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香風音流旅行の仕方

私の旅行の仕方はとにかく詰め込むことだ。乗る列車は何とか駅を何時何分に発車するなんとかM。何とか駅に何時何分に着いてそこから徒歩何分で目的地に着く。見学は1時間を取っておく。など時間、分単位で決めるのが大抵だ。

大半の人はこう思うだろう。なんだコイツ忙しないな。 と。その通りである。全くもってその通りである。私もそう感じている。しかし、私は1回の旅行を濃いものにしたいのだ。とにかく行きたい場所をとにかく回る。それが私の旅行のスタンスだ。

大抵は見学が予想より早く終わったりする。そうなると早めの列車に乗るなど調整を加えつつ回る。

基本的に私は他人の立てた予定に着いていくのは嫌いだ。性にあわない。受動的についてきてくれる人が居るのならば良いがそう出ないのなら私は行かない。自分勝手といえば自分勝手だなとは思う。

その点において私の足尾探索記の最に登場した友人、エスネコは受動的ながら能動的に動いてくれる。私は彼に信頼を寄せているのだ。それは彼も同じだろう。だからこそ彼と出掛ける時心がときめきどんな旅が待っているのだろうと心躍らせるのだ。

私は彼の行きたいところと私の行きたいところを合わせてよく旅をする。私の脳は文系的、彼の脳は理系的で異なった視点で議論を深め合うことが出来る。例えば建築物ひとつをとっても合いに互いする視点で話し合うことが出来非常に興味深いのだ。

私は一人で旅に行くことも少なくない。その時に思うことがある。彼ならこの風景をどう見ただろうか。この景色を彼に見せてみたい。今度は彼と来よう。という風に。

次はどこに行こうか、彼との旅路をふと思う。

畢竟、旅行の仕方は良い旅の道連れを得ることだと思う。一人で行く旅もそれまたよいが良い道連れと行くとより楽しめるだろう。

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