大好きな人達
あるチームのリーダーをやることになったんですけど、先代のリーダー達があまりにも偉大すぎて、正直自分には荷が重い。
そう、先代に伝えたら「私は凄いの、1万円札だから。あんたは1年かけて1円玉から500円玉になればいい。18年目と4年目が一緒だったらアカンでしょ😏」って言われてなんだか勇気が出ました。
いつも山に連れてってくれる年上の同期や、一緒に写真撮りにいってくれるカメラ部の同期、一緒にもんじゃ焼きを食べに行く先輩、イチゴ狩りに誘ってくれる先輩、お花見に誘ってくれる先輩、夜勤明けに一緒に初詣に行ってくれる先輩、バーベキューに誘ってくれる先輩、ドラえもんの映画を見て一緒にドラ泣きしてくれる先輩、クリスマスの夜勤でケーキを買ってきてくれた上司、トランポリンに誘ってくれる先輩、一緒にバンジージャンプを飛んでくれる後輩、ダイワスーパーのフルーツサンドを買ってくれる先輩、一緒に小笠原に行ってくれる同期、実家で餅つき大会を開催してくれる先輩、いつもセンスある勤務表を爆速で作り上げる上司
愉快で素敵な仲間に囲まれて働ける私は恵まれています。
私はまだまだ下っ端なので、先輩達にいっぱいいっぱい、お世話になってます。
無力で、不甲斐なくて、情けなくて…どうしようもなく悔しくて毎日のように泣いていた、ヘタレで、甘ったれで、ゆとり世代な私を、先輩達は優しく厳しく大事に大事に育ててくれました。
救命センターで働いてるって言うと、大体の人から「すごい!!」とか「カッコいい」って言われることが多いです。
私自身、コードブルーやDMATに憧れていた時期もありました。
実際のところ山Pみたいにイケメンな先生はいないし、あんなに毎日、事故や災害があったらやってられないんですけどね。
それに自分は、ヘタレで甘ったれだし、ヘリに乗るなんて、めっちゃ揺れそうだから酔うと思うし多分向いて無いと思います。
自分はちっとも凄くないし、強くないから。
とんでもない重症が運ばれて来るって聞いたら、心底ビビるし、受け持っている患者さんが急変したら、生まれたての子鹿並みに震えます。
そんな私のことを先輩は「怖いと思うのは当たり前、慣れてしまう方がよっぽど危ないよ。」と優しく励ましてくれます。
物心ついた頃からいつか来ると言われている大災害の時に無力なままの自分でいるのは嫌だったから、救急医療や災害医療の勉強を続けてきました。
それを認めてもらえたのか、それとも気まぐれなのか私は1年間、救命センターの災害リーダーを務めることになりました。
そして今年はプリセプターとして1人の1年目の子と一緒に成長させてもらえる機会を頂きました。
私の先輩達は凄い人達ばかりです。
カッコいい人達ばかりです。
先輩達から学んだことは多く指導にはいつも愛がありました。
1年目の冬、自分が働く病院に入院することになったんですけど、昼休みとか仕事終わりに毎日誰かが面会に来てくれました。
部屋の冷蔵庫は、差し入れでもらったプリンやアイスでいっぱいでした。
そして、たまに食べられました。
(食べた先輩も、必ず何か入れて帰ってくれてました笑)
ある日、「2年後に世界一周しようと思ってるんです」と言ってみたら、
「いいじゃん!!船!?どうやっていくの!??」「お金貯めんといかんね〜」
「頑張りん!!」「毎月、その国の名産品送って!」とその場にいた全員が、ノリノリで否定的なことを言う人は誰も居ませんでした。
気づけば、ここは私にとって大切な居場所になっていました。
世界一周は必ずしてみせます。夢なので。
でも、きっと多分また帰ってくると思います。ここで働きたいんです。
ここの仲間達が大好きなんです。
先輩達みたいなカッコいい人間になりたいんです。
私が今まで貰ってきた愛を後輩達にも伝えていきたいんです。
この写真に写ってる子、そっくりじゃん!って言われました。
ネットでたまたま見つけた写真です。
はい、サモエドです。
長くなりましたが、要約すると、救命のサモエドは今年も頑張ります!!