エインヘリャル Wayfinder Bestiary#53
エインヘリャル EINHERJAR
エインヘリャル CR 5 EINHERJAR
XP 1,600
混沌にして中立/中型の人間(ウルフェン人)5レベル・バーバリアン
イニシアチブ +3;感覚 暗視60フィート、鋭敏嗅覚;〈知覚〉+9
防御
AC 17、接触 12、立ちすくみ 13(+1回避、-2激怒、+3【敏】、+5鎧)
HP 60(5d12+20)
頑健 +4、反応 +4、意志 +4
防御能力 エネルギー放出に対する抵抗+4、直感回避強化、罠感知+1、アンデッドの種族特性;DR 5/斬撃:抵抗 [氷雪]10
攻撃
移動速度 40フィート
近接 高品質バトルアックス+14(1d8+10/×3)
特殊攻撃 激怒(13ラウンド/日)、激怒パワー(跳ね返し、 鋭敏嗅覚)
擬似呪文能力(CL 8レベル;精神集中+11)
常時—ファントム・スティード
戦術
基本戦術 激怒していないとき、エインヘリャルの一般データは、感覚 暗視60フィート;AC 19、接触 14、立ちすくみ 15(+1回避、+3【敏】、+5鎧);HP 50(5d12+10):近接 高品質バトルアックス+12(1d8+7);【筋】20、【魅】12;CMB+10;技能 〈登攀〉+12
一般データ
【筋】24、【敏】16、【耐】―、【知】8、【判】12、【魅】16
基本攻撃 +5;CMB +12;CMD 24
特技 《回避》、《鋼の意志》、《強打》、《武器熟練:バトルアックス》
技能 〈軽業〉+10 (+14跳躍時)、〈登攀〉+14、〈知覚〉+9、〈生存〉+9
言語 共通語、共通語、スカルド語
その他の特殊能力 高速移動、ヴァレンホールの炉床、肉と蜂蜜酒、アンデッドのバーバリアン
生態
出現環境 寒冷地
編成 単体
宝物 NPC用装備(ジャヴェリン・オヴ・ライトニング、オイル・オヴ・マジック・ウェポン×2、+1チェイン・シャツ、高品質バトルアックス)
特殊能力
アンデッドのバーバリアン/Undead Barbarian:激怒に入る能力を持つアンデッド・クリーチャーは士気効果に完全耐性を持つにもかかわらず、激怒から士気ボーナスを得る。激怒からの【耐久力】へのボーナスは、代わりにアンデッド・クリーチャーの【魅力】に適用される。
エインヘリャル(「孤独な騎士」)はウルフェンの名誉ある死者であり、その多くはヴァレンホールに到着した後、生命を取り戻された元リノーム諸王である。彼らは死ぬときと同じように全身にそして消すことのできない精神の火を持って現れる。一部のエインヘリャルはヴァレンホールでガードとして働いているが、他の者はウルフェンの人々を積極的に保護している。特に多くのエインヘリャルはウェンディゴとして知られる邪悪なクリーチャーを借り、北部全体に呪いを広める前に、人食いの霊を破壊や投獄する。
エインヘリャルの作成 Creating an Einherjar
「エインヘリャル」は生きている、実体のある人型生物に加えることができる後天性テンプレートである。エインヘリャルははここに記載されていることを除き、全ての基本クリーチャーのデータと特殊能力を保持する。
CR:基本クリーチャー+1
属性:中立にして悪、混沌にして悪を除いて任意
種別:クリーチャーの種別をアンデッドに変更する。HD、BAB、セーヴは再計算しない。
感覚:エインヘリャルは60フィートの暗視を得る。
防御能力:エインヘリャルはDR 5/斬撃(HDが11以下の場合)、あるいは10/斬撃(HDが12以上の場合)、[氷雪]に対する抵抗10、エネルギー放出に対する抵抗+4に加えて、アンデッドの種別から耐えられる全ての防御能力を得る。
特殊能力:エインヘリャルは以下の特殊攻撃を得る。
ヴァレンホールの炉床(超常)/Hearth of Valenhall:エインヘリャルは負の物質界からのエネルギーによってエネルギーを供給されているのではなく、始まりの世界との精神的な結びつきによって支えられている。正と負のエネルギーはクリーチャーとしてエインヘリャルに影響を与える。アンデッドを制御するあるいは影響を与える効果(コマンド・アンデッド呪文やハイド・フロム・アンデッド呪文など)は通常通りエインヘリャルに影響を与えるが、エインヘリャルはそのような効果に抵抗するためのセーヴィング・スローに+4の種族ボーナスを得る。
肉と蜂蜜酒(超常)/Meat and Mead:エインヘリャルが作りたての肉とアルコールを含む食事を消費すると1日1回、ヒーローズ・フィーストの利益を得る。エインヘリャルがヒーローズ・フィーストを消費した場合、攻撃ロールと意志セーヴへの士気ボーナスが2倍になり、エインヘリャルは呪文の持続時間の間、[恐怖]に対する完全耐性を得る。
擬似呪文能力:【魅力】が11以上のエインヘリャルは擬似呪文能力としてファントム・スティードを回数無制限に発動できる能力を得る(CL8)。エインヘリャルは一度に1つのスティードしか作成できない。
能力値:【筋力】+2、【敏捷力】+2、【魅力】+2:エインヘリャルは死ぬ前に得た加齢のボーナスを受け取るが、ペナルティはないアンデッド・クリーチャーとして、エインヘリャルは【耐久力】値がない。
技能:種族ヒット・ダイスを持つエインヘリャルは、種族ヒット・ダイス毎に4+【知力】修正値の技能ポイントを持つ。
ヴァルキリーとエインヘリャル Valkyries and Einherjar
上記のエインヘリャルはヴァルキリーによって運ばれた来訪者のチャンピオン(Bestiary 4のエインヘリヤル)とは異なる(訳注:異なることを示すためにEinherjarはエインヘリャルとしている)。ほとんどのエインヘリャルは戦場で死亡し、葬儀の際に灰の中から蘇るが、魂を外方次元界へと導くヴァルキリーの訪問を受けていない。
ヴァルキリーに遭遇したエインヘリャルは、アンデッドの戦士の存在を不快に感じ、ヴァルキリーは衝突していない場合は距離を保ち、戦闘中は他の敵よりもエインヘリャルを排除するように最善を尽くす。
まれにエインヘリャルにヴァルキリーが遭遇し、悲痛な叫び声を上げることがある(エインヘリャルが見えなくなるまで恐慌状態として扱う)。
理由は不明だが、そのヴァルキリーは戦士の魂を最後の休息に導く運命であったが、それに間に合わなかったのではないかと推測されている。
エインヘリャルと信仰 Einherjar and the Faithful
エインヘリャルは名誉ある支社であり、ウルフェンの中で、戦いでの勝利と死に直面した恐れのないことで祝われた者たちである、しかし名誉を与えられても、彼らがアンデッドであり、多くの異なる神格の信者と存続について意見を持っているという事実は変わらない。
ファラズマ:墓所の貴婦人の司祭はエインヘリャルは他のアンデッドと変わらないと考え、破壊を求める。しかし司祭たちが通常行っているアンデッドとの戦い方の多くは、エインヘリャルには効果がない。エインヘリャルは生きている盾の味方の支援を受けているが、ウルフェンの戦士の共同体全体がエインヘリャルの側で戦ってくれるわけではない。
共に戦ってくれるウルフェンの戦士の共同体もある。最終的にはファラズマの教会の最も過激なメンバー以外は北の大地の怒りを買うよりもエインヘリャルを見て見ぬ振りをすることを選ぶ。
カイデン・カイリーエン:カイデン・カイリーエンが神であったよりも遥かに長い間、エインヘリャルは存在していたが、一部の部外者(酔いどれ英雄の信者を含む)は彼がエインヘリャルの作成に責任があると信じている。実のところ、多くのエインヘリャルがカイデン・カイリーエンに乾杯することを望んでいる一方で、孤独な戦士の信念はウルフェンの信仰の全域に及んでいる。
The Eldest:北の王たちは、リノームを打ち負かし、頭をトロフィーとして差し出すことで王冠を獲得する。この行為は全てのリノームの父であり、始まりの世界のEldestの一柱Ragadahn the Water Lordの怒りを買う。Ragadahnの他にもエインヘリャルはEldestと関係があると思われているが、推測の域でない。始まりの世界とヴァレンホールを隔てる薄い壁には、彼らの姿を動かすエネルギーが仕込みんでいるが、ホールに到着した名誉ある死者の中からどれがエインヘリャルとして蘇るかを選択する指揮力がある。
By Robert Little (Wayfinder #6)
Art by Tyler Clark
@カゲシタの場
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