ルールの曖昧性の分類 その2

ルールの曖昧性を見る上で、ルールにどのような文があるのかを列挙していきたい。

・ルールが一文一義で記述されている(通常のルール文章)
・どのような理由を問わず、文章に曖昧性がある
・ルールには記載されていないが、暗に示しているもの
・ルールに記載されておらず、デザイナーの意図すらわからない(ルールの曖昧性の分類 その1に述べたもの)

2つ目の文章に曖昧性があるのと、3つ目の暗に示しているもの、の差は大きくないかもしれない。語用論的には述べている内容を「述べていない」と言っているだけかもしれないからだ。
「花子は妊娠していない」という文に「花子は女性であり、妊娠可能である(閉経や子宮を摘出して妊娠する可能性がないわけではないなど)」という意味を含意しているのか否かである。
語用論では通常含意していると言われるが、叙述トリックとして解釈すると含意していないとも言える。

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