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ドイツコロナアップデート〜ワクチン接種の開始

グーテンターク!皆さまこんにちは。フランクフルトのYokoです。

今日からドイツを含む各地でバイオンテックとファイザーのワクチン接種がはじまりました。

ドイツで初めて接種を受けた方は実は昨日ザクセン=アンハルト州の101歳の女性と同じ老人ホームにお住まいの40名の皆さん、スタッフの方10名で、接種チームによる訪問型で始まっています。

高齢者のいる老人ホーム、介護施設、医療機関にはこのように車で向かう方法がとられていますが、現在、各州で大規模なワクチン接種センターが作られているので殆どの人はそこに出向いて接種を受ける形になるようです。フランクフルトだとメッセ会場がワクチンセンターが設置されています。

今日の夜のニュースでも早速ワクチン接種初日の様子、ドイツ各州の様子や各国編を報道しています。ドイツ政府は全ドイツ居住者にワクチンを無料で提供する方針でただし、受けるかは任意です。

最初はヘッセン州のフランクフルト大学病院におけるワクチン接種の様子が映っていました。ここでは集中治療室のスタッフ、COVID-19 対応のスタッフ、急性救命スタッフがワクチン接種を受けていました。

ドイツ各地に大切に運ばれているワクチンですが、コールドチェーンの不備で輸送中に指定の温度が保たれなかったことから今日の接種を見送った地域もあるようです。

上記tageschau の動画では欧州各国でもワクチン接種開始も伝えています。医療関係者を最優先のポーランド、イタリア、高齢者優先のフランス、デンマーク、ドイツなど各国の考え方が微妙に違うのが興味深いです。

こちら欧州版CDC、欧州疾病予防管理センターのFBでは各国の最初の接種を伝えています。

#StrongerTogether 💪 #VaccinesSaveLives

Posted by European Centre for Disease Prevention and Control - ECDC on Sunday, December 27, 2020

ざっと写真を見ると、スペインは96歳の女性、スロヴァキアは感染症権威の医師男性、ハンガリーは感染症対応医師トップ女性、エストニア、医師女性、スウェーデン高齢の男性、イタリアウイルス研究所所長女性、オーストリア、80歳女性、キプロス、医師男性、ブルガリア、医師・教授・厚生大臣男性、ポーランド、看護師長女性、ギリシャ、看護師女性、スロヴェニア、医師・介護施設で奉仕した元大司教、クロアチア81歳女性とあります。

権威ある人が先に受けたり、医療関係者でも医師、看護師、研究者、あるいは尊敬を集めるような実績や人格も考慮されたり、高齢者が最優先だったり、あとはちょっと穿った見方かもしれませんが絵的に綺麗で元気な女性が選ばれていたり、各国、お国柄や事情、国民性、リスク回避などを考慮しつつ、また大きく報道されることを前提にして慎重に「ワクチン接種される最初の人」が選ばれているように私は感じました。皆さんはどう思われますか?

欧州は個人情報に非常にセンシティブなのですが、名前や職業、年齢などできる限り明記してあり、これもワクチン接種に関するプロセスの透明化を意識してのことなのでしょうね。欧州委員会委員長のフォン・デア・ライエンさんもプロセスの透明化は演説で強調しています。日本が弱いところ。

私自身はまだまだ接種を受けられる日は遠そうですが、ワクチン接種が始まったのは数少ないよいニュースなので今後も注目していきます。

ドイツのワクチン接種についてはドイツコロナアップデート〜ワクチン接種優先3グループについて(2020/12/18現在) もご覧くださいね。

それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました!

Bis dann! Tschüss! ビスダン、チュース!(ではまた〜)😊







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