地図読み講習2days(積雪期バージョン)
やって来ました、立山町のカフェ、AREさんの離れ小屋「カガワハウス」。
さあ、まずはここでコーヒーを飲みながらリラックスしつつ座学で地図読みの基礎を学びます。
いまどきGPSがあるのに、どうして地図読みが必要なんですかね?
まずはそんなお話から入っていきますよ・・・。
この写真では色々書き込むのでプリントアウトした地図ですが、何度も行くエリアの地図は、いわゆる「本紙」を推奨しています。
紙自体の強さ、耐水性、見やすさなど、総合的に見て「本物の」地図が良いとボクは思っています。
さあ、まずはコンパスの基本的な使い方を習います。
その後、山中へ。
積雪期の地図読み講習が良いのは、登山道が雪に消されるからです。
雪がない時期の地図読みは、時にやぶの斜面に突っ込んだりしますが、やはり単純にヤブが不快ですし、見通しもあまり効かずストレスも感じます。
積雪期の安全なルートは、基本、尾根を追うのが定石ですが、そう教科書通りにはいきません。
今まで通ってきた尾根が雪の斜面に収束されたところで「さあ、どっち?」
地形的に平坦であまり特徴が無い場所でも、ここまでの現在地把握と地図に書き込んできたこの先の地形的特徴、あるいは植生なども組み合わせて、「複眼的に」予想すると良いですよ。
「次は、こっちだ。」
最後に少しだけルートを外しましたが、概ね良好でしたね。
基本通りにやれば、地図読みも決して難しいものではありません。
林道に出て、講習終了。
今回のお客様のように、「学ぶ者としての謙虚さ」があれば、必ず登山者として成長できます。
今日はお山も、暖かい日差しでしたね。
おつかれさまでした!
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