ルールの曖昧性の分類 その1

ルールの文章に曖昧性はどうしても生じてくる。
一応断っておくが、一文一義で曖昧性はない方が良いというのには、私はかなり反対である。

ボードゲームをやっているとよく遭遇するが、この状況において「どのように運用したらよいかわからない」ということがある。
例えば、ライブラリがなくなった際に、捨札を切り直して再びライブラリとするのか、そのままカードを引く効果は発生しないようにするのか、がルールに書かれていない場合である。
そもそもTCGと、ボードゲームやTRPGで何が違うのかというと公平性の担保をどこが、どこまで担うのかである。
TCGの場合、特に競技性の高いものの場合、全プレイヤーで公平にしないといけないため、ルールにすべての状況を書いておき、さらに疑問点が生じた際にはジャッジに判断させる(プレイヤー同士ではなく)が発生する。
一方で、TCGでもボードゲームであっても競技性の低いものの場合、その場にいるプレイヤーが協議してルールを決めるということができる。
TRPGでは
・Your DM is always right.
・GMはすべての最終的な決定権を持つ

とよく言われるが、TRPGでは「ルールブックに記載されていることが面白くなかったり、意味不明だった場合に、ユーザーが勝手に決めて公式の見解など無視しても良い」ということを暗に示している。


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