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実績0→1にするのが最初の難関だったりする
こんにちは!イラストレーター兼動画クリエイターの無印かげひと(@kage86kagen)です。
今回は、「実績0→1にするのが最初の難関だったりする」について紹介したいと思います。
フリーランス全体に通ずる話ですが、特にイラストレーターや動画クリエイターなどクリエイティブ業に参考になるかもしれません。
なぜ「実績」が必要なのか?
「実績」というのは、趣味の範囲でイラストを描いたり動画編集をする時には、ほとんど意識することが無いであろう言葉だと思います。
実績を意識して趣味でイラストを描いている人なんて、周りの友達はおろかSNS上でもそうそういないのではないでしょうか?
しかし、趣味を飛び超えて絵描きや動画編集を「仕事」にしていく場合、実績は一転してかなーーーり重要な要素になってきます。
フリーランスの先輩方の意見を見ると、
「フリーランスのイラストレーターなどで駆け出しのクリエイター業の人が真っ先にやるべきことは、実績を作る事だ!」
…とも言われているほどです。
では、なぜ「実績」が重要になってくるのでしょうか?
それは、「本当にイラストで仕事をしているのか?」という依頼者の不安を消すための”証”、いわゆる「信頼性」を証明するためです。
(この場合、この人は本当にイラストで仕事をしているのか?本当にイラストを描いてくれるのか?最後まで描き切って納品してくれるのか?お金を持ち逃げしないか?といった方面の”信頼性”を指します。
仕事にする場合、絵の上手さよりも”信頼性”が重要です。)
例えば下記のように、イラストの依頼を募っているイラストレーターが2人いるとします。
①実績はまだ無いけれど、イラストのお仕事募集中!
②過去に「似顔絵」や「Vtuberのサムネイラスト」などのお取引きを何件か行ったことがあります。イラストのお仕事募集中!
依頼者の立場から見ると、どちらの方に依頼をした方が”絶対納品してくれる”と思えるでしょうか?おそらく②のイラストレーターだと思います。
こうしてみると、イラストで仕事をしていくためには「実績」がかなり重要になってきます。
雑知識ですが、数年前の某クラウドソーシングサイトでは、「無料」で取引できるところもあったそうです。
依頼者は代金を一切支払わなくてもいいですし、仕事をし始めたばかりの受注者は「依頼者が気軽に依頼してくれる→実績を楽に増やせる」という事に繋がり、両者win-winで取引できるからだそうです。
いかに実績が重要かが見て取れる出来事ですね...。
まずは実績を0→1にするのが最初の難関
でも、よくよく考えると、イラストレーターになったばかりのほとんどの方は「実績」がゼロだと思います。
そりゃそうですよね、これからイラストを描いていく仕事を行うのだから、イラストに関する実績がゼロなのは当たり前な事です。
なのに、「実績が無いと仕事が来ないよ」と言われたら、「え、じゃあ、どうすればいいの?イラストレーターとして仕事を始めた時点からもう”詰み”じゃん!!」と思われる方もいるかもしれません。
これを逆に考えると、実績を1つでも持っていると、その後のイラストの依頼の募集や営業のハードルが結構低く見えてくるものです。
実際に私も経験したのですが、イラストレーターを始めて数週間は実績0のままでした。ですが、クラウドソーシングの公開依頼に募集し続け、見事採用して頂いて実績が「1」になった後は、結構とんとん拍子でお仕事を頂けるようになりました。
(でも期待させておいてなんですが、私の場合、その後1ヶ月に1,2件ペースでしかイラストの仕事をもらえず(しかも全部こちらから営業)、それが1年間ほど続くことになります。
”仕事のツテも繋がりも無し”でフリーランスを始めるのは、本当に厳しいと知りました…)
話を戻しますと、「実績を0→1」にすることがフリーランス駆け出しの最初の大きな壁であり、試練といっても過言ではありません。
まずは、仕事を1回経験する事を最優先に行動していきましょう。
じゃあ最初の実績を獲得するためにはどうすればいいのか?
じゃあ、一番始めのお仕事を得るためには何が必要なのでしょうか?
簡潔に言うと、「ひたすら営業をして、仕事をもぎとる」事が大事になってきます。営業から仕事に繋げていくしか他ありません。
「もしかすると、超有名な人から声がかかってそこから仕事に繋がるかも...!」といったように、”運”に身を任せて仕事を得ようとする方もいるかもしれませんが、所詮は”運”です。いつ起こるかまったく分かりませんし、来ない事もあります。
行動したり努力をした上で”願掛け”するならまだしも、基本的には運に頼ることなく地道に営業していきましょう。
この「営業をして仕事をもぎとっていく」についてですが、以前の私の記事で「営業」についてをまとめたものがありますので、そこから引用して「営業の方法」について例を紹介したいと思います。
まずはこれらの営業(自分に合った方法を選んでね)を根気強く試してみてください。そうすれば、早いうちにお仕事の依頼が来るかもしれません。
自分が仕事をしたい相手(個人、会社)に、電話やメールを送る
持ち込み営業を行う
ポートフォリオを作る、またはポートフォリオサイトを作る
クラウドソーシングサイトに登録する
「イラストレーターズ通信」などのイラストに特化したコミュニティ、団体、エージェントに加入する(受注者と発注者をマッチングしてくれるサービスのこと)
SNSで頻繁にイラストを投稿する(文末や別ツイートなどに「イラストの依頼募集中!」とつけると尚よし。簡単で小さな行動かもしれないけれど、これも営業の一種になり得る)
素材サイト(ストックサイト)に登録し、イラストを投稿する(絵柄が購入者の目に留まって、それがきっかけでダイレクトで依頼される…という事象が結構多い。そこで仕事をもらえればこれも”実績”になる)
イラストコンテストに応募する(コンテストで入賞以上になれば、自分のイラストが「営業」をしてくれる。コンテストは「公募サイト」で検索すればいっぱい出てくる)
知人に売り込む(その知人から依頼が来たり、知人が違う知人に自分を紹介してくれることも起こり得る)
この中で一番簡単なものを上げるとするなら、「知人に売り込む」かもしれません。
気軽…とは言えないけれど、気軽な感じでイラストを売り込むことができますし、逆に「お代はいらないから似顔絵を描かせて欲しい!」と持ち掛けるのも一つの手段だと思います。
これらの営業を行っていき、まずは実績を0から1にしていくことが大事です。
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回は「実績0→1にするのが最初の難関だったりする」について個人的な見解を記してみました。
絵描きを仕事にしていく場合、「実績」は非常に大切な要素になってきます。
特にイラストレーターの成り立ての頃は、いかにして実績を0→1にするかが最初の大きな壁だったりします。
今回記載した営業方法は一例ですので、これらを参考にして頂ければ幸いです。
イラストレーター成り立ての方は、これからの活動のモチベーション持続や不安を解消させるためにも、なるべく早めに最初のお仕事をもらえるよう頑張ってみてください。
最後までご覧頂きありがとうございました!
それでは!