エッセイ「妄想の中で」

 僕は妄想の中に生きている。全小中学生男子が一度は通り過ぎたであろう、教室に現れたテロリストを華麗に退治or自らを犠牲にしつつも倒す、妄想。あれの行き過ぎたことをしている。僕の脳内には完全に作られた妄想ワールドがある。日々暇な時に、妄想の僕が妄想の世界でごたごた妄想をする。これが僕の趣味である(注:お気づきの方もいるとは思いますが、この文章における「妄想」という単語の数がめちゃくちゃ多いです。すいません)妄想の僕は、もちろん自分がそうなりたいという、理想の姿だが、決してそれは強くない。ただただ弱いしふがいないまま。でもめちゃくちゃに優しい。聖人レベルで。現実の僕は優しくない。無償の愛とかそういうものができない。ただ優しくなりたい。できればもう世界を平和にできるぐらい。だから僕は妄想に篭るんだけど。
 そして、こんな妄想に生ける人間になってしまった理由があるんですよ。まぁ、それが「何故か覚えている記憶」でね。
 小学校中学年ぐらいの頃。祖母の家に年に一回ぐらい行っていた。そこには2階(物置になってる)があって、そこには絵本とかおもちゃがたくさん置いてあって楽しかった。ある時、奥の方に子供用の雑誌が置いてあって。まぁいとこが小さい頃よく読んでいたものらしいそうで、結構面白いので読んでいたら、巻末に漫画がついてたんです。その漫画がなんだかんだいってずっと覚えてるんですが、それがどちらかと言うと学習漫画みたいな感じだったんですが、主人公からみんなみんなどうしようもないほど優しかったんです。そこに入るっていう妄想が始まりでした。今考えれば、この世界のみんなの仲間になりたいな、からでも僕は優しくないし、そして優しい人になりたい、のステップを無意識で踏んでた気がする。
 そして思考は今も全く変わっていません。好きな作品があればそこに入る妄想をします。死にエンドになりそうだったら助けます。優しいので。
 こういうことをいうと、妄想と現実の区別ついてないんじゃない?と言われる。しかし大丈夫。たぶんついてる。表面上はまともな人としてやってます。ただ変な人であることは間違いないと思う。日常的に、エスパーが引くレベルのことを考えているのですから、あの日から。あと妄想って趣味としてコスパ最強じゃないですか?自分さえいればなんでもできるんですよ?好きな自分で好きなことを考えたいねという話でした。妄想しよう
 エッセイの基礎も知らない人が書いたため、拙文申し訳ありません。あと短めでした。ありがとうございました。

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