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金曜日のキッシュとあの河井克行さんリハック登場。
グーテンターク!みなさまこんにちは。
フランクフルトのYokoです。
今日は金曜日、ブラックフライデーで市内は買い物客で賑わっていました。長らく伸ばし伸ばしだった美容院へ行き、さっぱり。
よしおさんにキッシュを作ってもらいまして美味しくいただきました。
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そしてお昼休みに河井さんの動画を見つけて視聴。論点、情報量多いのを高橋Pさんの直接編集MCでなんとかついていけました。
河井さん問題提起は理解。恣意的な検察の捜査。間違った裁判所の判断。司法制度の問題点など。
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一方で、私は「陣中見舞い」という言葉のオブラートに包まれた現金の受け渡しに懐疑的です。ならばはっきり「寄付」と名称を変え、選挙でもその寄付行為を認めて代わりに公表するなり透明性を高めてほしいので、選挙資金の額と合わせて高橋さんと同じくモヤモヤしました。
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後は、河井さんがなぜ今、オモテで話し出すのかそのタイミングが気になりました。(ディープステートじゃなく笑)
河井さんはなぜ検察がそこまで河井さんを狙ったのか高橋さんが何度聞いても、検察しか知らない、自分はわかりませんで押し通されました。一方で何度も批判的な文脈で宏池会の名前や、広島がいかに特殊な選挙地域かについては滑らかでした。
ミスター・インナー 宮澤 洋一さんもいらっしゃるところ。
広島選挙区の特殊さ、「広島ルール」については、以前河井案里さんと対談した常井健一さんの本を思い出しました。
本の概要
すらっと伸びた脚と大きな目、最先端のセクシーなファッションに身を包んで政界に登場したときは、マスコミはこぞって「女性政治家の星」として好意的に取り上げた。しかし、史上最大級の選挙違反で逮捕されるや、手のひらを返したように、「稀代の悪女」としてここぞとばかりに叩いた。
河井案里。
参院議員として活動したのは19カ月に満たなかったが、世間に大きなインパクトを残した。
彼女はマスコミの寵児となったが、実のところ、彼女のプライベートをよく知る記者はいない。
筆者は、当選直後から逮捕されるまで、インタビューなどの取材だけでなく、ことあるごとに電話やメールでやり取りをしてきた稀少な存在である。筆者の手元には、膨大な量の録音、メールがある。
あらためてそれらを読み返すと、不思議なことに気が付く。
宮崎で成功した建築家の家に生まれ、慶応大学に進学し、代議士の妻、そして自身も県会議員から参院議員と、これだけ聞くと恵まれすぎた人生のように見えるが、彼女からは、いっこうに幸せそうなようすがうかがえないのだ。
生きづらい女。
筆者は彼女の生まれた宮崎を訪れることからはじめ、その人生をあらためて取材してみた。すると、そこには、マスコミで見せた鼻っ柱の強い美人政治家とは別の顔が見えてきた。
タイトルの「おもちゃ」は、案里のメールにあった言葉だ。官邸も関与したであろう買収事件だから、きっと検察がもみ消してくれる。そんな期待は、黒川東京高検検事長のスキャンダルで吹き飛んだ。
「私も黒川さんも、権力闘争のおもちゃにされたんです」
河井案里という一人の女性政治家の人生を通して、現代社会における女性の生きづらさに迫る。
小泉純一郎、中村喜四郎に続く、政治家独白三部作の完結編。
著者の常井健一さんはさらにこの本を書いた後、2022年に寺田総務相(当時)が辞任したのをうけてご自身のFBで以下のように言及されていました。
【「広島の悪習」の論証】
〈事件報道の中で『河井ルール』と呼ばれたものは、実際には『広島ルール』である〉
2019年に広島で起きた戦後最悪の大規模買収事件を受け、この論証を試みたのが拙著『おもちゃ 河井案里との対話』でした。
不正の原因を中央政界の安倍1強体制だけに求め、安倍―菅―二階ラインや夫妻の特異性ばかりを描けば、本は1年早く完成できたし、ページ数は手に取りやすい「ニゴロ(256)」に収まり、価格もグッと抑えられたし、なにより、ある種の「固定客」にはウケたでしょう。赤字も背負わずに済んだ。
でも、私は「広島ルール」なる悪習の存在証明にこだわった。
検察ストーリーではスルーされ、裁判で十分に扱われず、一般読者にもなじみの薄いところにも「病根」があると見て、「取材不可」の扉をこじ開け、私の独断に近い形で「広島」に100ページ以上の紙幅を割いた。
さまざまな圧力に耐え、現地取材や検証作業がどんどん長引くうちに、安倍―菅政権が倒れ、くしくも「広島」から新しい政権が生まれました。
ただ、次々と集まる情報をすべて裏付けていくための取材力と知恵とサムマネーが、私にあったなら……。拙著には伏線を張るのがやっとで、その回収は「広島の総理」なんだから新聞やテレビのエリート記者たちが現地で本腰入れてやってくれるだろう――と託したつもりでした。
*
本の発売から9カ月後、伏線は回収された(前回投稿参照)。
今回、「週刊文春」が7週連続で炙り出した、寺田稔後援会こと池田家の「7つの罪」は、河井事件とも相似形の「広島の悪習」そのもの(※妻が使われる点も)。宏池会の元祖・池田家は、あれだけの政治空白を生んだ忌まわしき事件からなーんの教訓も学ぶことなく、直近の選挙でもいままで通りの「悪習」を悪びれもなく続けていた。
あえて言うなら、「攻撃は最大の防御」。ケンカを仕掛け、相手を追及する側に立ち、弱みを握っている間は、自分たちの暗部を隠すことができた。そういう悪知恵も、拙著に例示した伝統的な「広島の悪習」でした。
こうした広島特有の政治風土の中から生まれたのが「河井夫妻」であり、あの事件であり、一方で広島を牛耳ってきた宏池会であり、現在の岸田政権を支える構造や体質そのものである――。
よって、題意は示された。
リハックは後編に続きます。この広島ルールの件に触れるのが、あるいはあくまでご本人の汚名をそそぐことや、自身の経験から問題提起がメインなのか、あるいは…宏池会への牽制なのか、高橋さんは12月にナニカを発表する石丸さんにむけて導火線のように企画を発信しているのかも。ますまは河井さんインタビュー後半が楽しみです。
おもちゃをもう一度読み直してみようかな。
前回の自身の感想を読むと 案里さんの女性としての息苦しさが気になっていたようです。
そして広島ルールに恐れ慄いていました。
「広島ルール」であるとちらりと触れられています。政治家を輩出する名家はときに婚姻で官僚を迎えて家業状態。戦後急速な復興を支えた業界、強い地縁。地方議会の議員との関係…。選挙になると現金が動くのは根深い理由があるのだなと。怖いなあ…。
怖いなあ…。でも闇は光を当てれば消えるのです。
リハックのような媒体も今はありますし、政界は乱世。ジャーナリズムで渾身の取材を期待。
それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました!
Bis dann! Tschüss! ビスダン、チュース!(ではまた〜)😊