一人暮らしコロナ1週間ログ
2023年8月、今更初コロナ感染した。
1日目 発熱
外出中、急に立っているのも辛いほどのだるさに襲われた。歩くのもやっとだった。
帰宅後ダイレクトおふとぅん。案の定、37℃台だった。
2日目 夏風邪か
夜中熱が上がったのだろう、大量の汗をかいていた。
終日熱はあったが食欲はしっかりあり、味覚も正常だった。
父が仕事終わりにポカリなどを買ってきてくれた。
カットスイカもお願いしていたのだが、
小玉スイカ1玉を買ってきた。
何も言えなかった。
あと、甘いものはいらないと伝えたのに、バニラアイスをパイントで買ってきた。「いらないって言ったたい」と伝えると、「頭冷やしたりしたらいいから」とよくわからないことを言っていた。
しかし、自主的に何かを届けてくれた父に感謝している。家族って感じがする。
夜は熱が下がったので、夏風邪だったのだろうと安堵して眠った。
しかし、そこから一気に39℃まで上昇。熱にうなされながら細切れに眠った。
3日目 コロナ発覚
喉の痛み、肺のヒリヒリ感が出始めた。熱も一向に下がらない。
私は体が強いので、これほどきついことはめったにない。
これはついにコロナかもしれない。
熊本市のHPを見て、家に一番近い指定検査病院に電話し、診察に向かった。
裏口から個室に入り、優しいイケオジ先生の問診を受けた。
先生のシルバーヘアパーマを見ながら、遊んでるんだろうなぁと熱のある頭でぼんやり夜の顔を想像した。
コロナ検査は鼻の奥に長い綿棒をぐいぐい入れられた。不細工な顔をしていたと思う。
数分後には結果が分かり、コロナ陽性であった。
「やっぱり」
コロナの検査はもう無料ではなかったが(ちっ)、
ゾコーバというコロナ治療薬はまだ試験期間のようで無料だった。他、4種の薬を処方された。
・ゾコーバ コロナ治療薬
・トラネキサム酸 のどの痛みや口内炎に効果
・アスベリン錠 せきを抑えたりたんを出しやすくする
・アンブロキソール塩酸塩徐放OD錠 たんを出しやすくする
その日から、たんが出まくった。
4日目 声を失う
激しい咳で目が覚めた。喉と胸の痛みはさらに悪化していた。
喉は焼けるような痛みで、たまに針で刺されたような痛みも感じた。
その日ランチする予定だった空手部の友人がポカリなどを届けてくれた。仕事の合間を縫って。
おかゆや飲むヨーグルトや飲むゼリー、カットフルーツ(切れてる!うれしい!)も。
さすが嫁にしたい女友達No1(空手部調べ)である。
ありがとうと伝えたかったが、その時初めて全く声がでないことが分かった。
表情だけで感謝を伝え(というか感激で半泣きしていた)、友人は帰って行った。
5日目 女神降臨
前日と同じような高熱、せき、たん。
11時ごろ、高校の女友達が登場した。
「寝ときーよ」と真顔で言い、物資を冷蔵庫や冷凍庫に入れている。
彼女とは高校3年間同じクラスで、今も近所に住んでいる。
私がお散歩途中に立ち寄ると、たわいのない話でお茶をして、帰り際に家庭菜園の野菜をくれる、心優しい友達である。
といっても、言葉はさばさばとしており、変に笑顔だったり心配した顔をしたりはしない。
ひたすらに行動が優しいのだ。
そして、優しいことをしているという自覚がない。
「何か必要なものは?」と彼女に聞かれて「水」とだけ答えた気がする。
それなのに私の隠れたニーズを全て拾い上げたような物資を買ってきてくれた。
飲むゼリー(喉が痛いので水より飲みやすい)、氷枕、インスタンド粥、水2L6本、凍らせるアクエリアス、猫のおやつまで。
洗い物大変だろうからと、紙コップと紙皿も持ってきてくれた。
そして家事までやってくれた。
父が買ってきた小玉スイカのカット、皿洗い、洗濯(下着は先に自分で取ってねという気遣いまで)、掃除機、汚れていたやかんの拭きあげまでしてくれた。
燃えるゴミを持って、「子どもが寝た後なら、夜とかすぐ出てこれるから」と3児の母である彼女は帰って行った。
まじで女神降臨だった。
売れて恩返ししよう。
6日目 現状維持
女神のおかげで家の中が清潔になったことで、心地よく過ごせた。
が、高熱と激しい咳、たんは相変わらず。
無理くり何かを食べて、薬を飲んで寝るの繰り返し。
7日目 声の帰還
やっと回復の兆しが見えてきた。
拡声器越しの声のようだが、ようやく声が出せるようになった。
まだ歌えそうになかったものの、声が出て安心した。
一番ひどい時の喉の痛みは、もう喉壊れたんちゃう?と思うほどだったからだ。
音楽の廃業までよぎった。ただの妄想だけど。
熱も久々の36℃台になった。調子に乗ってPCで作業をしていたら熱はすぐ上がってしまったので仕方なく、ベッドの上で過ごすことに。
なんとなしに呪術廻戦を見始める。Season1一気見。ハマる。
8日目 完治と味覚障害
やっと熱と喉の痛みが治まりコロナ完治。
今まで高熱すぎて食の味に注目できなかったが、元気になってきて気づいたことがある。
それは「旨味を感じない」ということ。
何を食べてもおいしくない、というかしょっぱい。
たぶん旨味=塩味になっちゃってる。
大好きな素で作ったスンドゥブチゲもただの赤い塩水。
たまねぎの甘みなど食材の味はわかるけど、全然おいしくない。
エビがただしょっぱい。旨味が塩味に変換されてるから、平常時ならきっとこのエビ超うまい。
ご飯がおいしくないから食欲も湧かない。
図らずも、MV撮影前に1週間で2キロ減に成功した。
呪術廻戦Season2と映画を一気見。お気に入りは五条悟とななみん。
9日目 仕事復帰
働けるってありがたい。
コロナ1週間で感じたこと
・コロナ治療薬ゾコーバは全く効いていなかったと思う
・持つべきものは女友達(済々黌入ってよかった)
・父はどこか抜けているが憎めない
・健康が一番の節約(病院代)
・元気があれば何でもできる、元気がなければ何にもできない
・呪術廻戦はなんとなくNARUTOっぽい