あのクルーズ船に派遣された自衛隊員2700人から感染者ゼロ
コロナとの戦争には、戦争のプロが必要だ。
あらゆる意外なところから感染者が続出の毎日ですが、
あのダイヤモンドプリンセス号に派遣された自衛隊員がのべ2700人もいたことをご存知ですか?
しかも感染者はゼロ。これって奇跡的なことに思うのは私だけでしょうか?
クルーズ船 自衛隊は何をした
特に凄いことをやったわけでも、最新の設備を持っていったわけでもありません。
凄いのは、基本の徹底です。
「消毒の業務では、厚生労働省が、マスクと手袋を使用することを基準にしていたのに対し、自衛隊は防護服を着た上で、手袋も万が一破れてもよいように2重にし、防護服とのつなぎ目を粘着テープでふさいだ。
そして、靴カバーをはき、飛まつが目に入って感染しないようゴーグルを付けるという、重装備にした。」
さらに7日に、船内での活動を始める前、感染症対策の知識がある東北方面衛生隊の看護官が、防護服の着用のしかたや脱ぎ方を説明。
防護服の着用に慣れた隊員のアドバイスは、特に効果的だったという。
厚生労働省の検疫官の感染が判明したことも踏まえ、河野防衛大臣は周辺に対し、「自衛隊からは1人も感染者を出さない」と述べ、対策の強化を指示。
薬の仕分けをする際にも、防護対策として、ガウンやヘアキャップを付けるようにした。
追加で投入されたのが、「対特殊武器衛生隊」である。ウイルスや細菌を使った生物兵器への対応に訓練を重ねた部隊だ。
自衛隊が使う救急車の仕様は、自治体消防が保有する高規格救急車と比べ、シンプルなものだ。
このため、運転席や助手席と、ベッドなどがある後部座席との間には応急の仕切りを設けて、テープで目張りを施した。隊員は、防護服の袖やすそをテープで巻き、ゴーグルを着用したまま、運転していたという。
隊員は往復で運転にあたらなければならないうえ、途中で防護服を脱着するのも難しい。
このため、遠くの医療機関に向かう隊員の中には、おむつを着けて対応したケースもあったという。
「厚生労働省は、保健衛生をつかさどっているので、どういうことが防護につながるかなど、基礎的知識も高いと思う。しかしわれわれの大多数は、そういったことに無縁な世界で生きているので『きちんとした防護』しか頼るものがない」
「集団で活動するわれわれにとって、1人の感染は全体の感染になってしまう。何かを触ったらすぐに消毒するとか、マスクの鼻にあたる部分を抑えて少しでもウイルスが入らないようにするとか、基本の徹底だった。『救いに行く立場』で感染してしまったら、任務を果たせないと考えた」
そこで追加で投入されたのが、「対特殊武器衛生隊」である。ウイルスや細菌を使った生物兵器への対応に訓練を重ねた部隊だ。
やはり、自衛隊は凄い。戦いのプロである。
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