行動を作ってモノを売る
今回お話するのは、人の行動を作って、モノを売る考え方のお話です。
前回のお話は人の行動を予測してモノを買ってもらう行動マーケティングのお話でした。
今回は行動を作るお話です。これをPAM(パム)と言ったりします。
こちらも事例を元にお話していきます。
人は何かをやりなさいといわれるとやりません。そのような習性から日常で人の行動を作っているものがあります。
掃除しなさい!といっても掃除しないですよね。そこでゴミ箱にゴールをつける施策をします。すると人はゴールを狙いたくなりゴミを捨てるのです。
他にも、立ち小便器に的を見たことはないでしょうか?これもその的を狙いたくなる施策でトイレを綺麗に使ってもらうための施策です。
このように、人は言われてもやらないため、自動的な行動作りが重要なのです。
以前の記事でも書きましたコンビニの募金箱は行動マーケティングで行動を予測して募金をしてもらう施策です。
では、行動誘導、PAMではお金を入れると音の鳴る募金箱を設置するのです。こちらは行動を作ってお金を出してもらう施策です。
つまり、行動マーケティング→日常 PAM→非日常ということです。
ただモノを売るのではなく物理的仕掛けが必要というわけです。
物理的仕掛けを使った事例も3つご紹介しましょう。
とあるビーチイベントで飲み物を売りたい!!そこでの施策として氷の入ったグラスを売ります。すると飲み物を入れたくなり、飲み物を買うようになるわけです。
次はカフェでの出来事です。机の上に焙煎マシンを置きます。すると人は使いたくなり豆のボトルキープやコーヒーの売り上げに繋がるのです。
他にも、これは海外のとあるセルフでビールを入れるお店の施策です。そのお店はビールを売りたい。そこで皆さんならどうするでしょうか、そのお店はビールのジョッキに線を引き黄金比率でビールを入れることができたら、ミックスナッツプレゼントという施策をうったのです。
こうすることでその黄金比率でビールを入れたくなり、必然的にビールが売れる流れを作ったのです。
どうでしょう、モノを売りたい時、このような考え方で施策を考えることができたら、モノが売れるというわけです。
次回は脳科学のお話をします。
脳科学がビジネスに関わっているの??という疑問を持たれるかもしれません。その疑問を次回解決していきます。お楽しみに!!!
それでは!!!