
まだサンブレイク入りたてで激昂変換が組めないハンターさんは、他の属性スキルを出来るだけ詰め込みましょう。
切れ味補助
狩猟笛の戦いでは切れ味ゲージが重要な役割を担っています。
切れ味ゲージが紫の場合属性倍率は1.25倍。なるべく紫を維持して戦えるようにビルドを組みましょう。
ちなみに白だと属性倍率は1.15倍とかなり落ちてしまいます。
これ以外の切れ味スキルはまとめるとこんな感じ。
快適スキル
この2つは必ず入れるようにしましょう。
響打発動時スーパーアーマーで何度も受けていると気絶値がどんどん溜まっていくので、気絶無効は必須。
回避距離は位置避けやフレーム回避を頻繁に使う関係でなるべく欲しいスキルです。狩猟笛は移動が遅いのでそれを補う意味合いもあります。
回避距離をどこまで盛るかはハンターの好みですが、私はLv2がほどよいと感じています。(Lv1だと短すぎ、Lv3だと長すぎなので)
その他のスキル
マストなスキルを入れてさらに余裕があれば他のスキルを組み込みましょう。
・より火力が伸ばせるスキル(「伏魔響命」や「狂竜症」、粉塵纏など)
・快適性を増すスキル(顕如盤石や回避性能、剛心など)
・生存率を上げるスキル(体力回復量アップや精霊王の加護など)
などなど。
あなたの好みに合わせてカスタマイズしていきましょう。
剣士だから会心系スキル必須なんじゃないの?
狩猟笛に会心系スキルは必須ではありません。
剣士スキルの基本構成と言えばいわゆる7733(攻撃7、見切り7、弱点特攻3、超会心3)ですが、狩猟笛はこれに該当しません。
なぜなら、響打追撃と音波攻撃に会心が乗らないから。
ここまで読んで狩猟笛における響打追撃の重要性は理解してもらえたと思いますが、会心はこの響打追撃に全く影響しません。
また、笛の攻撃には打撃と演奏による肉質無視の音波攻撃がありますが、この音波攻撃にも会心は影響しません。
立ち回りにもよりますが、攻撃全体の5割は響打追撃、2割ほどが音波攻撃になります。
会心の乗る殴り攻撃は全体の3割程度しかありません。
したがって、狩猟笛に会心系スキルは必須ではないと言えます。
しかし、会心系スキルは殴り部分の火力が伸ばせることには変わりありません。マストな火力上昇スキルを十分に積んだ上でさらに火力を伸ばしたい場合の候補には入ってきます。
弱点特攻Lv3のコスパは非常に優れているので、余裕があれば積みたいところ。
特に元の会心率の高い笛や、会心旋律の吹ける笛は会心100%ビルドが組みやすいので、検討する価値があります。
ただし、会心系スキルを組むにしても超会心はLv1で大丈夫です。Lv3にするならそのコストで他のスキルを入れたほうが火力が伸びます。
笛には広域が必須なんじゃないの?
広域は必須ではありません。
むしろ私は要らないスキルだとさえ思っています。
冒頭で述べていますが、狩猟笛は「攻撃を続けることが結果として味方の補助に繋がる」武器です。
「殴り続ける必要がある狩猟笛」と「納刀して攻撃の手を止めなくてはいけない広域」は相反しています。
広域と相性が良いのは、
・納刀せずともすぐにアイテムが使える片手剣
・立ち回りの関係で頻繁に納刀し、納刀術も自然と採用している太刀・大剣
あたりです。
また、広域スキルでなにをしたいのかも考えるべきです。
例えば回復薬で味方の回復がしたい場合、「味方が自分で回復するのに間に合うのか?」を考える必要があります。
モンスターハンターライズには「翔蟲受け身」という便利な技があるので、「味方の被弾確認→納刀→アイテム使用」の一連の流れを相手が自分で回復する前に行うのは中々高度な技術です。
これを間に合わせるために納刀術や早食いスキルを組み込むには、他のスキルを削らなければいけません。
幸い笛には攻撃しながら味方を回復する手段があるので、回復大旋律持ちの笛を担いだ上でおんたまを置いて旋律連打し、たまに粉塵を撒けば回復で味方サポートするには十分でしょう。
より回復を重視したいのであれば、広域スキルを積む前に粉塵と粉塵の調合アイテムをたくさん持ち込んだり、環境生物の場所を覚えたりすることをオススメします。
他の広域によるサポート行動も、旋律や環境生物による補助で賄うことができるものがほとんどで、それに該当しないものであったとしても他のスキルを投げ捨ててまで広域を積む意義があると私には思えません…。
笛はどういう風に選んだらいいの?
笛選びで大事なのは「属性値」・「旋律の種類と配置」・「切れ味」の3つです。
属性値
火・水・氷・雷・龍の属性をどれか有していて、属性値がなるべく高いものが有力候補になります。
以前は属性値の低い笛は使い物になりませんでしたが、激昂変換の登場でまぁまぁ使える程度にはなりました。
旋律
笛ごとに固定の旋律を持っているので、前述しているオススメ旋律を参考に笛を選んでみましょう。
旋律は赤・青・黄緑の三色に分かれていますが、それぞれA・X・XAの攻撃に対応しており、攻撃を行うとそれに応じた音符を出し旋律演奏に繋げることができます。
「AとXの攻撃は弱攻撃、XAは強攻撃」というイメージが付くくらい攻撃速度に差があるので、黄緑(XA)に割り当てられた音符・旋律は連続で奏でるのに向いていません。
回復旋律を連打する立ち回りがしたい場合は赤(A)か青(X)音符に割りふられている笛を選びましょう。
切れ味
笛は属性が重要な武器種なので、属性倍率の高い紫でなるべく戦える笛はやはり使いやすいです。
切れ味ゲージが元々優秀であったり、切れ味旋律を持っている笛はその分装飾品や武器錬成を他に回すことができます。
ちなみに攻撃力は高いと嬉しいですが、他の3つほど深く考慮しなくても大丈夫です。
会心率は笛の攻撃にあまり影響しないので、マイナスでもスキルで補うなどせずに採用できます。
元から会心率のある笛は嬉しいですが、まぁ嬉しい程度です。
笛初心者がとりあえず作るならコレ
ナンニデモ持っていける最強の狩猟笛教えて!
ありません。
ここまでお話した通り狩猟笛は属性武器なので、モンスターの弱点に合わせた属性の笛を担ぎましょう。
火・水・氷・雷・龍の5属性で各1本を作るのが狩猟笛使いとしての最低ライン。
状況に応じて旋律も変えたいので属性ごとに複数本作るのが最終的な目標です。
笛に初めて触る方はこの後2本オススメを紹介するので、そのどちらかを作ってみてください。
はじめて作るのにオススメの狩猟笛は?
いきなり各属性で何本も作るのはハードルが高いと思うので、オススメを2本紹介します。
このどちらかを,、好みや所持素材と相談して作りましょう。
それぞれ解説します。
凶琴【秋嵐】(アマツマガツチ笛・水属性)
アプデ第6弾で追加されたアマツマガツチの素材で作れる笛。
MR10から受注できるので、比較的作りやすいと思います。
攻撃力は350と非常に高く、属性値も47と優秀。
切れ味も素で紫が少し出ています。
会心はマイナスですが、狩猟笛は会心の影響が少ないのであまり気になりません。
旋律は属性攻撃力アップと全属性やられ無効旋律を兼ね備え、属性特化して使ってくれよな!というカプコンの熱い意思を感じます。
体力継続回復で地味に戦いやすくなるのも嬉しいところ。
神響・雷禍啼哭(ナルハタタヒメ笛・雷属性)
ライズのラスボスナルハタタヒメの素材から作れる雷属性の笛。
ナルハタタヒメは特に強化個体なども居ないので作成難易度はそこまで高くないと思います。
320とまぁまぁな攻撃力と60というかなり高めの属性値を持っています。
匠Lv1から紫ゲージがでるのもありがたい。
攻撃力と属性値の高さから殴り火力が期待できる上に、回復旋律大を持っているので、おんたまを設置して味方を回復しまくりながら自身は火力を出す強力な立ち回りが可能です。
体力継続回復でさらなる追加回復もできます。
気絶無効はほとんどのハンターが採用しているので死に旋律に片足突っ込んでいますが、自身の気絶無効スキルを採用しなくてもよくなるので中々有用です。
テオ笛が強いって聞いたけど?
強くありません。
確かに、テスカ・デル・ムシカ(テオ・テスカトル笛・爆破属性)、通称テオ笛が一時期最強の笛として各種攻略サイトで紹介されていました。
310とまぁまぁな攻撃力にナンニデモ持っていける爆破属性が50。
旋律は
・体力継続回復
・解毒&体力回復(小)
・攻撃力&防御力アップ
とてんこ盛り。
ここまで見ると一見強そうです。
強くない理由を解説していきます。
まず響打追撃のダメージに状態異常属性はなんのプラスにもなりません。無属性と同じです。
また、爆破のダメージもせいぜい200~300程度。特化しても1度の狩猟で10回発動すればいい方でしょうか。
サンブレイクではモンスターの体力がインフレしているので、その程度の爆破ダメージを期待するより属性武器で火力を高めたほうがよほど有用です。
旋律も実は微妙にかみ合っていません。
体力継続回復、これは便利な旋律です。オススメした2本にもあります。
問題は他の2つです。
テオ笛の回復旋律は小なので、回復量は10。
回復大の半分しか回復しません。
回復量を補佐しようとおんたまを置くと、今度は「攻撃旋律があるからおんたま置かなくて良い」というせっかくの強みを潰すことになります。
また、解毒もオオナズチやヌシレイアなど毒攻撃をしてくるモンスター以外には死に旋律と化してしまいます。
したがってテオ笛は火力が全くでず、旋律でのサポート力も対してないイマイチな笛と言わざるを得ません。
見た目がカッコよくて気に入った方は重ね着を使いましょう。
装備サンプル紹介
オススメの笛で紹介した凶琴【秋嵐】(アマツマガツチ笛・水属性)を採用した作成難易度低めの装備構成サンプルを紹介します。
防具は上から、
頭:克服バルク
胴:克服バルク
腕:激昂ラージャン
腰:克服バルク
足:激昂ラージャン
となっています。
おまもりは激昂Lv1が付いたものを採用。アプデ6弾で追加された錬金を何度か回していれば出ると思います。
スキルはこんな感じ。
笛吹き名人
攻撃Lv4(最低妥協ライン)
激昂変換Lv3を筆頭に属性強化系
匠と業物
これに回避距離と気絶無効の快適スキルをマストで詰んでいます。
(激昂が4になっていますが、錬成でバルク胴に激昂が付いてしまっているので無いものとしてお考えください。)
この装備は錬成もそこまでやり込んで居ませんし、作成Lvの高い装飾品も使っていないので比較的真似しやすいと思います。
粉塵纏や剛心は狩猟笛と相性がいいので、できれば採用したいところ。
実際に運用するイメージ
最初に蒼の書にしたところ。
水属性値は67。属性耐性値も龍属性以外はあまり高くありませんね。
激昂を溜める、各種旋律も発動しました。
水属性値は73。属性耐性値も30近くになっています。龍属性は50に。
朱の書に疾替え!
水属性値は73→139と大きく上昇しました。
響打一発あたりのダメージは133!
三音演奏を行うと…
総ダメージは2000を超えました!
こちらの装備はかなり妥協した構成なので、まだまだダメージを伸ばす余地があります。
入れ替え技はどうしたらいいの?
簡単にまとめるとこうなります。
演奏モードについて
演奏モードの選択ですが「響」推奨。
狩猟笛は気炎ゲージをなるべく早く溜めたい関係で、A→ZRの振り下ろし演奏ループが立ち回りの基本となります。
奏モードの場合この立ち回りを行っていると旋律を頻繁に発動することが難しく、維持が困難になります。
ライズでは奏モードの演奏攻撃の方が圧倒的に気炎ゲージの回収効率がよかったので奏一択でしたが、サンブレイクで調整が入り響モードでも同等に気炎ゲージが上昇するようになりました。
サンブレイクはモンスターの攻撃が苛烈になっており、奏モードの無敵フレームでそれを回避することはかなり難しいため、ほとんどのカリピストはコンパクトに攻撃でき旋律も維持しやすい「響モード」を採用しています。
よく使う技やコンボ
A:振り下ろし演奏ループ
スティック入力+A→ZR→A→ZR…
で振り下ろし演奏ループを行えます。
気炎ゲージの回収効率が極めてよく、Aの旋律を連打できる基本コンボ。
AをXに変えることで似たことができますが、Xは攻撃方向の指定があまり効かないので少し使いづらいです。
B:振り下ろし→連撃振り下ろし→多重演奏ループ
スティック入力+A→X→ZR→A…
とループするコンボ。
響打状態時にゲージを使わずに最も火力の出る定点コンボです。
連撃振り下ろしのヒット数が多いので響打ち追撃が多数発生します。
切れ味ゲージの消費がかなり激しいです。
C:振り下ろし→叩きつけorしらべ打ち→多重演奏ループ
ステイック入力+A→XA→ZR→A…
とループするコンボ。
笛自体の火力は二つ目のコンボより落ちますが、XAの攻撃はガルクの鎖鎌攻撃を誘発できるので、属性鎖鎌ガルクを連れている場合はこちらの方が火力が高くなります。
D:振り下ろし→連撃振り下ろし→叩きつけorしらべ打ち
ステイック入力+A→X→XA
素早く三色の音符を揃えて三音演奏できるようにする連携です。
響モードならXAのあとZRの演奏攻撃に繋げることで全ての旋律を同時発動できます。
XAのあとそのまま三音演奏に繋げることも可能。ダウン時などに素早く三音演奏を使いたい時にどうぞ。
E:三音演奏
既に説明している響打状態での必殺技。
音符を三色溜め、ZR+Xで発動。
全ての旋律を発動させつつ高いダメージに。気炎の旋律にも繋げられる。
攻撃中はキャンセルが効かずその場から動けなくなるので注意。
立ち回りの基本
龍気変換での立ち回りの基本を簡単にまとめてみます。
戦いながら、
・響打
・各種旋律
・おんたま
これらの状態を常にチェックし、途切れるタイミングがなるべく無いようにしましょう。
攻撃は基本的に頭を狙います。
ダウン時などのチャンスの時はコンボの項目で紹介したB・C・D・Eのどれかを状況に応じて使ってください。
三音演奏は一見ダウン時以外で使うのは危険に思えますが、マルチなら他のハンター目当てに攻撃しているタイミングなど割と使いどころが多くあります。
敵の攻撃は、
・響打発動時のスーパーアーマージャンプ
・移動か回避による位置避け
・フレーム回避
これらでいなしていきます。
無敵のカウンター技や使いやすい回避技はないので、狩りの基本である「攻撃は欲張りすぎない」を特に意識しましょう。
気炎の旋律を使うタイミングはいつ?
最もベストなタイミングはモンスターのダウン時や罠に掛かった時です。
しかし、そううまく行きません。
ダウンを見てから発動する場合、気炎の旋律が発動する頃にはモンスターが起き上がり、攻撃チャンスが終わっていることが結構あります。
マルチであれば自分が攻撃できなかったり、気炎の旋律の音波攻撃が当たらない位置でも味方は攻撃のチャンス…ということは珍しくないので、モンスターが大暴れしていてよほど手を付けられないタイミングでもなければドンドン使って良いと思います。
一番よくないのは使うタイミングを計るあまり気炎ゲージMAXのまま1~2分経過してしまう状況です。
もちろん闇雲に使うのはオススメしませんが、状況に合わせて臨機応変にいきましょう。
【まとめ】
長々とお付き合い頂きありがとうございました。
しっかり読んでくださった方は、最初に提示したこちらの理解が進んだことと思います。
狩猟笛は旋律で各笛ごとに個性の出る非常に選択肢の豊富な武器です。
単純な火力指数で言えばこれが最強と言える笛はありますが、それ以外にもハンターの好みや状況に応じてどの笛を担ぐのか選べるのは狩猟笛独自の魅力だと思います。
音色が存在し、武器ごとに違うメロディを奏でられるのも狩猟笛のみの面白い点です。
本記事をきっかけに、新たなカリピストが一人でも増えたら良いなと思います。
では、へっぽこカリピストの296がお送りしました。