ぼくらが旅にでる理由
皆さまご機嫌いかがでしょうか。ヨガインストラクターで日本茶アドバイザーの まるやま ゆみ です。
私の文章に目に止めていただきありがとうございます。
旅行の記憶
子供の頃、旅行というものを殆どしたことがありません。
・幼稚園の頃に謎の団体のイベントで新潟
・幼稚園のママ友グループで箱根
・どこかへぶどう狩り
これは記憶にありますが、それ以降つまり小学生〜高校生の間は修学旅行以外行ったことないのです。
また、両親ともに東京都23区内出身の為、帰省という行為もしたことがありません。
今思えば母親が精神的に病んでいて、更に金銭的な余裕が全く無かったのが理由なのですが、旅行という概念を持つこと無く大人になりました。
旅行に行くようになったのは、大学生になって、何故かキャンプや旅行のサークルに入ってから。
年に数回旅行やキャンプに行くのです。毎回参加してはいませんが、干支一回り分旅行に行かなかった人からすれば劇的な変化です。
社会人になると金銭的余裕も出て来た事に加えて、『水曜どうでしょう』にハマった事もあり一人でも旅行に行くようにもなりました。
旅行に行くようになってから生じた変化
今でもなかなか言語化しにくいのですが、少なくとも、好きな日本茶に携わる仕事に就いたり、ヨガの先生になろうとは思わなかったと思います。
それに気づいたのはアーユルヴェーダを学んでからなのですが、自分の中でそれまでとは違う思考や感覚が生まれていたのです。
アーユルヴェーダではどう考えるか
・ヴァータ…軽い、活動的
・ピッタ……正義感、情熱的
・カパ………重い、動かない
インドでは古くから、全てのものがこの3つの性質を持っていると考えます。
アーユルヴェーダでは、生まれ持った質が増えやすく、それが心身に悪影響をもたらしうるので、増えすぎ無いように気をつけましょう、と考えます。
私の生まれ持った性質はカパです。そこへ加えて、家と学校の往復しかしないカパ質を増やす生活。じーっと同じところに留まっていればカパ質は増える一方でしょう。
更に母親は食事(特にお菓子)に対して執着というか拘りと言うか、とにかく食べます。甘いモノもカパを増やします。
母と離れ、旅に出るようになってから、少しずつヴァータ質が増えたのでしょうか。幼少期よりも社交的にもなった気がします。
しかしそのうち、諸般の事情でしばらく旅行に行かなくなってしまっていました。
金銭的な問題もあれば社会情勢的に移動が憚られる状況だったというのもあります。
何処にも出かけないとなると、気持ちも内向きになってくるのを感じました。家にいる時は誰とも会わず一日中寝ていたし、そうするとお風呂も入る必要あるのかな?と考え始める。
まぁ、あの頃はそれどころじゃないと言うのが内向的になった原因かも知れませんが。
気持ちが内向きになると、新しい仕事をしようという気持ちが起きなくなってしまったのです。
自分もやりたい、周囲からありがたい事に求められてもいる。
なのに動けない。変わりたい。
もう少しカパ質が減るような生活をすれば、何か変化するのだろうか。
そんな期待をしつつ、この文章を電車の中で書いている私なのです。
ここまでお読みいただきありがとうございます。
また、読みに来ていただけたら嬉しいです。
それでは。