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ヘアドネーション。

先月下旬に5年半掛けて伸ばした髪の毛を40cm寄付したのだが、その後、何人かから理由を訊かれたので言語化してみようと思う。

一言で理由を述べるなら『自己満足の為。』なのだが。😅

そこに至るまでの経緯などを...。

約20年前の『セカチュー』ブームを覚えて(知って)いるだろうか?
丁度あの頃、4つ下の従弟が白血病を発病→入院・闘病→寛解・退院→再発・闘病→亡くなる
2年半の間に起きた出来事。
この時、「出来ることなら代わってあげたい」でも無理だから、
「自分にも何か出来ることはないだろうか?」と献血したり骨髄バンクに登録することで間接的に支援...。と調べてみたら、
産まれてすぐに輸血歴があり出来ないと知り、「血すら役に立たないのか...。」と軽く絶望したり...。
(他の理由とかも含めて出来ない人がたくさん居るのは解ってはいるけど、自己肯定感が最大に低かった頃でしたので...💦)
↑丁度この頃、職場の上司に『お前、耳悪い(難聴)だけじゃなくて目も悪いのか、どうしようもないな⁉️(笑)』等言われたりもしていた。😂


そして、時は流れ従弟が亡くなってから約8年後...
その従弟の父である母方の叔父が白血病を発症→ 入院・闘病・骨髄移植→寛解・退院→約3年後に再発→入院→亡くなる

この時には実家を出ていたので、後から話を訊く事しか出来なかったのだけど、やはり何もできない自分が歯痒かったのを覚えています。

その1年半後位に職場の同僚の人がバッサリ髪を切ったので訊いてみたら、
『ヘアドネーションをした』との事で、その時初めてヘアドネーションなるものを知り調べてみて、
「もうちょっと早く知りたかったけど、これなら自分でも役に立てるかも。」と髪を伸ばす事を決意。
途中、ケアが面倒くさくなったり、『ヘアドネーションは意味がない』とか『ヘアドネーションの必要のない世界を目指すべき』等と書かれた記事を目にしたりして挫折しかけたりしたけども。
当事者である叔父の嫁さんが従弟が亡くなった後に書いた手記を読んだ感じからは、周りの視線が気になるというより、病気になってからそれまで普通に存在してた物が無くなる事(無くなった事)を怖がったり嫌がったりしてる印象だった。
(従弟が再発するまで骨髄移植を考えなかったのもその辺りが理由)
ので、ヘアドネーション自体も喪失感を埋める事を求める人がいる限り無くならないと思う。

自分が寄付した髪の毛がどれだけ役に立てるのかは解らないけど、少しでも必要な人の役に立ててるといいなぁ。
(伸ばしてる間にかなり白髪増えてしまった💦)

駄文、最後まで読んで頂きありがとうございます。(*-ω人)

伸ばし始めて半年。
伸ばし始めて1年9ヶ月。
伸ばし始めて3年半。
伸ばし始めて5年半。
切った髪。
40cm切った。

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