ときどき読書の二重暮らし

何を読んだかの覚え書きと残り少ない人生で次に来るチビチビたちのために、少しでも生きやすい社会にしたいなと想いはあれど・・・宮崎駿氏の「伝える努力をしてきたか」に共感する日々 コロナ時代、「霜降り明星 粗品」のおかげでうきうきたいむ!粗品は強い!!

ときどき読書の二重暮らし

何を読んだかの覚え書きと残り少ない人生で次に来るチビチビたちのために、少しでも生きやすい社会にしたいなと想いはあれど・・・宮崎駿氏の「伝える努力をしてきたか」に共感する日々 コロナ時代、「霜降り明星 粗品」のおかげでうきうきたいむ!粗品は強い!!

最近の記事

「ジジイの台所」著・沢野ひとし

「ジジイの台所」著者・沢野ひとし 出版社・集英社 出版年・2022年11月 沢野ひとし、「本の雑誌」関係でしか読んだことがない。 表紙にそそられて読んでみた。 男性の書く料理本と女性の書く本に、レシピについて、そんなに違和感は感じたことがなかったけど、「台所」全体だからか、観てる箇所、気にする部分の違いに、ほぉ~。 料理器具を集め、それらを捨てる過程は、同じようにババアになった身に(ワカル、ワカル)と同感しきり。台所事情とは別に、紆余曲折の育成期、結婚生活など、身辺雑記がち

    • つくづく、マイノリティーだと実感 「総理になってほしい人」全く同感できない。なぜK,&Kが人気があるのか?発言に責任を取らないTにも疑問?都知事もわからんしなっぁ。 まあ、他人の感性なんて理解できるはずもないから、しかたがないのかーと、思ってみても 世界は 混沌としておる

      • 「書いてはいけない」著・森永 卓郎

        「書いてはいけない」著者・森永卓郎 出版社・三五館シンショ 出版年・2024年4月9刷り                          森永さんが、余命〇〇年と宣告されてから、正直どきどきしながら暮らしている。森永さんへの「まゆつば感」は、なぜかいろんな人が持っていて、私が「推し」だというと、半分は物珍しい人のように見られる。あとの半分は、スルーかな?! この本に書かれたこと、3の「日本航空123便の墜落事件」は、真底ゾーとした。これがあるかぎり、日米同等はありえないじゃ

        • 「戦争は女の顔をしていない 1」小梅けいと 原作者・スヴェトラーナ・アレクシェーヴィチ

          「戦争は女の顔をしていない 1」小梅けいとー漫画 出版社・KADOKAWA  出版年・2020年3月4刷り                原作はノーベル文学賞を受賞したスヴェトラーナ・アレクシェーヴェチ で 出版したとたんに大反響を呼んだ。                 (うーうー)と読むのを躊躇していたら漫画になった。取り合えず1だけ買った。そこからずーーーーーーーと本棚の片隅に。やっと読んだ。    1では、積極的に第二次大戦に参加していく女性たちの姿がある。 女性が男

          「死なないノウハウ―独り身の「金欠」から「散骨」まで」著・雨宮処凛

          「死なないノウハウー独り身の「金欠」から「散骨」まで」著者・雨宮処凛 出版社・光文社新書  出版年・2024年5月 5刷り                                       この本は読書というより、本当に死なないノウハウが事細かに記述してあり、余裕があれば購入する、なければ、この本が存在することを認知しておくのが良いと思う。多分どの図書館にもあると思うし、もしなければ購入希望、リクエストすればよい。現在の日本では(世界中もそうかも)情報を持っている、

          「死なないノウハウ―独り身の「金欠」から「散骨」まで」著・雨宮処凛

          「わたしに会いたい」著・西 加奈子

          「わたしに会いたい」著者・西 加奈子 出版社・集英社 出版年・2023年11月                                乳がん手術を受けた後、気になっていた西加奈子の本。乳がんのことを書いた「くもをさがす」は未読。最近になって、本を読める時、読めない時があること、また本の内容次第でも読める体調、読めない体調があることも知った。いつでも、どんな時でも 本は読めると疑いもしなかったので、ちょっとしたカルチャーショックである。これは内容が身に染みるようになった

          「わたしに会いたい」著・西 加奈子

          「わすれていいから」作・絵 大森裕子「ゆうやけにとけていく」作・絵 ザ・キャビンカンバニー

          「わすれていいから」作・絵 大森裕子 出版社・KADOKAWA 出版年・2024年                              「ゆうやけにとけていく」作・絵 ザ・キャビンカンバニー 出版社・小学館 出版年・2023年 絵本2冊                              近年の絵本は 大人向け絵本が増加している。「わすれていいから」は、どれくらいの年齢からわかるのだろうかと思う内容。絵本を読む年代も拡大していき、0歳から100歳までといっても大げ

          「わすれていいから」作・絵 大森裕子「ゆうやけにとけていく」作・絵 ザ・キャビンカンバニー

          「白髪鬼」著・江戸川 乱歩

          「白髪鬼」著者・江戸川乱歩 出版社・春陽堂書店 出版年・1994年1月   家にあった本、暑さしのぎに読む。                  いいねぇ~~~江戸川乱歩の世界は! メチャ シンプルで、ひたすら復讐に突き進む。周りの状況とか心情とかは、限りなく省く。それでも、疑問とか不満とかはは 湧いてこない。主人公の胸中のままに、快適に読み2時間ほどで読了ー。その間の暑さは、抜け落ちている。           1987年新装版1刷と奥付にあるが、いつ購入したのか、誰が買っ

          「白髪鬼」著・江戸川 乱歩

          「けものみちのにわ」著・水凪紅美子

          「けものみちのにわ」著者・水凪紅美子 出版社・BL出版 出版年・2023年9月   もののけに惹かれる。生粋のもののけと、まがいもののもののけの違いは分からないが、まあそれはどうでもよし。幼いころから、神羅万象全てに神が宿ると当たり前に育ってきたので、(科学で証明できない物はいない)とは思えない。なんだって居そうだと思う。幽霊だって宇宙人だって。そのほうが愉しいだろう。ただ、それを上手に取り込む小説にはなかなか当たらない。個人的な好みもあり、あまりおどろおどろのは・・・だし、

          「けものみちのにわ」著・水凪紅美子

          「格闘する者に〇(まる)」著・三浦しをん

          「格闘する者に〇」著者・三浦しをん 出版社・新潮文庫 出版年・2007年2月(2000年単行本出版)                      これが三浦しをんのデビュー作とは知らなかった。          「神去なあなあ・・」が大好きで、その後に続やら、「まほろ駅前 多田便利軒」「舟を編む」やら、いろいろ読んだが、この本に、その後の小説の種がごろごろしていた。決して勤勉ともまともとも思えない主人公たちが、自分の好きなこと、やりたいこと向かって、格闘していく姿勢は、ちょうど

          「格闘する者に〇(まる)」著・三浦しをん

          「カフネ」著・阿部暁子

          「カフネ」著者・阿部暁子 出版社・講談社 出版年・2024年5月   人はどれほど分かり合えないものか、分かっていると思っていたことが、全部覆る。それは怖いことでもあり、人の奥深さ、はてしなく広がる人の凄みも感じた。この子はこういう子、というレッテルは、どんなに善であって、悪であっても、張ってはいけないことなのだと実感した。わかりあえなくても繋がることはできると最近の潮流だが、わかりあえないことを知るのは、しんどいことでもある。なかなかつながっていることを確信しにくい。自分勝

          「カフネ」著・阿部暁子

          6月2日の毎日新聞を読む。東京では新聞なしで田舎では新聞を購入しているので、帰るとまとめて新聞を読む。つまらない記事も多いが、2日の新聞は「ヨシタケシンスケ」と「藻谷浩介」さんの記事で、本当に新聞の良さを実感した。もうヨシタケさんのは飽きてたのだが、訂正。藻谷さんはいつも鋭い

          6月2日の毎日新聞を読む。東京では新聞なしで田舎では新聞を購入しているので、帰るとまとめて新聞を読む。つまらない記事も多いが、2日の新聞は「ヨシタケシンスケ」と「藻谷浩介」さんの記事で、本当に新聞の良さを実感した。もうヨシタケさんのは飽きてたのだが、訂正。藻谷さんはいつも鋭い

          「図書室」著・岸 政彦

          「図書室」岸 政彦 出版社・新潮社 出版年・2019年6月        図書室、図書館ではない。図書室である。公民館に付属している図書室。あまり知られてなく、特定の人たちが利用する図書室。地域センターに付属していた図書室を利用していたことがある。本棚しかなく、机は貸返のときに、自分で記入するための、ノートが置いてある机が一個のも。椅子もテーブルのなかく、居場所ではなく、本を貸返する場所だったし、図書室ともいえなかったのかも。この図書室は、おじさんたち、少年少女の居場所になる

          「図書室」著・岸 政彦

          「なんとかしなくちゃ 青雲編」著・恩田陸

          「なんとかしなくちゃ 青雲編」著者・恩田 陸 出版社・文芸春秋 出版年・2022年11月                           書き方が司馬遼太郎の作法で、ちょっと驚く。恩田陸って こんな書き方してたっけ?恩田さんの本は、ドストライクだったり、わからんだったりで、気になる作家ではあるのだけど、好きかというと 素直に「うん」とは言えないのが、不思議。青雲編なので、その後が出るのではと思っているが、いまのとこ未定?主人公の梯結子の魅力も、若干地味な感じだが、蝶よ花よ

          「なんとかしなくちゃ 青雲編」著・恩田陸

          「じいちゃんの山小屋」著・佐和みずえ

          「じいちゃんの山小屋」著作・佐和みずえ 絵・カシワイ 出版社・小峰書房 出版年・2022年6月                       児童書です。舞台は四国(愛媛県)?作者の祖父がモデルとあり、向いの広島生まれの身には、限りなく身近に感じる話。それでも、トイレも風呂もない山小屋での生活は、想像外。 田舎で暮らす子供たちも、もう田舎の生活と密接ではない日常なのだというのは、実感する。畑があっても、作物をつくる人が激減。もう、サラリーマンと農業の兼業も少ない。高齢者に括られ

          「じいちゃんの山小屋」著・佐和みずえ

          「センス・オブ・何だあ?」著・三宮麻由子

          「センス・オブ・何だあ?」ー感じて育つー著者・三宮麻由子 出版社・福音館書店 出版年・2022年3月       著者の三宮さんは、4歳の時に失明されている。目が見えないことで、聴覚が研ぎ澄まされていて、音の言語化が独特である。というか、そのように思うだけで、ほかの視覚に障害がある人も同じようなのかもしれない。絵本「でんしゃはうたう」のでんしゃの音は、なかなか読みにくく、表現しずらいのだが、子ども受けはすごい。講演会では、ピアノ演奏のあり、(本当に目が見えない?)と疑ってしま

          「センス・オブ・何だあ?」著・三宮麻由子