大変なのは今だけなんて言ってくれるな、日本死ね的な。
先日、職場の都合により昼食がなかったため、久々にコメダに行ったんですよ。
コメダが名古屋発祥というのは知ってはいたんですが、まだ1度もモーニングは行ったことがなく。
学生時代に、モーニングの文化(ルール?)を知らず普通に注文したところ、パンやら卵やらで大変なことになり、机に乗りきらずに必死になって全品食べたという大学の先輩がいたことを思い出しながら、でかいハンバーガーとケーキと飲み物を注文し、今日働いた分の賃金を半分ほど使いながら、お腹いっぱい食べてきました。あぁ、満腹っていいな。
つい最近まで、2歳児と行動を共にしていた私は、喫茶店でくつろぐ、という行為はなかなかできませんでした。
別にできないこともないんですが、我が子はどちらかと言うと激しい系かんしゃく系こだわり派2歳児だったため、喫茶店はハードルが高め。
(上の子はわりと穏やかだったからどこでも行けた。あとコロナもなかったし)
泣く子をあやしながら飯を食うのは、落ち着きがゼロなので、そのサービス料をほぼドブに捨てるようなものです(感覚的に)
わあわあギャアギャアいってるチビーに食べさしたり抱っこしたり、お口を拭いたりしながら飯を食べていると、あーぁ全然落ちつかねぇやもうなんなんだか、と逆にストレスが溜まり疲れ果てたこともありました。
ただ、私は当時からそう思ってたんですが、そんな状況のなか、3歳児と0歳児を連れてラーメン屋に行った際も
あぁこれこそが子育ての醍醐味
と、ラーメン屋にて0歳児を片手で抱っこしながら3歳児にラーメンを子ども茶碗によそいと、いったい私はいつ食べるのだ?という状況を、もはや楽しみつつありました。
とはいえそれは脳みその反対側の思考であって、表っ側は、何これ0歳児は泣きまくりじゃないかと、そしてまた周りの同情的な視線なのか批判的な視線なのか訳の分からないそれが刺さりまくり、次第に、うわー、早く帰りたい帰ろう!と思考が変化していきました。(上の子の3歳児はニコニコでラーメンを食べまくるんだな、これが。)
子育ての醍醐味は色々な場面にあります。
5歳児が突如、頭虱(シラミちゃんだヨ☆)をもらってきて、血相変わった声で担任の先生から電話がかかってきたと思いきや、園に着いたら着いたで
次々と園児が帰されており
うっわ〜とんでもないことになってる!と思いながらも、その後の小児科でシラミがお縄になった後は
枕カバーとシーツは毎日洗濯アイロンをせよ
と指示が飛び(せめて枕カバーにアイロンするといいんだけど、と言われながら)これからが本番だなと、気を引き締めてせっせとコインランドリーに洗濯物を持っていきました。
洗濯代もなかなか莫大でしたし、シラミ死んでくれシャンプーはいいお値段しますしね。
ぶっちゃけアイロンは面倒なんで、私はガス乾燥機で一網打尽にしましたよ。コインランドリー屋さんもいいよって言ってくれましたし。
シラミが消えたら胃腸風邪。
ゲロと涙とゲロで、パジャマ、布団カバー、シーツ、パジャマ、布団カバー、シーツと、
深夜1時過ぎまで洗濯ナイト。
途中、夜中の11時ギリギリに夫がコインランドリーに駆け込み乾かしましたっけ。
またゲロとゲロの間に、私が娘のパジャマを買いに行ったりもしました。
店員さんも事情をわかってくださり、まあ大変と言いながら、冷静と情熱の間で揉まれた高速レジ打ちパジャマ2割り引きの出血サービス。
優しさと愛とゲロに包まれたあの日の冬の始まりを、私は一生忘れることはないでしょう。
ふぅ。
その辺りの苦労から一旦解放されて思うことは、大変だけど毎日充実していたな、とは考えたりもします。
なんでこんな事突然書いてんだコイツという理由は、ふと高齢者ばっかりのコメダで、あぁあの時は大変だったな、と思ったからです。
そしてそのついでにムーニーの炎上したCMを思い出し、醍醐味〜と思ってた私ですら
他人事だからって
舐めたことほざくなよ
なーんて思ったからです。
※肝心のCMはもう再生できないっぽいので、まとめ記事を。
…早い話しがね、大変なんですよ。子育ては。
あのムーニーのCMの様子がそのまんま現実です。再現したムーニーすごい。
そのCMは、
「その時間がいつか宝物になる」
という言葉で終わりますが、ぶっちゃけた話、
宝物にはなりません。
強いて言うなら宝物は、その渦中の赤ちゃんであって、別にワンオペ育児時間は特に必要ありません。つーか、0歳児の虐待なんてそういう時間に生まれるんだから、ワンオペタイムはなくて良いでしょう。
ま、乗り越えた側からいいますと(ホントは第三子も産みたいけど、つわり酷くて協力者いないと無理だから、もう産めんのだよ)あの鬼のようなワンオペを乗り越えますと、多大な自信につながることは確かでして、履歴書にも経歴書にも書けないけど、とにかくなんとかイケる!みたいな意味わかるようで分からん自信は得ます。
今更ムーニーさんのCMにキレ散らかしたい訳ではなく、ああそんな事もあったねみたいな話がしたかっただけなのですが、ムーニーの強さたるや。
とにかくリアルを追求し、世のお母さんの目を釣り上げたのはなかなかの変化球で、この皮肉的表現、
てめぇらオムツメーカーの本気を見ろや!
という気合いが伝わり、良かったと思います。
その意図は未だよくわかりませんし、当時、当事者だった者としては、気分が悪すぎてCMを全部見られなかったですけどね。(多分今も見れない)
幸いにも、子育て中にクソみたいな嫌味を言われた経験は少ないのですが、そのクソみたいな嫌味を言ったあなたも、こうやって大きくなったのだと知っていただきたいなーと思い書いた次第。
みんな赤ちゃんだったんだから、赤ちゃんとお母さんに寛容になれっ、てなわけです。
ワンオペは大変ですし、何ひとつ報われませんが隣にいる子どもはかわいいので、
極力手抜きして
誰かに頼って
育児したい。
それが育児の基本。
さあ、手を抜け。図々しくなれ。強かになれ。
それが全てです。