西穂高岳(残雪期)のガイディング。
新穂高ロープウェイで標高差1000mを一気に上げながら、西穂高岳のピークを望む。
純粋にかっこよい「トンガリ」だ。
西穂山荘とテント場。
春の陽光をさんさんと浴びて、空気もやさしい・・・。
翌朝も快晴!
お客様はこの冬の八が岳山行もことごとく晴れで、「晴れ女っているんだなー」としきりに感心しながら登り始める。
独標着。(後ろは笠ヶ岳)
独標と書いて(どっぴょう)と読む。
なんでも、「独立標高点」の略称らしいですね。(今調べました)
ここから先は、登山者の数もグッと減る。
危険個所をロープで確保しながら進むと、下からはきれいな三角形に見えていた「ピラミッドピーク」に着く。教科書のような分かりやすい標識だ。
右奥には、奥穂高岳の雄姿が見えてきた。
快晴無風、絶好のコンデイションのなか、西穂高岳登頂!
標識の真上には、尖峰・槍ヶ岳。
右奥には前穂高岳。吊尾根を経て、左に奥穂高岳。
こんなに天気が良いと、この先の稜線にも進んでいきたくなるような気分だ。
気を取り直して、下降に入る。
向かいの雪壁は、左側が痩せてきている雪庇。
日射の影響を受けて、雪は緩み始めている。
安易に朝のトレースを追うのは危険だ。
無事西穂山荘に着くと、名物の「ラーメン」をいただく。
醤油と味噌の二つの味があるようだが、「醬油ラーメン」を注文した。
がしかし、その後の店員さんと客との会話で
「味噌がおススメっす!」
という声が聞こえてきて、心の中で静かに後悔。
細いちぢれ面で、美味しゅうございました。
下山後はここ、「ひらゆの森」がルーティンワーク。
大人600円の低価格で、湯の花舞う源泉露天風呂が満載のここは、登山で疲れた心身を癒すのに最高です。
遅めの桜が咲き始めた奥飛騨路を、満ち足りた気分で富山へと帰ってゆきました・・・。