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デモを横目にラスエルハヌートとラム肉グーラッシュ

グーテンターク!皆さまこんにちは。フランクフルトのYokoです。

今日も家と近所で平和に過ごしましたが、家の近くで午後から現在のコロナ対策に反対するデモがあり、警察の車輪が予定場所を取り囲み少し騒々しかったです。

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デモ自体はあまり人数が集まっておらず、少人数で平和にシュプレヒコールをあげるくらいですぐ終わりました。

シュツットガルトを基盤とした運動団体Querdenken 711(水平思考711)が全独で呼びかけているデモですが、このデモの特徴は思想がごった煮で右左陰謀論色々、あるいは報道の自由、文化を守れ!(芸術活動の機会を奪うな) といったとにかく現政権に不満な人がこのデモに参加する傾向があります。たとえばDeutschen Journalisten-Verbands ドイツジャーナリスト協会が報道の自由というスローガンをあげて行進。

↑この人たちがデモの準備中のときにそばを通りましたが、わりと静かに待っていました。警察も付近の通り抜けは制限されましたが、サッカーの試合や公園の遊具で遊んだりベンチに腰掛けたりする人はそのままでした。

Querdenkenのムーブメントはフランクフルトについていうとあまり支持者がおらず冷めています。デモ開催はコロナ禍の中認められないことが多く、それでも集まろうとする人もいますがいつも警官のほうが多いくらいです。警察官はみな所属と個人が特定できる番号が記された防弾チョッキを着ています。5人に1人くらいは女性です。強そうです(笑)

今日フランクフルトで一番多かったデモ参加者は200人ほどでした。

ただカッセルでは2万人規模になっており地域により温度差があります。

またドイツ人が全く不満なく暮らしているわけではありません。ワクチン接種の遅延、ロックダウンで不満のある人は多くいます。今年さ選挙イヤーで今年秋には連邦議会選挙があるため、そこで第1党のキリスト教民主同盟CDUツェーデーウーへの有権者の評価が注目されています。メルケルさんに変わり現在ノルトライン=ヴェストファーレン州の州首相を務めるアルミン・ラシェットさんが党首で首相候補ですが、CDUの姉妹政党キリスト教社会同盟の党首で現バイエルン州首相のマルクス・ゼーダーさんが首相候補になりたいと発言。これまで匂わせだったの発言に変わりました。1人にまとめられないと他党に有利になる可能性もあります。なんとなくラシェットさんは平時の人で有事のリーダーとしては…な感じもしますが歴代CSU党首はシュトイバーさんがCDU/CSU統一候補にはなりましたが、結局は連邦首相にはなれませんでしたのでゼーダーさんの野望はCSUの悲願も背負っています。さらにドイツはアメリカのような2大政党ではなく、連立政権のパターンですし、各州でその各政党の比率が違い色々な連立政権ができていて、それをまとめる連邦政府の舵取りは複雑な力学で動いていきます。混沌がまだ続きそうです。

さてデモを横目にこちらは平和に家でお料理。ラム肉を煮込みました。羊さんごめんね。

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ras el hanout
ラスエルハヌートというスパイスミックスとチリを利用、スパイシーでピリッとした煮込みです。2時間くらいゆっくり煮込みました。付け合わせはクスクスとよしおさん謹製サラダです。

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よしおさんの赤ワインはドイツ、アール地方のシュペートブルグンダー2017でした。

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それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました!

Bis dann! Tschüss! ビスダン、チュース!(ではまた〜)😊

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