「Cybozu Days 2019」にスピーカーとして登壇してきました

昨年春に放送されたTBSドラマ『わたし、定時で帰ります。』。社会的なテーマを扱っていたこともあって、原作者の私も講演のご依頼をいくつかいただきました。とはいえ、小説家になったのは意見を端的に言うのが苦手だからです。スケジュールが合わなかったこともあって、せっかくの機会をいただいたのにも関わらず、ほとんどお断りしてしまっておりました。

そんな折、サイボウズ株式会社から「Cybozu Days 2019」への出演依頼をいただきました。サイボウズはクラウドベースのグループウェアや業務改善サービスを軸に、社会のチームワーク向上を支援する会社です。また、100人いたら100通りの働き方があってよいという考え方のもと、自由な働き方を実践している会社でもあります。

サイボウズを知ったのは「わたし、定時で帰ります。」を書いた後でした。主人公が勤める会社・ネットヒーローズは創業当時は超ブラックなベンチャーでしたが、ある時を境に社員を大事にする社風にチェンジします。その設定が、サイボウズという会社が辿ってこられた沿革と似ていました。常に新しいチャレンジをされている魅力的な企業ということもあり、ひそかにウォッチしておりました。そのサイボウズからご依頼をいただけるとは。

行ってみたい、と思いつつ尻込みする私の背中を押してくれたのは会社員の友人たちでした。「サイボウズから依頼が来たならい行け!」と言われて、お受けすることになりました。打ち合わせに来てくれたのはサイボウズで働く20代の女性、山田幸さん。もう1人、彼女と私とともに登壇してくれたのは渡邉華子さん。「私たちのためのコンテンツがない」と思っていた彼女たちがドラマを見て「これだ!」と立ててくださった企画なのだそうでした。

名古屋、東京、大阪の3箇所で行われた「Cybozu Days 2019」ですが、私が参加したのは東京と大阪です。その様子がログミーにて前後編に分けて公開されましたので、リンク先を貼っておきます。

なぜ氷河期世代は命を賭けてまで仕事をするのか?
ドラマ『わたし、定時で帰ります。』原作者が語った、“働き方改革”の本質

長時間労働者は承認欲求モンスターに憑かれているーー『わたし、定時で帰ります。』原作者が感じた、“定時上がり”に対する世間の偏見

後編で紹介されている「ホップ☆ステップ きとみちゃん」はこちらから全て読むことができます。職場あるあるをエンタメにするにはどうすればいいか日々悩んでいる私としては悔しくなるほどのぶっ飛び加減です。

ナウでおしゃれなお仕事まんが「ホップ☆ステップ きとみちゃん」

スピーカーだったために、他のセッションがなかなか聴けなかったことが心残りです。できる限り回りましたが、どれも面白かった! 各企業のブースで得られた情報をもとに業務の効率化もいくつかしてみました。来年は聴く側で入場したいです。