「センス・オブ・何だあ?」著・三宮麻由子
「センス・オブ・何だあ?」ー感じて育つー著者・三宮麻由子 出版社・福音館書店 出版年・2022年3月 著者の三宮さんは、4歳の時に失明されている。目が見えないことで、聴覚が研ぎ澄まされていて、音の言語化が独特である。というか、そのように思うだけで、ほかの視覚に障害がある人も同じようなのかもしれない。絵本「でんしゃはうたう」のでんしゃの音は、なかなか読みにくく、表現しずらいのだが、子ども受けはすごい。講演会では、ピアノ演奏のあり、(本当に目が見えない?)と疑ってしまった。この本は、子育て中のひとに、読んで欲しいなと思う。押し付けるつもりはないが、五感を育てることが、人間力を育てることにも通じることを、実践していることのモデルとして知れる。様々な音で、空間を知ることができることを実感したいと思うが、音を聞き分けるだけの耳がない。