金融業界を震源としてビジネス界で現在起こっている「ESG」破壊工作
世界統一政府の樹立の為に日々猛進する共産主義者たち(=グローバリスト)によって、「ESG」という合言葉が使われている。
かつて、共産主義者たちに利用された「平等」という言葉に代わって、「ESG」という言葉は、上っ面の綺麗ごとが大好きな人たちに受け入れられてきた。
「持続可能な社会を気づきましょう」「地球にやさしい未来をつくりましょう」という言葉は、中身のない政策を掲げる左翼政治家の言葉と全く同じだ。
「差別のない社会を!」「平等な社会の実現を!」と言ったような言葉は、左翼政治家が選挙の票集めに利用した言葉だ。
その中身を問いただせば、如何に中身がないかはすぐにわかるのだが、こういった言葉にとてもよく反応して、目をキラキラさせながら「差別のない社会を作ろう!(キラキラ)」、「平等な社会を実現しよう!(キラキラ)」と夢見る夢男君(と夢子ちゃん)が日本では大量発生している。
実際に「ESG」という合言葉を掲げて何が行われているかをお伝えしたい。
金融業界では数十年前から株式などの投資における「環境原則」なる謎の言葉が掲げられてきた。
「ESG」というのは、環境(Environment)、社会(Social)、ガバナンス/統治(Governance)の頭文字をとったものだが、要するに、「①環境にやさしくて、②社会にやさしくて、③責任ある経営(=企業統治)をした企業に投資しましょう」というスローガンが掲げられており、大手の資産運用会社や金融機関は、この環境原則を順守するよう、求められてきた。
当初は「株式投資をするときに、環境にやさしい企業には温かい目で見てあげましょうね」といった程度のトーンであったが、近年では「環境基準に適合しないような企業には投資するな」といったトーンに変わってきた。
そして、その環境基準に「各企業の二酸化炭素排出量」などが提示されるようになった。
これにならって、各企業は二酸化炭素排出量を報告するよう、義務付けられるようになった。
考えてみてほしい、「あなたは毎日、どれだけ二酸化炭素を排出していますか?」と言われたら、あなたはどうするか?
自分が呼吸することで吐き出す二酸化炭素の量を毎日計測することでさえ、大変だと思うはずだ。
それだけではなく、「あなたは朝ごはんに卵を食べましたね。あなたが食べた卵はどれだけの二酸化炭素を排出してあなたの元に届けられましたか?卵を製造する過程、製造された卵を運搬する過程などを全て考慮してください。もちろん、その時に使用した電気の元となった発電所が火力発電であるのか、原子力発電であるのか、またはその他の電力方法による違いも考慮してください」と言われたら、あなたはどうするか?
私なら発狂する。
「そんなもん、計測してられるか!そんなものを計測して、一体何になるんだ!」と。
この冗談のような「二酸化炭素排出量」について、各企業は開示を求められている。
従業員の総人数が排出する二酸化炭素排出量、工場での二酸化炭素排出量、利用する発電所の種類を考慮した二酸化炭素排出量、その他もろもろの二酸化炭素排出量を計測しろというのだ。
どの企業も「やってられない」という状況になるのは必至だ。
それに加えて、これから新しく事業を立ち上げる企業も、これらの基準を求められるようになるとたまったものではない。
ベンチャー企業や中小企業など、本業で無事に稼いで生き延びることさえ難しいにも関わらず、「二酸化炭素排出量も計測して開示してください」なんて言われた日には、育つ産業も育たない。
このようにして、事業会社や金融機関は「ESG」という謎の合言葉のもとに、産業破壊工作が仕掛けられている。
オランダで農業破壊政策が行われていることを以前に紹介したが、このようにあらゆる事業会社が「ESG」によって企業の存続の危機に立たされているのだ。