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お金2.0 新しい経済のルールと生き方 佐藤航陽
●お金や経済の在り方が変わり、それに連動して働き方も変わっている。
→新しい経済が始まっている
・
●お金とは何か?
→価値の保存、尺度、交換の役割がある
●お金の正体(お金の歴史や経済)テクノロジーが変えるお金のカタチが書かれている
●価値主義とは何か?
→資本の根源に価値がある。お金は価値をカタチにしたもの。お金だけを増やす資本主義ではなく、その根底の価値にフォーカスし増やしていくこと
→ 「価値」とは商品のようなものであり、「お金」とは商品の販売チャンネルの1つみたいなものです。
●資本主義が考える価値あるものと、世の中の人の考える価値あるものの間に大きな溝ができており、それが多くの人が違和感を持つ原因です。
→お金の存在が一人歩きしている状態。根底にある「価値の保存」ができなくなってきている。多様化により
●お金が価値を媒介する唯一の手段であったという「独占」が終わりつつあるということです。価値を保存・交換・測定する手段は私たちがいつも使っているお金である必要はなくなっています。
●ネットの普及で自分の価値をどんな方法で保存しておくか選べるようになってきています。
→SNSのフォロワー100万人など
●今後は、可視化された「資本」ではなく、お金などの資本に変換される前の「価値」を中心とした世界に変わっていくことが予測できます。
→資本主義から価値主義へ
● 資本主義の欠点を補った考え方、価値を軸として回る社会「価値主義」
●価値主義における「価値」とは経済的な実用性、人間の精神にとっての効用、社会全体にとってポジティブな普遍性の全てを対象にしています。
●価値は3分類される
①有用性としての価値
→「役に立つか?」という観点から考えた価値
②内面的な価値
→愛情・共感・興奮・好意・信頼など、実生活に役に立つわけではないけど、その個人の内面にとってポジティブな効果を及ぼす時に、価値があるという表現を使います。
③社会的な価値
→個人ではなく社会全体の持続性を高めるような活動も私たちには価値があると表現します。
●資本主義の問題点は①のみを価値として認識して、その他の2つの価値を無視してきた点にあります。
●ベーシックインカム導入後のお金存在
→お金のコモディティ化を急速に推し進める一手になる。お金に依存しなくても最低限の生活ができるから
●既存の経済と新しい経済。優劣や比較するのではなく、併存し得ることを理解し、個人が自分に最も適した経済を選んでいくという「選択」があるだけです。
●シェアリングエコノミーやブロックチェーンのように分散を促す技術によってサービスは分散していきますが、一方で経済システム自体も多様性が生まれて分散していくという「二重の分散」が進んでいくことになります。
●マズローの五段階欲求で言えば、最上級の自己実現の欲求のさらに先の欲求、社会全体の自己実現を助けたいという利他的な欲求が生まれてきてきます。
●金銭的なリターンを第一に考えるほど儲からなくなり、何かに熱中している人ほど結果的に利益を得られるようになります。
お金2.0とは、現在の「お金」という概念が大きく変わるものでした
お金とは価値の保存、尺度、交換の役割がありますが
現代のお金として価値は、
①有用性としての価値
「役に立つか?」という観点から考えた価値しかない
これからの時代は、
②内面的な価値
→愛情・共感・興奮・好意・信頼など、実生活に役に立つわけではないけど、その個人の内面にとってポジティブな効果を及ぼす時に、価値があるという表現を使います。
③社会的な価値
→個人ではなく社会全体の持続性を高めるような活動も私たちには価値があると表現します。
このような価値も価値として、カタチにできる時代になったんだと感じました。
(SNSのフォロワーやNPOの活動など)
また、多様化により既存の経済も新しい経済も「選択」し併存できることも良いと思いました
全員一緒ではなく、「選択」できる社会
金子みすゞさんの
「みんなちがって、みんないい」の世界がすぐそこまできてるのかなと思いました