語学の話
留学に行くためには、何より語学が必要だ。私の大学では、留学のためにはIELTS(アイエルツ)という語学試験を受験して一定の成績を収める必要がある。IELTSは、International English Language Testing Systemの頭文字語(acronym)である。この試験の特徴は、Reading、Listening、Writing、Speakingの4技能、すべてが試験されることにある。TOIECだとR&Lを受験する人がほとんどだろう。TOIECはビジネス英語の習熟度を測るのに用いられる一方、IELTSは大学生向けのAcademic moduleと、イギリス連邦圏への永住も目指す人向けのGeneral Training moduleとがある。私が受験したのはもちろんAcademic moduleである。
満点は9.0点で、0.5点刻みの評価がつく。4技能すべてが9点満点で採点されて、その4つの平均がOverallとして個人の成績になる。平均をとった時に0.25がでたら切り上げるのか切り捨てるのかについては、私はわかりません。(そういう成績になったことがないので…)さすがに0.125は切り捨てて、0.375は切り上げるのかと推測していますが、これも自分の成績でそういう点数になったことがないのでわかりません。
裏取りがされていないため、信頼できる情報源ではないのだが、Wikipediaによると、日本の受験者の平均は2017年はアカデミック・モジュールが5.81だそうだ。私の大学では、6.0が最低ラインとして設定されている。イギリスの大学だけ厳しくて、6.5あるいは7.0が必要になり、さらにOverallのみならず各項目にも細かい要件が加わる。具体的には、Overall6.5かつそれぞれの項目で5.5以上、という大学と、Overall7.0かつそれぞれの項目6.5以上という大学がある。
さて概要についてはこれくらいにして、次回からは各項目の対策などについて述べていく。