マッチョでもわかるBlender~オートリギング~
リギングとは作製した3Dモデルに動きを与えるため工程である。
本気でやろうとすると人体工学を深く学び、人体っぽく見せるように細かく設定していかなければいけない。
とても根気のいる作業だが、今回は自動でリギングしてくれる簡単ツールを使って簡単にリギングをしていきたいと思う。
Mixamo
Mixamoとは自動でリギングしてくれるサイトである。
事前に登録が必要だが無料で使うことができる。
サイト内にはいくつかのキャラクターやアニメーションがありこれらも無料で使うことができる。
メリット・デメリット
メリット
・自動でボーンを配置してくれる
・自動でウエイトを塗ってくれる
・1分前後で完了する
デメリット
・指など細かいところがまれに破綻する
・人体のみのに特化しているため髪、スカートなどはできない
・補助ボーンも設定できない
人体の素体のみに特化したリギングツールであり、ベースをこれで作ることでかなりの時間短縮になる。
細かいところは気にしないもしくは修正できる人にとっては最高のツールである。
またロボットのような無機質なものを作りたい場合は自分で0、1で設定した方がよい。
使い方
事前にリギングしておきたい3Dデータを準備しておく。
※OBJ、FBX形式可
サイトにログインし、「UPLOAD A CHARACTOR」からデータをドロップ
モデルデータを確認して「NEXT」
必要な情報を設定し「NEXT」をおして実行
完了したら「NEXT」をおして元のページに戻る
リギングが完了したら「DOWNLOAD」
ダウンロードの設定は各自任せるが、デフォルトのままでOK
調整
Blenderにインポートし状態を確認する。
指のウエイトがおかしい場合があるためここは各自修正する。
オートリギングで気に入らない箇所があれば、自分で設定した方がいいかもしれない。
また素体以外(髪、スカート)は各自設定を行う。