AIイタコ、AIきりたん使い方
データベース制作プロジェクトで快挙を成し遂げたイタコ姉さま。
データベース自体はまだ制作中だが一足先にNEUTRINOが完成し、AIイタコが生まれた。AIきりたんと並び音声ディープラーニングで自然に歌える音声ソフトとなった。
今回はエンジニア目線でNEUTORINOを使ってみた。
・機械学習に興味がある
・音声ディープラーニングに興味がある
・東北イタコ、きりたんがスキだ
って人が対象で、音楽制作者からすると少し読みにくいかもしれない。
音声制作の流れ
イタコ姉さまはキツネに取り憑かれているということで、「こぎつね」を歌ってもらった。
制作の流れは
・MuseScoreを使って楽譜を作成する
・NEUTRINOを使って音声を推論する
Musescoreのインストール
まずは歌詞を作るためNEUTRINO公式が推奨しているMuseScoreをインストールする。
今回はVer.3.5を使用する。使い方は同サイトのハンドブック3に記載されているので、わからないことは随時確認する。またVer.2.x用のハンドブック2があるため混同しないようにする。
歌詞の作成
MuseScoreを使って歌詞を作る。
自分は「ト音記号」、「ヘ音記号」、「小節」などの言葉も知らなかったため、解説を見ても何を言っているかわからず苦労した。
何とかして「こぎつね」の歌詞入りの楽譜を作ることができた。
楽譜が完成したらMusicXML形式でエクスポートする。
ファイル > エクスポート
ファイル名は「Kogitune.musicxnl」とした。
NEUTRINOでの推定
NEUTRINO公式からOnline版のzipをダウンロードし、自分のGoogleドライブにアップロードする。
drive/My Drive/Colab Notebooks/NEUTRINO
作製したファイルをGoogleドライブにアップロードする。
drive/My Drive/Colab Notebooks/NEUTRINO/score/musicxml
NEUTRINO.ipynbを開いて4番目の章のセルを修正する。
BASENAME=Kogitune
ModelDir=ITAKO
細かいや変数についてはこちらを参照
Outputフォルダを確認するとKogitune_syn.wavとKogitune_nsf.wavが出力されている。
これで音声データは完成した。
さらに加工したい場合
今回自分はTwitterにアップロードするため、「ペイント」で静止画を作成し、「フォト」で静止画と音声をくっつけてMP4形式に変換した。
もしニコニコやyoutubeにアップロードしたい場合は、それ以上の動画編集技術が必要になってくる。
また「こぎつね」のような簡単な民謡ですら、歌詞を作ることに苦労したので、数分の曲を作ることはとても根気のいる作業になる。
AIイタコが出てからものの数時間でたくさんの曲がアップロードされていて製作者さまには感謝感謝。