食材宅配が良かった

試験勉強中のお話をしようと思う。といいつつ、ただ、食材宅配がすごく良かったという記事です。

私は仕事を辞めて試験勉強に取り組んでいた。１日10時間勉強している人も割といる資格試験だ。もっとも私は8時間くらいだったが…
こんな勉強の中、食料品などの買い出しは息抜きと貴重な運動時間ではあったものの、
何を買えばよいのか判断に疲れる、
買い物に時間を取られる、
夏は暑すぎて非常に体力を消耗するなど
ストレスにもなってきていた。

そんなある日、玄関のチャイムが鳴って、パルシステム、所謂食材宅配の営業マダムがやってきた。
食材宅配は以前、oisixをやっていた時期はあったが、割高であることはともかくとして、宅配を受け取る手間や段ボールや包装のごみが大量に出るのが煩わしくやめてしまっていた。
そのことを話すと、営業マダムは、宅配曜日は決まっているものの、箱をはじめ包装も回収してくれる、価格もoisixより安いということなので始めてみた。実際に利用して3か月、メリットが多かったのでデメリットも含めここに書いておく。

メリット１. ゴミが減る

これが一番のメリットだな、と感じている。肉などスーパーで買うと立派なトレーに乗っているのがほとんどだが、パルシステムはトレーよりも軽くてかさばらないプラ容器に入っている。そして、宅配に使われる箱は回収される。食材をまとめているビニール袋や、カタログ、卵容器、米の袋も回収してくれる。
なんだ肉のトレーがちょっと減るだけか、と思われるかもしれないけど、我が家のプラごみの大半は肉のトレーなので大幅な減量となっている。
スーパーで買った場合も洗って回収してもらうことはできる、という突っ込みもありそうだけど、スーパーに持って行くのは、持って行く手間、それまで清潔な状態にして保管しておく手間が大きいと感じており、大学生一人暮らし時代に挫折している。

メリット2. 買い物にかかる時間が減る

家で勉強してたら、インターフォンがなって、買い物かごを持って玄関まで行くとお兄さんが食材をかごに入れてくれる。これを冷蔵庫まで持って行って詰めて終了。笑っちゃうほどすぐに終わる。留守の場合は発泡スチロール箱にいれて玄関に置いておいてくれる。
あと、前述の通り何を買おうか現地で考えるのがすごく疲れる人なので、一人暮らしをしていた学生時代からずっと苦労してきた。
数日分の食料を買わなくちゃ、
でも鶏肉の気分じゃないし、
豚肉の気分でもない、
魚もなんか微妙だし、
牛肉は高い…、
タンパク質が決まらないと野菜も選びようがない…
なんて思いながら食材売り場を無駄にうろうろすることが多かった。
特に食欲の出ない夏場や、疲れてる時はこれがキツイ。パルシステムだとこれが大体解消される。野菜はお勧め5品or８品を頼んでおけば大体OK。肉はその時の特売になっている冷凍を2つくらい頼んでおく。

メリット3. 罪悪感も若干減る

鶏の現状をご存じだろうか。過密飼育で、無理に太らされて最後は骨の成長が追い付かずに体が重すぎて一人では立てずに糞尿にまみれて短い鶏生を終えるらしい。あまりにも哀れ。来世に生まれ変わりたくない物の一つ。
だからと言ってベジタリアンになる根性もなく、罪悪感を感じながらスーパーの肉売り場で鶏肉や卵を買っていた小市民は私です。
パルシステムで扱っている卵の中には平飼いの鶏卵もあるし、「自然の風と光の入る鶏舎」（つまり普通はそんな環境ではない…）で飼育されている鶏の肉も扱っているのでこちらを買うようにすることで、罪悪感を減らしている。まあ、利己的な話だよね。結局は食べるんだから。

デメリット１.割高

多分割高。パルシステムのカタログを見るに、スーパーでは100円切るような種類の野菜やｇ100円前後の肉が、パルシステムではもう少し高めの値段で売られている。多分良いものなんだろう。
でも、ざっくり支出の過去データみたらパルシステムに切り替えてもそこまで食費は上がってない気がする。多分、買い物に行った場合はお菓子だのお酒だの結構ついで買いが多かったんだよね。

デメリット2.１週間食料が持たない

週に一回の配達だと生鮮食品は品質的にも量的にも一週間持たない。週の終わりになると緑の野菜は全て食べてしまって物足りない感じになる。結局宅配の2日前くらいにスーパーに買い出しに行くことがある。あと、生鮮の魚はほとんど売ってないのでそれも近所のスーパーで買う必要がある。
できるだけ毎日、鳥に葉っぱをあげる必要があるので期間を開けて2回収穫できる豆苗便利。タイトル写真伏線回収。

デメリット3. 計画性が必要

週に1回の宅配なのでどのように食材を使い切るか、残すか計画性が必要。葉物なんかは、しおるれる前に使い切らなければならないという焦りがある。一方で冷凍の肉類は貯めてしまいがち。注文は1週間前締切なので先を考えて注文しなければならない。

デメリット4.保険営業がくる

加入したタイミングで電話がかかってきて、パルシステムがやっている保険営業婦人が自宅にやってきた。私は入るつもりはあまり無いので電話で「すごく良ければ考えますが、多分入りません。それでもいいなら資料下さい」と言って対応した。
試供品のパスタと共に資料だけ貰って終わり。そこまでしつこい感じはしなかった。

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以上のように、デメリットはあるものの、メリットも大きい。家の食事を用意する必要がある立場の人間は是非導入を検討してみてほしい。

そういえば昔実家でも一時期生協頼んでたな。あの時代は、個別宅配じゃなくて、数世帯まとめて宅配でトラックの周りに数世帯が集まって、仕分けしていたっけ。たまによその家の食材間違えて持って帰ったりしてた。