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銀魂はなぜ謎を残して終わったか
完全に妄想ですので暇つぶしがてらお読みください。100回ほど銀魂を読み返してもなおもやもやする方へ、一読者としての感想を書きます
個人的な事ですが、銀魂のもやもや感想をnoteに残そうと思ったのは、書評に2度救われた経験があるからです。
感想も書評も分析も二次創作と捉えていますが(アニメも映画もグッズも二次創作派の原作厨です)、感想を共有する事で新たな解釈を生むのも楽しみ方の一つかと思います。
銀魂ラスボスの謎を整理する
銀魂の重大なネタバレを含みます。
以降批判的な内容も含まれますので、銀ノ魂篇にもやもやしてる方のみお進みください。
虚は千年前に生まれた。(77巻)
幽閉後殺戮を繰り返す。(66巻)
虚は500年前に朝廷に捕らえられた。(66巻)
朝廷は虚を暗殺組織奈落に任命。(66巻)
虚は奈落始祖となり為政者に仕えてきた。(62巻)
泰平の世に奈落は中央を追われる。(44巻)
奈落首領である松陽が朧(少
銀魂の基本構造を考える
銀魂の重大なネタバレを含みます。
66巻で将軍暗殺篇(と神楽の兄ちゃんを掘り下げる話)はかなり早い段階で考えていたというsrc神の発言と、蓮篷篇が天鳥船と同じプロットである事を考えると、将軍暗殺篇以降の各篇は別々に考えられていたと推測します。
大まかな時代の流れ(基本軸)は天人襲来→幕府による天人受入(開国)→攘夷志士による討幕(失敗)→将軍家内乱→(真選組解体)→将軍職廃止と新時代の幕開け。
不祥事篇における長谷川泰三の役割について。メタ視点から。
銀魂の重大なネタバレを含みます。
長谷川さんがキャラではなく概念として扱われてたのではと仮定すると、不祥事篇の読み方が結構かわります。やっぱりあの夜K点超えは長谷川さんでなければならなかった必然があると思います。
裸の婆(ドッキリ)、弄ばれた女達(ドッキリ)、空気嫁(非人間)、そして本当に本番のあった38歳無職男性。非実在青少年へのアンチテーゼとすれば長谷川さんとの本番行為というのが1番強烈な
マダオ観察日記はなぜ生まれたか
銀魂の重大なネタバレを含みます。
マダオ回のおそらく最高峰である観察日記。
これも長谷川さんが1キャラクターとしてのストーリーを動かせなくなった結果できたものかもしれません。
まず子供がおじさんを観察するというシチュ自体が強烈にシュール。これだけでお腹いっぱいのギャグなのですが、いつものマダオとは違う絶望のリアルさが読者を不安定にさせます。
そして唐突に大五郎の日記が純文学へスライドします
アルタナ解放軍侵略における長谷川泰三の必然性について
銀魂の重大なネタバレを含みます。
銀魂の主軸は万代屋の物語で、背景として村塾および攘夷戦争が存在します。長谷川泰三は村塾や攘夷戦争には全く関わりのない、完全にかぶき町の1住人です。にもかかわらず、宇宙大戦では将軍や攘夷志士に混じって宇宙に飛び立ちます。
なぜ天鳥船に長谷川泰三がいなければならなかったのか。
村塾も攘夷戦争も将軍の終わりも全て前時代の戦いの物語だからです。
銀魂のなかでは村塾も
なぜ長谷川泰三が銀魂最終回で○○だったかについて
銀魂の重大なネタバレを含みます
【前提】当初の設定が長谷川さんは元々万代屋メンバー想定だった、かつモデルが鬼平である点からの妄想です。鬼平は母親と死に分かれて波津という継母にいびられて育ったらしいです。モデルがそのまま銀魂の世界にはならないのですが当初の設定には多少影響してるのかなと妄想してみました。
当初万代屋メンバー想定であった長谷川さんが万代屋から外れてしまった時点(原作2話)で、長谷川