ホラー映画記録①「三茶のポルターガイストを観た感想」
※あくまで個人的感想です。ご了承ください。
先ず、大幅にネタバレしない程度の感想ですが、未視聴の方は観てから読んでいただくことをおすすめします。
映画というより、
ドキュメンタリーに近い
ルポ
のようなつくりだなと思いました。
原作を読んでいる方は、ご存知でしょうが、
Yプロダクションのビルで起きる怪異現象について
いろんな分野の専門家に現象を確認してもらい、または説明し、
①なぜ怪異が起きるのか ②人為的に起こすことは可能か
一連の現象について検証する実験的映画でした。
単に、恐い筋立てのドラマを100%作って、
実話に基づいてつくるのではなく、
現場にはりついて、実験、検証をしていく
より
実話性
を求めた構造になっていた。
①怪異の正体 ②怪異の発生場所 ③怪異の種類
以上の三点がより明確になって、
少しずつ段階的に怪異の表層を粗削りしていき、怪異の造形を化石を発掘するように徐々に削り出す仕組みであり、
それがどのような怪異なのか、なぜそんなことが起きるのか、までを視聴者に問いかけるような内容として私は、受け取った。
根底にあるのは、
リアル
を求めた結果だと思う。
幽霊の描写もとても生々しく、
いくつかの映像は生感がすさまじく、
本当の恐怖はああいったものなのだろうと
再認識した次第である。
本物を久々に見て背筋が寒くなりました。
恐い。
その一言に尽きる。
2024 9/24 (日)
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