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プレミアム50乗車会&撮影会に参加してきた件

初めましての方 初めまして。
前回の記事を読んでくださった方 こんにちは。
最初の方の記事は特に内容を重視し多めに書いていたのに慣れる度に文字数が減っている事に悩む香風音(かふぇいん)です。

慣れた証でもあるのでしょうか。

さて今回は久々にガッツリ系の記事をお届け出来れば…と思います。

恐らく今年最後のガッツリ記事となります。ではよろしくお願いします。



先日、行われた関東鉄道主催のプレミアム50乗車会&撮影会に参加してきたのでその様子をお届けしたいと思う。

そもそも関東鉄道とは?という方にご説明しよう。

関東鉄道は茨城県に本社を置く会社だ。関東鉄道は鉄道事業の他、バス事業などを行っている。鉄道路線は下館駅から取手駅までを結ぶ常総線と佐貫駅(JR側では竜ヶ崎市駅)から竜ヶ崎を結ぶ竜ヶ崎線を運行している。関鉄は2019年7月31日に行われたTOB(株式公開買い付け)によって京成電鉄の資本比率が56.46%に達し連結子会社となった。

それもあってかバス事業では車体の塗装やロゴなどを京成に合わせている。鉄道車両には京成のと呼ばれる塗装を施している。また関東鉄道といえば車両形式が会社の規模の割に多いことで有名だ。新潟鐵工所(新潟トランシス)一筋で車両を発注する鉄道会社…なんてイメージも私的にはある。

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直近では2019年に新形式5020形を導入したのが記憶に新しい。


では早速、レポートと行こう。

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12月6日 下館駅にやってきた。

本駅はJR水戸線と真岡鐵道真岡線そして関東鉄道常総線が乗り入れる茨城西部のターミナル駅である。真岡鐵道ではSLもおかを運転していることもあり、訪れたことがある方も多いのではないだろうか。

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真岡鐵道名物 SLもおか
C12 66が50系客車3両を連ね芳賀路を猛進する
現役の様な有りの儘の姿が却って美しい

SLもおかは語るだけでひと記事書けてしまうのでまたの機会に…


閑話休題。下館駅、ここからツアーに…と言いたいところだが、まずは守谷駅に向かわねばならない。関東鉄道常総線に乗って行く。

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乗車電は平成29年(2017年)新潟トランシス製造のキハ5011。

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まるでバスのような運賃表示器。今回は有人駅のみに停車する快速列車なので運賃は表示されない模様。

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何とも言えない形状をした吊革。人間工学に配慮しました的なデザインなのだろうか…?

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快速列車は各停車駅で少しづつ乗客を増やし守谷駅に到着。

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到着した時に感じたのは想像以上に都会だったこと。まさかの2面4線構造。JR東日本水戸支社の駅のような雰囲気を感じる…。

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ツアーの受付を済ませ、再びホームに降りるとそこには急行 下館 10:30 2両の文字が…。勿論、関東鉄道には現在急行という種別は存在しない。

守谷駅

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10時24分、遂に急行つくばねのヘッドマークを掲げたキハ316-315が快速取手行を表示して守谷駅4番線に入線してきた。

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側面には特性のサボ風シールが貼ってある。

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私はキハ316への指定を受けていたので316に乗車。ドア上の本来、路線図が載っている枠には歓迎プレミアム乗車会&撮影会の文字が。行き先表示器は臨時表示。

乗車する際、キハ316のドアが開かないというトラブル、発車するときにキハ315のドアが閉まらないトラブルが発生したものの、無事定時で守谷駅を発車した。停車駅は水海道、石下、下妻、大宝、騰波ノ江、黒子、大田郷、下館だ。

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車内の扇風機にはまさかの国鉄マークが残っていた。こんな車体の気動車なんてあったか…?と思いつつ乗車する。

水海道駅


気動車オルゴールのアルプスの牧場が鳴り停車駅を告げる。

最初の停車駅、水海道駅に到着した。

キハ315側のヘッドマークは随分、年季が入っているように見える。聞くとこれは国鉄土浦駅から国鉄岩瀬駅を結んだ関東鉄道筑波線(後の筑波鉄道筑波線)で走っていた急行つくばねに掲出されていた本物だという。筑波線は国鉄民営化がされた1987年4月1日に廃止となった。今もその名が路線を変え生き残っているのだ。とは言え今日限りだが。

つくばねとは漢字にすると筑波嶺。筑波山の異名に由来する。

筑波山は「西に富士、東に筑波」と称されることもある。古くから男女が互いに求愛の歌謡を掛け合う歌垣が行われる風習があり万葉集にも歌われている。今も富士山と同じように霊山として信仰されている。

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どこか昭和臭さを感じる円形の連絡通路と駅舎そしてキハがよく合う。幕は臨時から下館に…。

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私は見逃さなかった。側線には古びたトロッコがあることを。その数4両。恐らくはレール輸送用のトロッコだったのだろう。連結器は見えにくいが保線車両では御馴染みの連結棒を用いて連結するようだ。

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列車種別表示器の上には関東鉄道のキャラクター、スズコちゃんが制帽を被ったフェルト?フィギュアが置かれていた。

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水海道駅を出ると車窓にはつくばねの由来となる筑波山が見える。

石下駅

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石下駅に到着した。ここでは列車の交換待ちをする。幕は試運転。

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交換相手はキハ2203。ふらっと!294というスマートフォンアプリの広告が掲示されている。

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新潟鐵工所が1997年に製造したキハ2200型の3号車である。キハ2200は1997年に2両、1998年に2両の計4両が製造された。基本的な車両構造はキハ2100を原型としている。しかしキハ2100が片運転台で2両編成に対しキハ2200は両運転台で単行運転に対応している。

前面形状などから新潟鐵工所が制作していたNDCシリーズ第二世代の車両かと推察された方がいるかもしれないが、実はベースにしているだけでNDCシリーズではない。

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上記の写真はひたちなか海浜鉄道に所属するキハ11。こちらはNDCシリーズだ。系統は同じだけあって酷似はしている。

下妻駅

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さてキハはさらに走り下妻駅に到着。運行面から見ると下妻から下館は種別変更し快速から普通に変わる。つまりここからは各駅停車なわけだ。ここでも交換待ちを行う。

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交換相手はキハ5011。まさかまさかの下館から守谷まで乗車した車両だった。

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新潟トランシスが2017年に製造したキハ5010型の1号車である。キハ5010は2017年に2両が製造された。基本的な車両構造はキハ5000を原型としている。まずキハ5010は塗装を一新したことで話題になった。

関鉄ホワイトと呼ばれる塗装をベースに豊かな大地に波打つ稲穂をイメージした黄金色のラインと鬼怒川、小貝川をイメージした青色のラインを引いた特徴的な塗装となっている。側面には新緑の筑波山をイメージしたデザインもある。

従来車であるキハ100の置き換えを担当した。

大宝駅


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大宝駅に到着した。和風な駅舎が周囲の田園風景と合う駅だ。幕は下館。

本駅では快速列車の通過待ちをする。

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交換相手はキハ2201。先ほど解説したキハ2200の1号車である。先ほどのキハ2203よりも製造は早く1997年製。クリーニング専科の広告を前面に掲出している。ウサギのキャラクターが印象的でさながら快速ラビットといったところだろうか(笑)

騰波ノ江駅

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騰波ノ江駅に到着。本駅は関東の駅百選にも選出されたことで有名。

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駅舎にも飾られている。

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かぼちゃ駅長とやらもいる。会いに行ってみてはいかがだろうか(笑)

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和風といえば和風だが大宝のほうが雰囲気はあったかもしれない…?

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本駅ではキハ5022との交換待ちをする。

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冒頭でもうっかり出していたがキハ5020型は関東鉄道最新の形式。ボディカラーはキハ5010を継承しつつライトの配置は前面窓下部から窓上部に配置が変更されLED式と新世代の車両という印象を強く受ける。

キハ5020型は2019年にキハ5021,5022の計2両が新潟トランシスで製造された。

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筆者も甲種輸送を見届けた身としてなんだか親近感が沸く。

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関鉄最古の1977年製のキハ316-317と関鉄最新の2019年製のキハ5022の並び。その差なんと42年。その並びにシャッター音も多く響いていた。

黒子駅

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黒子駅に到着。列車との交換はなくゆったり(?)とした撮影タイム。

黒子駅では少し車掌さんからお話も聞かせていただいた。

黒子駅は元々は砕石を積む施設があった。水海道にあるホキをここまで持ってきて積載。そして保線に用いるというものだ。ホキを置くためのホームは今も残っており滅多に使われることはない。だが、関鉄ビール列車などの一部イベント列車は入線する事があるようで、ホームの花壇に植えてある桜の木を眺めながら気動車で酒を酌み交わすという何とも羨ましい催しもあるようでその機会には使われるそうだ。下記の写真がそのホームだ。

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ここから眺める桜と吞む酒。最高哉…。

さて私が気になったことを聞いてみた。

ズバリ、ホキを牽引したのは何なのか。というところだ。上信電鉄などの様に電車など営業用車両を用いる化膿性も捨てきれないので聞いてみた。

答えは水海道にあるモーターカーやDD502だそうだ。尚、モーターカーは3両あるが2両は用途廃止。残る一両はクレーンを搭載しているうえに比較的最近に入ってきた新車でDD502は走行不可能。ホキも随分前に車籍失効している様で現在の保線はどうしているのかも気になり聞いてみた。

どうやら関鉄はバラスト散布などを行う軌陸車を持っている会社に委託しておりそれで保線を行っているようだ。その為関鉄でモーターカーが走る機会はごく少なく、況してや黒子駅の砕石補給所は使われることはなくなり現在は跡地だという。

さて…いまさらながら乗車しているキハ310の解説をば…

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キハ310は1977年から1979年にかけて8両が製造された。製造所はキハ311-12が大榮車輛製、キハ313-318が新潟鐵工所製である。とはいえ本形式は国鉄キハ10系の車籍を受け継ぐ車両である。実は製造所ではなく改造担当が大榮や新潟なだけである。キハ10ではあるものの車体は新造でコンセプトとして通勤形気動車。まったくの面影が見られないのである。筆者もお恥ずかしながら、記事を書きながら、解説を書きながら驚嘆している。まさかのキハ10…。

さて新造(関鉄所属当初)は前照灯は前面窓下部ではなく今の行先表示機の位置に二灯配置されていた。しかしキハ2100型の配備に伴って現在の位置に前照灯が移設された。これによってキハ0型との差異はほとんどみられなくなった。キハ311-12は1996年にキハ313-14は2017年に廃車となっておりキハ317-18の編成は稼働状態にない…らしい。つまり唯一現役のキハ310型に乗車していることになる。

もはやすべての部品が交換されているようなテセウスの船状態だが貴重な現役キハ10(?)だ。平日に走るらしいのでワイルドな乗り心地なキハ310に乗車してみてはいかがだろうか。

あ…そういえば扇風機などの一部車内設備は国鉄マークがあるなどがあった…。

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運転台を拝見…どうやら運転台の扇風機の国鉄マークが…ない⁉剝がされている模様。

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良くも悪くも詰まった運転台。格好いい。

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スタフは当日発売されたものと全く同じもの。私も購入した。

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大田郷駅

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大田郷に到着した。ここでも列車の交換を行う。

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交換相手はキハ5004。キハ5000は2009年から2013年にかけて新潟トランシスで4両が製造された。単行運転が可能で従来のキハ2300やキハ2400との総括制御も可能だ。従来の車両と多くの共通点を持ちつつ、コモンレール式燃料噴射システムを採用したエンジンを搭載し燃費などを向上させるなど外見からはわかりにくい変化も遂げている。

下館駅

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下館駅に到着した。本来キハ310は複線区間のみを走行するため下館駅に入線する事はツアーなどの機会以外にはほとんど来ない。下館駅に到着するとなんだか帰ってきた気がするが旅はここからだ。対面ホームに止まる車両はキハ2201。

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説明は省略する。


下館を追い返すと快速扱いで一気に石下まで向かう。その次が水海道車両基地だ。

石下駅

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石下駅に到着した。交換相手はキハ2204。Kanacカラーを纏った車両だ。Kanacはカナックと読むがKはKind guide NはNice driver CはClean bus を現す。とはいえこれはバスではない。どうやらそれぞれの文字にグループ会社を当てはめることもできるらしく、Kは京成と関東鉄道。Nは成田空港交通と日本観光。Cは千葉交通と千葉中央バスという風にもなる。実は関東鉄道のバスにもKanacカラーを纏う車両もあり鉄道からもバスからも京成グループであることが伺える。

水海道車両基地

その後は水海道に運転停車を行い、いよいよ水海道車両基地に入線する。

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下車するとすぐにお弁当と飲み物が配布される。

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関鉄のキハ弁と銘打たれたこの弁当は担当者曰く荻野屋の釜めしと同じ文字数にするのを拘ったそうだ。お弁当は整備工場内でも食べれるのだが関東鉄道の担当者は10年勤務しているが工場内で昼食を摂ったことはないそうで貴重な機会だ。(まずそんなことを思いつくあたりがなかなかイカれてるような…?)

プレミアム撮影会という名だけあって様々な形式の車両とすれ違う運用を組まれている。関東鉄道の担当者曰く、車両交換にいれる車両はこだわって運用を組んだそうだ。特に316-315号と5022号の並びは最新車両と最古車両の貴重な並びとなっておりとても貴重だ。この日の為に運用を組んでいただいてありがたいと思う。

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何度も話題に挙げている筑波鉄道の廃止時のヘッドマークなど様々の貴重なヘッドマークが展示されていた。少々、キハ5010のデビューヘッドマークに会津鉄道感を感じたのは私だけだろうか…。まあいい。

さてお待ちかね撮影タイムとなる。

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ここで昼食を食べたのか…。

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何かと話題のDD502が真っ先に目に入る。常総筑波鉄道が1956年に導入した日本車輌製造製のディーゼル機関車だ。当初は貨物列車とラッシュ時の旅客列車を牽引していたが旅客列車が気動車化されると貨物牽引に専念する。しかしその後に貨物は廃止され、後は工事用列車牽引か配給輸送でのみ稼働するようになった。2007年に休車状態となり現在は稼働不可能となっている。そんなDD502だがなんと200万円(送料購入者負担)で販売中。一体、何処に購入されるのか。そして公開保存はされるのか。今後の動向が気になる車両だ。既に申し込みは何件か来ている様で楽しみだ。

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そしてある意味、メインイベントの保線モーターカーが姿を現す。堀川工機製の軌道用モーターカーだ。WD-H20CAだ。1987年に製造され帝都高速度交通営団船橋軌道区に投入され2006年に東葉高速鉄道に譲渡。2016年に関東鉄道に譲渡されるという3社渡り歩くモーターカーだ。塗装も東葉時代から変わらないのもまた良い。クレーンが装備されており枕木交換なら出来そうだ。これからの関鉄の保線を担う頼もしいモーターカーだ。しかし古い(笑)

WD-H20CAは退役の進みつつある形式でかなり貴重であろう。それにしたって本車は愛されている様で譲渡元の東葉高速鉄道では2018年に本車を送り出すために保線車両としては異例の記念切符が発売される事態が発生している。なんてこった。

さてと…機関車はいいから並びを早く見せろという声が聞こえてきそうなので早速…

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今回の並びは

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キハ316

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キハ002

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キハ2102

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キハ2302

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キハ5012と横に放されているキハ2401。

実は裏にもおり

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キハ5012の裏にキハ5021も居る。

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裏の並びはキハ5012を除いて同じだ。

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また、工場側には並びではないが国鉄キハ30型だったキハ301も居る。

一気にキハ0とキハ300とキハ2100とキハ2300の解説もしてしまおう。

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キハ0型は1982年から1984年までに新潟鐵工所で8両が改造された。実はこの本形式はキハ20から主要機器を移植して車体を新造したものなのである。キハ310と見た目はほぼ同じなのに一世代後の車両という意味不明具合…。さすが関東鉄道である。しかしキハ310はキハ10からの改造という風に書類上あるがキハ0は何故か新造扱いになっている。

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旧型化した雑多な気動車群を統一し整備性等の向上の為にキハ300型は導入された。本車キハ301は筑波鉄道から移籍して関東鉄道にやってきた。他のキハ300は安価で放出されていたキハ30を国鉄清算事業団から買い上げた。これによって車両の統一化が進んだようだ。

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キハ2100は1993年から1996年までに新潟鐵工所で12両が製造された。先程も説明したが引き続き車両統一を行うためにも導入された。キハ900以来の完全新車でここから関東鉄道は様々な気動車を増やしていくことになる。従来のキハ300やキハ350との連結も考慮して自動空気ブレーキを採用したものの営業運転では実績がない。片運転台の2両以上での運用を前提として製造された。製造当初はKanacカラーを纏っていたがその後に新塗装に塗り替えられていった。

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キハ2300は2000年から2002年までに新潟トランシスが10両を製造した。基本構造は片運転台のキハ2100に準じているが関東鉄道初の電気指令式ブレーキを採用するなど従来の車両との相違点も見受けられる。快速、普通問わず幅広く運用されている。

数回撮影ポジションを変えながら職員さんの解説も聞くなんとも忙しい。

その中でも気になったのがキハ310やキハ0を在来車と呼びそれ以降に導入された車両を新車と関東鉄道内では呼んでいるという話だ。さすがに新車と呼ぶには古い物もおりそう呼ぶのは少し違和感があると担当者は苦笑いしていた。

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さてそうこうしているうちに最後のイベントがやってくる。車両連結実演だ。今回は乗車してきたキハ315-316と並びに居たキハ001-002の連結となった。連結作業ののち乗車してくださいとのお達しが…。

え?4両編成…?

そう。まさかの守谷駅まで堂々在来通勤気動車4両編成で参るのだ。

はぁ…最高かよ…。


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DD502とキハ301に別れを告げ

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4両編成の気動車に乗車する。

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普段見れない光景に慌ててカメラを向けつつ列車は本線脇まで進み、進行方向を変え守谷方面に折り返す。

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水海道車両基地を横目に本線を通過する列車を待つ。

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キハ5022の通過を見届けたら遂に守谷に向けて最後の走行となる。

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TMC200とホキが姿を見せた。少なくともカメラに収められてひと安心。用途廃止らしくいつ解体されてもおかしくないのもあった。

さて守谷駅にアルプスの牧場を鳴らし到着…すると余韻に浸る間もなく対面のキハ2405に乗り換えた。

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キハ2400は2004年から2007年までに新潟トランシスで6両が製造された。新潟中越地震の影響で納期遅延が起こるなどがあったが無事に納入された。基本構造はキハ2200に準じているがキハ2300で導入された電気指令式ブレーキなどを引き続き採用しつつ片運転台仕様だったのを両運転台仕様に変更している。

小絹駅

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小絹で下車した。何がしたいのか。目の前を歩く撮影者を軽くストーキングしつつ踏切に到着した。(今考えればどこに行くかも知らない人についていったよな…。)

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そこにやってきたのは先ほどまで乗車していたキハ315-316-001-002。そう。水海道車両基地への返却はすぐに行われるようにダイヤが組まれており直ぐの列車で折り返すことで返却回送の撮影が可能なようになっていたのだ。担当者曰く、エモい通勤形気動車が常総線を夕日を背に駆けていく姿を最後に撮影できるようにというご配慮の元このようなことができた。

尚、駅通過時は撮影しやすいように速度を下げて運転。ここまでの配慮を…。

恐るべし関東鉄道である。

お陰様でよい乗車会&撮影会となりました。

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最後にまさかの幕式のキハ2104がやってきた。これに乗車し守谷に戻る。

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守谷からはキハ2406に乗車し下館へ。そうして帰路に就いた。

プレミアム50乗車会&撮影会に参加して本当に良かったと嚙み締めつつ帰路につきました。本当にありがとうございました。

さて長らくの閲覧ありがとうございました。次回は2020年の総括記事となります。


関東鉄道のHPはこちら



あとこれはどうでもいいと思いますが最後の関鉄常総線で活躍する全ての形式を紹介して終わりです。

キハ0

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キハ310

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キハ2100

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キハ2200

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キハ2300

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キハ2400

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キハ5000

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キハ5010

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キハ5020

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DD502

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WD-H20CA

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