『わたし、定時で帰ります。』のスピンオフ「明日死ぬとしたら何食べたい?」掲載のお知らせ
さんざん告知したので、ご存知の方も多いかと思いますが、このたび私の書いた小説『わたし、定時に帰ります。』がドラマ化されます。4月から火曜よる10時に放送される予定です。
それに併せて、現在文芸誌『yomyom』で連載中の続編が単行本化されることにもなっています。タイトルや刊行日に関しては改めて告知しますが、その前に……。
皆さん覚えていますでしょうか。1作目の『定時』のお話が終わるのは3月6日、あの燃えに燃えた案件の納品日でした。あの日の夜、結衣と晃太郎がどうなったのか。気になりませんか? ま、どうでもいいっちゃどうでもいいですが、私は気になっていました。なので、続編が刊行される前に、スピンオフを書いてしまいました。
掲載されるのは明日発売の文芸誌『小説新潮』です。特集「何。食べよっか?」特集に乗っかって、『定時』シリーズではおなじみの某中華料理店での数時間について書いています。
タイトルは「明日死ぬとしたら何食べたい?」です。
働き方も生き方も違う結衣と晃太郎ですが、食に対する意識も違います。また、本編ではなかなかない、結衣が晃太郎にしか見せない顔も出てきます。一作目と二作目の合間のお話としてお楽しみください。
ちなみに作中に出てくる「辛いというより痛い」スペシャルメニュー、麻辣馋嘴蛙は上海にある「上海渝信川菜」という店で食べられます。
11月に上海に行ったのですが、取材というのは建前で、ほとんどこれを食べるために行ったようなものです。
皆さんは明日死ぬとしたら何を食べたいですか? 「私はこれ」っていうのがあったら、ぜひ教えてくださいね。
試し読みはこちらから→『小説新潮』(公式サイト)