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かずとがんちゃんの実験ノート

手術当日〜術後の観察室

1月9日 体重52.3kg 当日朝になって主治医が「卵巣も一緒に取りますから」と。(子宮全摘なんだから、そりゃそうですわw)
さて、まな板の上の鯉になりますわと手術着に着替えすこぶる履きにくい靴下(=血栓防止のストッキング)を履き、予定より10分ほど遅い8:25に歩いてオペ室へ。(夫氏とは入口にてバイバイ)前回同様、名前確認等を済ませて横になってマスクを装着したり、薬の名前や分量の指示をされている声を聞いてたら、スイッチを切るように意識がスパン!と落ちました。

…で、スイッチが入ったみたいに唐突に目がパチっと覚めたのも前回と同様。目覚めた直後はまだマスクは被せてあったかしら?(うろ覚え)手術室を出て、夫氏の顔を見てのワタクシの第一声は「今何時?」でした。(笑)19時過ぎと聞いてあらビックリ!おおよそ11時間…患者の私はただ寝てるだけでしたけど、予定より倍というかほぼ半日…長時間お疲れさまでしたとしか。
当初はハイテクな手術[ロボット支援下腹腔鏡下直腸切除・切断手術]で切除しようと頑張ったものの、残っているがんちゃんがやはり大きかったらしく、途中で腹をぶった切る(←言い方)手術に変更した(事前説明時にその可能性があることは聞いていた)とのことでした。

そのまま術後の観察室へ。気がついたら両手は点滴(左は手の甲!)に、両足は血栓予防の機械に、身体には諸々の監視モニター、尿カテにドレーンといろんなもんに繋がれておりました。痰の出は前回よりも多め(粘っこい)だけれど、咳することなく[←術後の咳とくしゃみは腹の傷にもれなく響いて痛いから、これ重要!]上手く出すことが出来ました。(お隣の方は頻繁に痰取りチューブの音が…しんどかったろうなぁ)痛みはそれほどでも無かったけれど、寝てるんだか起きてるんだか分からないくらいの細切れ寝でした。

この辺り時系列の記憶が曖昧…細切れ寝のせいなのか薬の影響か?妙にリアルな日常の夢ばかり見てまして。現実の病室の天井をぼんやり眺めていたら、紙芝居のように夢の世界に切り替わる…のを繰り返す感じ。夫氏に帰りが遅いんなら先に風呂入って寝てるよと言ってる夢を見て、おい!お前入院中だってば!と現実の自分がツッコミ入れてたり(笑)緊急地震速報が鳴って病室が小刻みに揺れる夢を見てしまった時には風景が現実とかぶっててマジで嫌な感じでした。


1月10日 諸々の監視モニターが外れたら、お約束通り容赦なく起き上がって体重測定を。尿カテとドレーンをぶら下げ、両手は点滴に繋がれた状態でヨロヨロと立ち上がり、数歩歩いて計測…数値は全く覚えていないw
絶食だけど薬(整腸剤とか)は、この日の朝から服用でした。(←開始日の記憶が曖昧で薬袋の記録を見て後日確認)
回診時に新しいストーマさんを診られて「たぶん出てくると思う」みたいな発言を小耳に挟むなど。(今度は引っ込み過ぎてるのか?)パウチ交換の説明時には実習生さんも一緒で、明日から3連休で次に会えるのは火曜日とのことでした。(ゆっくり休んでね♫)パウチの当て方とかむくみの出具合とか、現場実習的には良い?材料らしく、お役に立てるのならありがたいことです。
この日のうちに4人部屋へ移動。尿カテ付いてるし熱もあって、あとはうとうと…

術後の入院記録 その1に続く…

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