ドイツコロナアップデート〜集中治療病床使用率、ワクチン接種状況について2021/01/07
グーテンターク!皆さまこんにちは。フランクフルトのYokoです。
先日ドイツでは連邦政府と州政府の合意によりロックダウンが1月末まで延長されました。その中でも移動制限のルールが厳格化。
人口10万人あたりの7日間累積の新規感染者数が200人を超えた地域は仕事や通院などの正当な理由なく居住地から15キロを越えて移動できなくなりました。
地域というのはドイツ16州をさらに300弱にわけた行政区(郡のような単位) です。
たとえばフランクフルトですと、一時10万人あたり200人以上でしたが、今は100人で移動制限はありません。
ただいつどうなるかわかりませんので、一応通勤で移動していると会社から書いてもらった手紙を携帯しています。
今日も新規感染者数、死亡者数は高止まりでした。まだこれらの数字が下に下がらないとロックダウン解除は無理そうです。
ダッシュボードは視覚的にうまくみせていますがデイリーレポートにはより詳しいデータが記載されています。
RKI Covid-19 Daily Situation Report
2021/01/07
ワクチンと集中治療病床数に注目してみます。
接種が始まった12/26-1/7までのワクチン接種のペースです。毎日4万回のペースを保ってきましたが、まだスピードが足りないらしいのですが、少しずつ進んでいるようです。
しかし、州により接種できた人の割合に差が出ています。私のいるヘッセン州(HE)は
1000人あたり7人ですが、チューリンゲン(TH) では2.5人です。北部の州は人口が少ないため高めに出ています。ホットスポットを多くかかえるザクセン州(SN) が3.2人なのが懸念されています。
ロベルト・コッホ研究所サイトより
80才以上の人口比率を表すリストで色が濃いほど高くなります。ザクセン州はリスクグループが多く、実際に感染拡大しており地図が重なっているのが分かります。ワクチンの接種が遅れているのが懸念されます。
集中治療病床数は前日よりマイナスとでています。わずかですが常に右肩上がりというわけでなく今日は少しホッ。
全国1285の病院がDIVI-Intensivregisterに登録、リアルタイムで利用状況が確認でできるようになっています。それによると1/7現在、26,940の病床数のうち22,462床(83%)が使用中、うちコロナ患者の利用は5,491床の利用です。集中治療病床から出られた人は845人。うち亡くなられた方が+203人(24%)いらっしゃいます…。
下記はコロナ患者の占める集中治療病床数を視覚化したものです。青色が濃いほどコロナ患者による集中治療病床利用が多くなっています。ザクセンなど東部がより濃くなっています。緑は空き病室の割合です。
左から順に
Anteil der COVID-19 PatientInnen an der Gesamtzahl der Intensivbetten
集中治療病床総数に占めるCOVID-19患者の割合
Anteil der COVID-19 PatientInnen an der Gesamtzahl der Intensivbetten (Kreisebene)
集中治療病床総数に占めるCOVID-19患者の割合(郡レベル)
Anteil der freien Betten an Gesamtzahl der Intensivbetten
集中治療病床総数に占める空き病床の割合
です。詳しくはこちらのサイトをご覧くださいね↓
また気になる数字、情報がありましたらお知らせします。
行動制限で時間稼ぎしている間にワクチン接種のスピードをあげ、その効果が数字にあらわれることを祈って。
それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました!
Bis dann! Tschüss! ビスダン、チュース!(ではまた〜)😊