本とお金のはなしをするイベントに行ってきたよ!
こんにちは、朱野です。
先々週の金曜日(だいぶ前ですね)、「技術書とお金の話 夏の夜」というイベントに参加してきました!
オンラインなし、会場にきた人だけに本にまつわるお金の話をしまくる(一部SNSに公開NG)というこのイベント。告知からすぐに満席になってしまってました。技術書典で出会った、技術同人誌の著者さんたちが出られるということで、私も急いで一般参加で申しこんだのですが……。楽しみだなーと思っていたある日。
主催の941さんからこんなDMがとどきました。
LTにお申し込みいただいた?
と思って、イベントの告知ページを確認してみたところ、登壇者の話が終わった後に、一般参加した人たちのなかから希望者がLTをするという流れになっていました。あわててこう返しました。
粗忽者にもほどがありますが、941さんからはこんなお返事が。
えっ、私がLTを?
調べてみたところ、LTとは「Lightning Talk」のこと。「カンファレンスやフォーラムなどのプレゼンテーションで、3~5分程度の短い時間で発表する手法のこと」らしいのです。短い時間でいなづまのように喋るからライトニングトーク。パートナーに聞いてみたところ「さいきんエンジニア業界で流行ってるやつだよね、うちの会社でもやってるよ」とのこと。
5分だけしゃべるだけならできそうじゃない? うっかり間違えて申し込んだとはいえ、『技術カンファレンスのマスターガイド:企画から運営までの完全手引き』の著者である941さんからお誘いいただいているのだから(あとそもそも間違って申し込んでいて迷惑をかけているのだから)出てみよう!ということに。
『技術カンファレンスのマスターガイド:企画から運営までの完全手引き』は技術書典で買ってはいたのですが(そのときの私はいつか作家の世界でも技術カンファレンスやってみたい!って思ってたみたいです)、このような分野をDevRelというのですね。941さんのインタビュー記事を読んだら解説が載っていました。
『技術カンファレンスのマスターガイド』のもうひとりの著者であるShokoSatoさんもエンジニアからDevRelに転身された方。
おふたりのインビューを読みながら、「小説家の業界にもDevRelのような取り組みがあればいいな」と思いました。しかし「技術書とお金の話 夏の夜」の登壇者の名前をみているうちにだんだん不安になってきたのです。
メインの登壇者ではないとはいえ、豪華メンバーが登壇してプレゼンした後に、なにを5分話せと言うのだ……?
必死にひねりだしたのがこのテーマです。
『小説家の資金繰り問題を技術書同人誌が解決した話』
小説家とはふだんどんなふうに収入を得て、どんなふうに資金繰りをしているのか、それにはどんなリスクがあって、どう乗り越えていったか、という話です。
さてさて、当日は浴衣で現地にむかった私。お祭りをイメージしたイベントなので浴衣にしよう!とみなさんがおっしゃっていたからなのですが、おかげで気分が盛り上がってきました。
さてさてクローズドなイベントなので、内容を詳細にお伝えすることはできないのですが、そもそもこのイベントができるきっかけをつくったmochikoAsTechさんがSNSに公開可能なスライドの写真を拾いつつ、Xでレポートしてくれていたので、いくつかリンクを貼っておきますね。
技術書典の運営にかかるお金の話なんかも聞けて興味深かったです!そしてはじまったLT。みんな5分で喋りまくる。
ほんの一部ですが、どんな話をしているからか、雰囲気からわかっていただけるでしょうか。お金の話をずっとしています! 無料イベントでここまで聞かせてもらえるのすごい。そして私の番が来た!
なんとか無事に終わりました。懇親会で色んな人と話せて楽しかった! 私の告知を見て、エンジニアではないお客さんも来てくれていました。
いやー「LTなんかできないよ!」って思っていたし、スライドがかっこよくできなくてくよくよしたりしたけど、なんとかなるものですね。Canvaにスライドをかっこよくしてくれる機能があるよ、と教えてもらうなど、また少し成長してしまった朱野です。浴衣を着たのも楽しかったし、同人誌も買ってもらえたし、新しい知り合いができたのもよかった。
うっかり申しこんでしまったという完全なるミスから始まったイベント参加でしたが、新しい挑戦をしてみるのはよいものですね。技術書の書き手の方に「小説ってどう書くんですか?」って質問されて答えたりもしましたが、小説の書き方、私でよかったらいくらでも答えるから、ばったり会ったらいつでも聞いてください。みんな小説書いて! エンジニア小説を読ませて! てか働いてる人みんな書いた方がいい! 「地面師たち」みたいな強いIPをうみだしてNetflixで再生回数世界一とろうぜ!
登壇者の方達やお手伝いにきてくれていたデジタル企業の新卒社員さんたちとラーメンを食べにいったのもよい思い出です。私がどんなプレゼンをしたのかは、いつか薄い本にでもしようかと思ってます。