「ネット右翼になった父」著・鈴木 大介

「ネット右翼になった父」著者・鈴木 大介 出版社・講談社現代新書 出版年・2023年1月                          SNSが特別の人たちが使用するものではなくなってから、「ネット右翼」という言葉をよく聞くようになった。(なぜか「ネット左翼」は聞かない。あるのかな。私の情報源が狭いのかも?)そもそも「ネット右翼」とは何者をさすのか、どんな人が「ネット右翼」になるのか、たぶんガチガチの右翼ではなく、にわか右翼的なもの???と、なんとなく世間的な雰囲気では「ネット右翼」が増殖するのはよろしくないような~と漠然と思っていたときに、新聞の書評欄にこの本がでていた。内容はよく覚えていないが、新書なので、読みやすいし、知りたいことが分かりやすく書いてあるかも~と購入。この本、「ネット右翼」と総称される人達の正体?はよく解らなかった。鈴木さんちの家族の話で、親子、娘と息子、夫婦のコミュニケーションの取り方の違い、関係の差、育成過程の違い、などなどなど。身につまされる話があちこちにある。そして断定することの怖さも。         断定して分かったような気になって、後悔することがどれだけ後を引くか。2年超経過しないと気持ちの整理がつかず、なんとか納得している著作を読むと、どんな人も、そんなに簡単に理解できるほど単純なものではなく、見えてるものは【ほんのいちぶなのだ】と、きっちりと心に留めておくべき。
右翼に興味ない人も読んで欲しい。                 「家族」の在り方もいろいろあるのだと知れる。お父さんがお母さんといるときは、自然体なのに、子どもといるときは緊張していたというのは、びっくり。思い込みはいかんね、ほんと。

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