ゆるゆるかわいい? ブロックチープトイ
探し物中、持ち上げるとずっしりカシャカシャ音をたてる缶を発掘した。
カポンッと開けた中身はこちら↓
レゴブロックを意識しつつも、独特のアレンジ力が発揮されているなんともチープな作りのブロックトイ。
いつ集めたのか思い出すと… ん? 15〜17年くらい前になる!?
そんなひと昔前、100円ショップでこのおもちゃを見つけたのです。 片手のひらに乗る大きさの紙箱入りで、シリーズごとに数種類のセットがあり、遊園地セットだのイカダで釣りセットだのさまざまなシチュエーションのものがあった。
一ヶ所の店舗で全種類集めたと思っても、別の店舗へ行くと見たことのないシリーズのセットが並んでいたりするし、すでに売れてしまっていたセットを求めてあっちこっち探しまわったりと、かなりはまっていた。 同じ時期に雑貨屋ではこれのプラケース入りでピース数が多い物も売られていたけど、そちらは未購入。 レゴのピザショップもどきのセット、買っておけばよかったな。
このブロックトイの一番の特徴は、ブロック同士をかみ合わせる突起部分がまるでワッフルのような格子状になっているという点。 これが大変、遊びづらい! 組み上げたブロックは容易にポロッポロ外れるし、逆にまったく突起がはまらない部分があったりで… うん、想像通りのチープ・クオリティ。
細かなパーツも大変ユニーク。 鉢植えの植物なんて未知の惑星から輸入したもののようだし。 置いておいたら次の日大変なことになっているたぐいのものとしか思えない。
不味そうなまっ白フライドチキンはなんでこんな色にしたのかとずっと思っていたけれど、描いている時に気がついた。 もしかして揚げる前の小麦粉をまぶした状態を表している!? 調理過程のおままごとが楽しめるということか? 今まで作った方の感性をうたがっていてごめんなさい (本当に小麦粉まぶしたチキンでいいんだよね???)
うっかりひっくり返すと拾い集めるのが大変なフライドポテト、ブロックを組み立てる時に何度もひっくり返したっけ。 で、散らばったものを集めようとすると、すでに組み上がったブロックの部分をくずしちゃったりするのですよ… 。 そのくずれた部分を直そうとするとまた別な場所がポロッと……… っあーーー!!!
気に入ったものは飾って楽しんでいたっけ。 … フライドポテト? セットを完成させたら即、ソロ〜ッ… とつまんで片付けました。
なかなか小物類が充実しているこのブロックトイ、中でも気になる存在はこちら↓
ブロック的な要素の作りがない釣り竿&魚。 絶対これブロック用のパーツとして作られたものではない、というか私は知っている、子供の頃もっていた『魚釣りゲーム』のものだし! (回転する丸い池のような台にこの魚を入れて、磁石付きの竿で魚を釣り上げるおもちゃ) 大人になってから意外なところで再会。
ぜんぜん違うおもちゃをパーツとして取り込んでしまうおおらかさはまるで、子供がさまざまなおもちゃをゴチャまぜにして遊ぶ様子を思わせ微笑ましくもある。
このチープなブロックトイは、いろんな意味でゆるいのだった。
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