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事に当たって動じない態度は信頼感を、増すはず?

 険悪なムードが流れていたが、久しぶりに見た笑顔が、全てを語っていた様に思う。
 突然、こちらから送る全てのメールが「既読スルー」になり始めたときは不安に駆られた。
 このまま立ち消えになってしまうのだろうか?
 と、夜も眠れぬほどだった。しかし、友人たちの私に対する態度を分析している間に、「既読スルー」の意味が見えてきた。多分、100%間違いない。信頼して話した相手が、信頼に足る人間ではなかったのだろうと、客観的状況から推測できた。
 一時は、彼を問い詰めつやろうかと気持ちが昂ったが、思いとどまった。逆効果にしかならないと判断したからた。
 ここは、私も「既書スルー」に徹することが最上策だと判断した。一つの事象で気持ちを昂らせて周囲を混乱に落としめるのは、決して上策とは言えない。その瞬間は気持ちがおさまるかもしれないが、後で後悔することは火を見るより明らかである。この状況での上策は、「既書スルー」である。そのことは返って好印象を与えるに違いないと判断した。さらに、事に当たって動じることのない対応は、信頼感を感じてもらえるに違いないとも判断した。
 久しぶりに目と目が合った時の笑顔を見た時、確信に変わった。私のとった対応は、間違いなく彼女に信頼感を与えたに違いない?

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