東京都知事の小池百合子が自身の政党である都民ファーストを立ち上げて都議会議員として送り込む行為は独裁そのものである

東京都では何故か小池百合子の支持率が高い。
東京都知事に初めて立候補した時も、再選のための出馬をしたときも、殆ど政治理念らしきものは何もなく、権力欲を振りかざすためだけで政治家になったにも関わらず、2度も当選している。

日本にはろくでもない政治家であふれかえっているので、東京都都知事だけがろくでもない政治家だというわけではないので、そういう意味では仕方のないことかもしれない。

だが、これだけは国民として覚えておかなければならないことがある。
それは、都道府県知事である者が、その都道府県議会の多数派の政党の党首になるということは、知事という首長と議会の両方を支配する独裁者となるということなのだ。

民主主義の形態には主に、議院内閣制と大統領制があるが、日本の地方公共団体は大統領制に近い形態をとっている。
国家権力は立法(議会)、行政(大統領や首長である知事)、司法(裁判所)の三つの権利に分けられており、権力を分けることで互いに牽制しあい、国家権力の暴走を防止しようとしている。
国家権力が暴走すると、我々民衆の権利が蹂躙されるため、国家権力の暴走を止めるための監視が必要なのだ。

そして、日本の地方公共団体では、立法である議会と、行政である知事の権力が分離され、互いに牽制されることが重要なのである。
しかし、小池百合子は堂々と自身が政党のトップを務める「都民ファースト」を立ち上げ、多くの者を東京都議会議員に送り込もうとした。
この状態で都議会議員に「都民ファースト」を支持するということは、民衆として「どうぞ独裁的権力を手にしてください」と言っているようなものだ。

残念ながら東京都議会議員の中には「都民ファースト」の議員が存在する。
それは、「小池百合子に独裁者になってほしい」と思う者か、「知らずに小池百合子を独裁者になることをよしとすることに加担している」者が存在するということだ。

本来ならば、学識者がその危険性を警告し、その警告をマスコミが情報発信すべきだ。
しかし、日本のマスコミにはそのような期待はもうできない。
われわれは少しずつ知恵をつけて共有し、支配者に騙されないようにする以外に方法がないのだ。

小池百合子は独裁的な立場を使って、選挙公約は一切果たさず、太陽光パネル設置の義務化をはじめとした様々な悪事を働いている。
※参考:東京都による太陽光パネル設置強制という悪法に全力で抗議しよう|KAZU@AQUOIBONISTE|note

われわれはもっと真剣に為政者を選ぶとともに、国家権力に対してにらみを利かせなければならない。

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