\募集/第2弾は秘境・秋山郷の古民家再興プロジェクト「帰る旅スタディツアー2023」(参加無料・1泊2日)
こんにちは、「帰る旅」研究会メンバーのサトルです。
新潟も例年になく残暑厳しい日々が続いているようです。夏が暑いと、冬季は雪が少ない説、いや逆に多くなる説、お会いする方によりいろんな見解があって面白いです。
2023年、皆さんに気軽に地域とのつながりをつくり「帰る旅」を体験していただくためのツアーの開催します!1泊2日で【参加無料】の「帰る旅」体験ができるモニターツアー、今回は第2弾のご紹介です。
※本モニターツアーは観光庁「第2のふるさとづくり事業」に基づき補助金が適用されます。
「帰る旅」とは?
「実家のようにふらっと帰る場所がほしい」「レジャー旅行では物足りない、地方の暮らしを体験したい」「地方移住・2拠点居住はハードルが高いけど、地方ぐらしを擬似的に体験したい」…そんな方々に提案している新しい旅行スタイルです。
●帰る旅公式サイト
【帰る旅スタディツアー2023】
「秋山郷」古民家のある日常
再興ワークショップツアー
(1泊2日・参加費無料)
今回のプロジェクトを立ち上げた、石沢久和さんはこう語る。
石沢さんは、新潟県津南町生まれ。津南町役場の観光地域づくり課DMO推進室長であり、観光協会の事務局長も務める。役場一番の”お祭り男”と思われている、津南町の企画マンだ。
歴史や旅行が好きで、東京の大学卒業後、民間企業に勤めていたが、1994年に帰郷し役場に就職した。観光、林業、福祉、広域事務、住民係、文化財などの部署を渡り歩きながら、仕事以外でもボランティアとしてさまざまなイベント等に携わってきた。。
秘境「秋山郷」の生活文化を
未来に継ぐための大きな決断
津南町は新潟県の最南端、千曲川が信濃川と名を変える長野県境にある。雪の期間が長く、日本有数の豪雪地帯であり、夏は北西の涼風に恵まれ、高原のようなさわやかな気候が続く。その津南町の南部に位置するのが、秋山郷エリアだ。
「秋山郷」とは、信濃川の支流、中津川の上流域に点在する集落群の総称で、長野県と新潟県にまたがる峡谷地帯に位置する。エリア内には標高1000mにある展望台「前倉トド」、苗場山を水源とする落差25mの「大瀬の滝」、新緑や紅葉の季節はさらに美しい眺望となる「布岩」など、四季折々の自然を楽しめる多くの景勝地がある。雄大な自然に囲まれた谷あいの地形から、“秘境”と呼ばれ、特に平成初期は多くの観光客で賑わいを見せた。
しかし昨今は観光客も減少し、少子高齢化で地域の活力も落ちている。観光協会事務局長でもある石沢さんは、秋山郷の価値について、こう語った。
この秋山郷らしい日常を持続するためには、なにをすべきか?
石沢さんは、大きな決断に踏み切った。
2020年、秋山郷の見倉集落で相続が途絶えて空き家になった、一軒の古民家を、私財を投じて購入すると決めたのだ。
集落の高齢化、過疎。
行政施策では解決困難な地域課題を、職員として一番理解する石沢さんが、考えた末、自ら動き、プロジェクトに着手することを選んだ。
いま、石沢さんは、購入した空き家を管理が楽なように減築し、さらに手を加えようとしている。この場所を起点に、文化と人の交流の創出を目指している。
共感した同志と語り合いながら
秋山郷の未来、そして「帰る場所」を創りたい
そう語る石沢さんは、購入した見倉集落の空き家再生の今後のプランとして、古民家カフェと秋山郷支援者たちが集うゲストハウスの開業を考えているそう。そのプロセスとして「壁塗りワークショップ」「塗装ワークショップ」などの実施を検討中。少しずつ、色んな人が関わる場にしたいという。
さらに将来的には、BBQガーデンやサウナ設備を拡充したり、集まった人達とともに周辺集落の草刈りや畑作りなどの環境整備も展開したり、空き家購入希望者の紹介斡旋、秋山郷サポーターや移住希望者と、住民を結ぶ拠点としたい考えもあるという。この場を活用したアイデアは尽きない。
石沢さんは、このプロジェクトは、移住希望者や二拠点生活者を集めることが主な目的ではない、という。
たとえば、自身の生活基盤は、都内や他地域にあるままでOK。「秋山郷」という場所への共感・関心や、この集まりに興味を持った方が、1年に1~2度だけ、数年に1度だけでも、集落維持・整備のお手伝いのために来訪したり。最初は、ちょっと面白そう!と軽い気持ちでの参加動機でも良いと考えている(もちろん移住検討者や秋山郷出身者のU Iターンも大歓迎)。
まずは、このツアーに参加することで、自身のサードプレイス的な居場所を見つける最初の足がかりになれば、と考えている。
●ツアー参加者にメッセージ(石沢さん)
秋山郷を、ともに創りながら、皆さんにとってもここが「帰る場所」のひとつになれば嬉しいです。
私が思う「帰る場所」は、「座標」というより、”同志”のような仲間たちと気兼ねなく繋がる「時間」です。ここに来ると仲間と出会える。しばらくぶりに訪れると再会できる。語りあう時間が持てる。
自分と同じ、または近い志を持った人達が、いつもわいわい集まってくる場所を秋山郷に創りたいんです。ここに来ると「帰ってきた」と実感できるようになればと考えています。関心ある皆さん、ともに創ってみませんか?
開 催 概 要
【開催日】
令和5年10月14日(土)~15日(日)1泊2日
【定 員】 15名様
【集合時間・場所】14日(土)10:00 JR越後湯沢駅前
【解散時間・場所】15日(日)17:00(予定)JR越後湯沢駅前
※ツアー中の車移動はマイクロバスが送迎します(徒歩の行程を除く)。
【参 加 費】 無料
【対 象 者】
・ツアー内容をご覧いただき、終了後にアンケートにご回答いただける方。
・ツアーの様子を宣材写真としての撮影を許諾いただける方。
・ツアー全行程にご参加いただける方(途中離団はお受けしていません)
・ご自身で体調管理をしていただき、当日体調の優れない方、発熱がある方は参加はお控えください。
・相部屋宿泊の可能性があります(男女別)。その点をご理解いただける方。
【ツアーに含まれる金額】
●宿泊費・現地交通費
・宿泊費(1泊)が含まれます。
・ツアーに含まれる現地での交通費はマイクロバスを使って移動します。
※集合場所までの交通費は含まれておりません。
●ツアー中のお食事代
・1日目昼食・夕食、2日目朝食・昼食が含まれます。
※飲み物代、お土産代等は含みません。
●保険料
・国内旅行傷害保険1,000万に加入いたします(保険料は不要)。
宿 泊 先(2宿のいずれかに宿泊予定、選択不可)
・秋山郷結東温泉 かたくりの宿
新潟県中魚沼郡津南町大字結東子450−1
・秋山郷 萌木の里 栃の実館
新潟県中魚沼郡津南町結東
※宿・お部屋タイプはお任せとなります。1名参加・2名以上の参加に関わらず、相部屋(男女別)の可能性があることをご了承ください
行程内容
※一部、天候により内容が変更になる場合がございます。
1日目(予定)
・10:00 越後湯沢駅前にて集合
↓移動(マイクロバス)
・11:30~12:30頃 津南町の飲食店でランチ
↓移動(マイクロバス)
・13:00~14:00頃 宿に到着、チェックイン・ワークに備えて着替え
↓移動(マイクロバス)
・14:30~16:30 ワークショップ❶「古民家再生の片付けワーク」
└見倉集落にて古民家の家財の片づけ・周辺の清掃などお手伝い
(体を動かす屋外ワークです)
↓移動(徒歩)
・17:00~18:00 夕食会場でフリータイム(休憩など)
・18:00~20:00 夕食(親睦会)
・20:15~ 宿でフリータイム・入浴・就寝
2日目(予定)
・7:30~9:00 宿で朝食、フリータイム
・9:00~11:00 宿をチェックアウト・出発、周辺をフィールドワーク(徒歩で散策)
・11:00~13:00 ワークショップ❷「秋山郷アイデアソン」
└秋山郷見倉集落や古民家再生の状況・課題をレクチャー後、今後の活用アイデアを参加者が検討・共有をしていただきます
・13:00~14:30 近隣でランチ
↓移動(マイクロバス)
・15:00~15:30 津南町内の物産店に立ち寄り
↓移動(マイクロバス)
・17:00 越後湯沢駅に到着、解散
服 装・持ち物
・動きやすい服装、歩きやすいスニーカー
・長靴・軍手・タオルやてぬぐい・雨具(ワークショップ❶で使用。事前に希望の方は長靴のレンタルも用意可)
応 募 方 法
●ツアー応募フォーム(Googleフォーム)
実施体制
企画運営:(一社)雪国観光圏
協 力:(株)リクルート
主催・問合せ先:雪国観光舎 越後湯沢温泉
新潟県知事登録旅行業 第2-433号
電話:025-785-5353
メール:hosoya@yuzawaonsen.gr.jp
営業時間:9:00~17:00