技術系同人誌即売会「技術書典15」(11/12@池袋)に参加します
前回の「技術書典14」からあっという間に半年が経とうとしてます。
その後、本業の方で(一年休んでしまったこともあって)とにかく忙しくしていたため、noteの更新をすっかりサボってしまいました。
久しぶりの告知です。
このたび、技術書のオンリーイベント「技術書典15」にサークル参加することになりました!新刊を出します!
お前……今年出した単著の新刊のどっちもが同人誌ってどういうことだよ……って思われるかもしれませんが、商業出版でやってる長編に思いのほか苦戦しておりまして……苦戦しなかったことがあるのかと言われてしまうと黙るしかないのですが、今回は特に苦戦しておりまして、休憩中に進めていた同人誌の二冊目の方が先に出ることになってしまいました。
「技術書典って何?」って思われた方はまずはこちらの記事をご覧ください。好きな技術へのあふれ出る気持ちを本にしたためて販売できるイベントです。
この「技術書典14」で『急な売れに備える作家のためのサバイバル読本』を頒布しましたところ、思いのほか売れてくれて、とある担当さんに「編集会議に行ったらみんな急売れ本を読んでいた」と言われたこともありました。編集者さんたちは何を思ったんでしょうね。怖いのであまり聞かないようにしています。
当日は、売り子経験のある編集者さんに来てもらったのですが、その様子を書いた記事がこちらです。実際にはリアル会場での売れは穏やかで、オーバースペック売り子さんになってしまったわけですが……同人マーケットの厳しさと面白さを教えていただきました。
作家さんほか多くのクリエイターの方からいただいた感想をまとめたのがこちらの記事です。IT業界編も書こうとしていたのですが、忙しくなりすぎて途中で止まっております。書かなきゃ……。
商業作家がセルフパブリッシング(創作ではなく企画ものという条件ではありますが)をやったらどんな数字が出るのかをまとめたのがこちらです。販売部数はこの記事の時よりさらに伸びておりまして、現在1400部くらいです。どのくらいのコストがかかったかも書きたかったのですが、こちらも時間がなかった!
そして、急売れ本は、なんとなんと技術書典「第6回 刺され!技術書アワード」刺さる部門の受賞作品に選んでもらいました!
技術書典はエンジニアのお祭りなので、文系作家である私は完全アウェイだったのですが、事務局の皆さんは「非エンジニア人たちに技術書典の存在を知ってもらえた」ことを喜んでくださったみたいです。「急な売れ、という概念を作った」ということも褒めていただきました。
さらに同人作家さんたちが集うPixivが運営する創作系メディアpixivisionに取材していただきました。わーい。こんな光栄なことがあるでしょうか。
そんなこんなでたくさんの方に読んでもらった『急な「売れ」に備える作家のためのサバイバル読本』ですが、「技術書典15」でも既刊本として頒布します。ただし手元の在庫がそれほどないため、当日会場に来てくださった方には「後から印刷」(会場で受注して後日発送)という形になるかもしれません。その場合でもPDF版はすぐにダウンロードして読んでいただけます。
そしてそして、誰もが気になる(誰も気にしてないかもしれないですが)新刊ですが……そのテーマは……。
キーボードです。
実は私……前回の同人誌を作った後、文字のうちすぎで手首をこわしまして……そのことをTwitter(X)でつぶやいたのです。
AirMacではなくMacBook Airなのですが、このツイートを見て「メーカーデフォルトのキーボードを使っているのはセルフネグレクト」と教えてくれた人がいました。吉川トリコさんからこんなリプももらいました。
それに対する私のつぶやき。
「セルフネグレクトのプロ」だとか強がっていますが、内心「あれ?」と思ってました。もしかして私以外の作家さんは、メーカーデフォルトのキーボードを使ってるってこと? 私の知らない間に高級なキーボードを購入していたってこと? なんでみんなおしえてくれなかったの!?
よく考えたらキーボードって作家が使いクマくるガジェットじゃん。私らって一日日に一万字とか二万字とか打ちまくるじゃん? もしかしたら一日のうちで最も長くキーボードに触れているのは私たち作家かもしれない。キーボードはもはら指の延長、体の一部といっても過言ではないのでは?
なのになぜ私は作家になって13年も、キーボードの性能について考えてこなかったの?
そこから始まったのです。
一人の作家が理想のキーボードを求める旅が……。
ちなみにこのとき、私がMacBook Airの13インチのとても小さいモニターで仕事していることもつぶやいたのですが、それに対するエアリプがこれでした。
脱・セルフネグレクトなデスク環境!
そんなこんなを書いた同人誌の新刊を出すつもりです。
カミングスーン!