思いやりの足跡
その場にはいないけれど
その場にいた人の気配を
感じる場面が好きです。
そんな中でも
落とし物。
時々見かけますが
大抵は路にそのまま落ちています。
落とし物かゴミか
わからないものも
あるけれど
もしかしたら
落とし主にとっては
大事なものかもしれません。
そんな気持ちを汲み取ってか
誰かが落としたものを
誰かが気にかけた跡。
いつからここにあったのかは
わからないけれど
確かに誰かが施したのは
わかります。
「落とした人が見つけやすいように…」
きっとこんな気持ちだったのかも。
誰もそこにはいないけど
確かな体温を感じる
思いやりの足跡でした。
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