イースターに日本の復活を祈る
イースターって、日本では、まだあまり広まっていないイースターですが、キリスト教圏の国ではキリストの誕生日を祝うクリスマスよりも大事なイベント。
そもそもイースターとは、十字架にかけられて亡くなったキリストが、その3日目に復活したことを祝う「復活祭」なんです。
宗教的にもとても意味のある日で、イースターを祝って、学校が数週間休みになる国もあるそうですよ。
ちなみにイースターという名前の由来は、ゲルマン神話の春の女神「Estore」からきているという説があります。
イギリス王室のエリザベス女王は、イースターを前にメッセージを発表し、「私たちが新型コロナウイルスに負けることはない」などと国民に呼びかけました。
新型コロナウイルスとの戦いは始まったばかりです。
長期戦になるでしょう。
世界的には、もう峠を越えたという見方もあります。
しかしこの後も、次々と新型ウイルスは襲って来るでしょう。
その度に、私たちは「3密」を防ぎ、新しい薬を作っていきます。
どんな巨大な災害が襲ってきても、私たちはまた立ち上がります。
思い出の場所が破壊され、最愛の人を失ったとしても、仕事を失ったとしても、
それでも希望を失わず、死を受け入れ、絶望を乗り越え、
必ず私たちは復活するのだという希望です。
希望は悲しみの涙から、怒りのうめきから生まれます。絶望の底に、希望の光が灯ります。
非常事態宣言がなされましたが、春が来ました。桜が咲きました。
花見はできなくても、そんなこととは無関係に、桜は見事に咲きました。
私たちは新型コロナウイルスに勝利できる。その希望を持って、非常事態を乗り越えていきたいと思います。
混乱の中ではありますが、「イースターおめでとう」。
ところで、勝利の秘訣は、睡眠です。
午後10時から朝の2時が、復活ホルモンが多くでるそうです。
東大合格者の睡眠時間は7時間だったそうです。
頑張って『ネルノダ』!!
早く寝て、早く「復活」しましょう。
安宅和人さんの「シン二ホン」という本を読みました。
日本の将来を案じた本です。
が、それだけでなく、未来への指針についても書いてあります。
それによると、これからは、ビッグデータとAIの世の中なのに、日本はアメリカや中国などの先進国から周回遅れになっている、と言います。
明治維新のときの鎖国状態から産業革命の国を見た時くらいに遅れているということです。
もうだめか、とも思えるのですが、明治の時と同様に、普通ならあきらめるくらいに終わっちゃっているからこそ、ここから大逆転を狙えるともいうのです。
なぜならば、これからの勝負は、データ×AIの力だからです。
一次関数的に徐々に変化するなんてもんじゃなくて、指数関数以上の劇的な、想像を超えた変化が待っているというのです。
確かに今は、データもインフラも人材も圧倒的に遅れています。
スタートダッシュでは確かに敗北です。
しかし、日本の強みは応用と工夫にあります。
自動車産業なり、コンビニなどの AIを生かしていく素材はいいものを持っています。
AIやデータを生かしていく「出口産業」を持っているのです。
さらに、安宅さんが指摘するところの、これから本当に必要になるであろう力「妄想力」を
日本はアニメをはじめとして、潜在的な能力として蓄えているというのです。
だから安宅さんは、日本はこれから、世界を席巻する力を持っていると言います。
ところで、この著者、安宅さんって、何者?
東京大学 大学院を出て、マッキンゼーに入社し、
その後、イエール大学脳神経科学を経て、再びマッキンゼーに入っています。
現在はヤフーのCSOをしています。
さらに慶應大学の教授もしています。
さらに政府からの要請に応えて教育内容の検討をしているっていう方です。
凄い人です。
この本で一番に言いたかったのは、明治維新の時と同じ環境で、周回遅れから巻き返すには、若い人を育てなくてはいけないということでした。国のエネルギーの数パーセントでいいので、もう一度、若い人に投資する国になりましょうと訴えています。
あと、妄想力を子どもたちに育成していきましょう。
アトムやドラえもんこそが、日本を救うんだって。
今回のコロナウイルスの感染急拡大は、「考えてみれば、これって必要なかったじゃん」「こういうことこそがあってほしかった」ということを真剣に考える強力な後押しになっていると思います。
テレワークがその筆頭でしょう。
また、遠隔医療やオンライン教育なども、少しずつその方向へ動いていましたが、その必要性を突きつけられ、急ピッチでシフトや取り組みが始まっています。
本当は平時から着実に準備しておけばよいのでしょうけれど、
平時には「特に現状で問題がないのに、なぜあえて変える必要があるの?」
という現状維持バイアスが足を引っ張ります。
そう思うと、今回のような”非常時“にこそ、チャンスだと思います。
たとえば、細かい話で恐縮ですが、会社でのお客様へのお茶出し。
あれは要らないですよね。
生産性悪いですよね。
飲みたければ、自分でペットボトルを持参すればいいのです。
あと、挨拶の時の名刺交換あれは実質無駄です。
このように回りを見渡してみれば、いかにももっともらしいのですが、じっくり考えてみれば不要なことって、いっぱいあるはずです。
また、今回のコロナウイルスの感染急拡大は、「そろそろ引き返し、戻るべき方向」「本当に大事にすべきことを大事にする方向」へも社会を大きく動かす力を持っていると思っています。
日本の生産性が低いと言われて久しいですが、改善するよい機会ではないでしょうか。
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