コンバットその2
Melee Attacks【メレー・アタック(近接攻撃)】
メレー・アタックにはパワーアタックと、槍、剣、ハンマー、フレイル、ノコギリ、斧などの武器で行う攻撃が含まれる。モデルはそのLoS上にいるすべてのターゲットに対してメレー・アタックを行うことができます。
コンバット・アクションを使用してメレー・ウェポンによるアタックをおこなうモデルは、それぞれのメレー・ウェポンで 1 回のイニシャル・アタックをおこなうことができます。一部のモデルは、コンバット・アクション中に追加のメレー・アタックを行うことができる 特別なルールを有している。詳しくは P.18 の「アディショナル・アタック(追加攻撃)」を参照。
メレー・アタック・ロール = 2d6 + MAT
Melee Range【メレー・レンジ】
モデルのメレー・アタック・レンジ(近接攻撃範囲)は、そのメレー・ウェポン(近接武器)が持つ最も長いメレー・アタック・レンジとみなされる。さらに、それぞれの武器は、そのレンジ(範囲)内にいるターゲットだけをアタックするために使用することができる。例えば、「テリオン・ヴァネク」は2つの近接武器を持っている:彼女の「ハルバード」の射程は2インチ、「フェル・シールド」の射程は1インチである。ヴァネクのメレー・ウェポンの射程は2インチだが、「フェル・シールド」の射程が1インチを越えている対象には攻撃できないからだ。
一般的に、メレー・ウェポンを持たないモデルにはメレー・レンジ(近接射程)がない。
Engaged and Engaging【エンゲージされているとエンゲージしている】
モデルが敵のモデルのメレー・アタック・レンジ内にあり、そのモデルのLoS内にある場合、そのモデルはエンゲージされている。あるモデルのメレー・アタック・レンジとLoS上に敵のモデルがいる場合、そのモデルとエンゲージしている。モデルがエンゲージされているまたはエンゲージしている場合、そのモデルはメレーコンバット中である。
ノーマル・ムーブメントの開始時にエンゲージ中であったモデルは、そのノーマル・ムーブメントを使用してラン(走る)したり、チャージ(突撃)したり、スラム・パワー・アタックをしたりすることはでき ない。
Disengaging【ディスエンゲージ】
エンゲージ中にノーマル・ムーブメントを開始し、そのノーマル・ムーブメント中に 1 つ以上のインコーポリアルでない敵モデルのメレー・アタック・レンジ外に前進したモデルは、そのアクティベートにおいてそのコンバット・アクションを放棄しなければならない。
ユニットのノーマル・ムーブメントの結果として配置される前にエンゲージ中であった ユニットのモデルも、そのアクティベーションにおいて、その前にエンゲージしていたモデルのメレー・レンジ内に配置されない限り、そのコンバット・アクションを放棄しなければならない。
Power Attacks【パワー・アタック】
パワーアタックは、ウォージャックやウォービーストなど、一部のモデルが利用できる攻撃オプションです。モデルは以下のようにパワーアタックを行うことができる。
・ヘッドバット・パワー・アタック・アドバンテージを持つモデルはヘッドバット・パワー・アタックをおこなうことができる。
・スラム・パワー・アタック・アドバンテージを持っているモデルはスラム・パワー・アタックを行うことができる。
- ウェポン・クオリティがスロー・パワー・アタックである武器を装備したモデルはスロー・パワー・アタックをおこなうことができる。ウォー ジャックはスロー・パワーアタックのウェポン・クオリティがスロー・パワー・アタックを持つウェポンがクリップルしているなら、その武器を使用して、スロー・パワー・アタックを行うことはできない。
・トランプル・パワー・アタック・アドバンテージを持つモデルはトランプル・パワー・アタックをおこなうことができる。
ウォージャックはパワーアタックを行うために「フォーカスポイント」を1点消費しなけれ ばならない。ウォービーストはパワーアタックをおこなうために「フォース」されなければならない。
特に断りのない限り、モデルはそのアクティベーションにのみパワーアタックをおこなうことができる。モデルはチャージしているアクティベーション中にパワーアタックをおこなうことはできない。
モデルはフレンドリーモデルをアタック・ターゲットとすることはできないことを、忘れないように。
モデルがパワー・アタックを行う場合、その武器の特殊ルールが特に パワーアタックについて言及していない限り、適用しない。
それが可能なモデルは、パワーアタックを行った後、追加のメレー・アタックを行うことができる。モデルはパワーアタックを追加攻撃として行うことはできない。
Power Attack Damage Rolls & Collateral Damage【パワー・アタック・ダメージ・ロール&コラテラル・ダメージ】
パワーアタックは近接攻撃であるが、同じようにダメージ・ロールを解決するわけではない。通常の近接攻撃のように使用する武器の POW を加算するのではなく、パワー・アタックの POW は攻撃するモデルのベースサイズとパワーアタックによって命中 したモデルのベースサイズを比較して決定する。攻撃側モデルのベースが、命中したモデルのベースサイズに等しいかそれより小さい場合、パワーアタックのPOWは12である。攻撃側モデルのベースサイズがパワーアタックによって命中したモデルのベースサイズよりも大きい場合、パワーアタックのパワーは 14 になる。
パワーアタックによって巻き添えを食らった場合、巻き添えは攻撃者のベースサイズと巻き添えを食らったモデルのベースサイズを比較して決定される。
を比較することによって決定される。攻撃側のモデルの基本が、巻き添えを食らったモデルの基本 と同じかそれより小さい場合、巻き添えの POW は 12 となる。攻撃側モデルのベースサイズが副次的ダメージを受けたモデルのベースサイズよりも大きい場合、副次的ダメージの POW は 14 となる。副次的ダメージはブーストすることができず、攻撃やモデルから のダメージとはみなされない。
Headbutt【ヘッドバット】
ヘッドバット・パワー・アタックを行うモデルは、その頭をモデルにぶつけ、地中にめり込ませる。ヘッドバット・パワー・アタックを行うには、そのモデルがヘッドバット・パワー・アタック・アドバンテージを持っていなければならない。ヒュージ・ベースより小さいのモデルが行うヘッドバットは、近接攻撃範囲が 1 インチである。ヒュージ・ベース・モデルのヘッドバットは2インチの近接戦闘範囲となる。
そのモデルはヘッドバットパワーアタックで、自分よりベースサイズが大きいモデルを対象にすることはできない。
攻撃するモデルはその対象に対して近接攻撃ロールを行う。攻撃が命中した場合、その対象はノックダウン(p.34)し、 その後パワーアタックのダメージロールを受ける。
Slam【スラム】
スラム・パワー・アタックを行うモデルは、その全身の力でモデルに突き込み、対象のモデルを後方に飛ばし、地面に叩きつける。スラムはモデルの通常移動と戦闘アクションを兼ねる。その活性化において通常移動または戦闘アクションのいずれかを放棄 した場合、そのモデルはスラムパワーアタックをおこなえない。
モデルはスラムパワーアタックを行うためにスラムパワーアタックのアドバンテージを有していなければならない。エクストラ・ラージサイズ以下のモデルが行うスラムパワー攻撃は、1インチのメレー攻撃範囲を持つ。ヒュージベースモデルのスラムは 2インチのメレー攻撃範囲を持つ。
スラムのパワーアタックを行うモデルは、通常移動の開始時にその視線上にあるすべてのモデルのスラムを試みることができる。スラムを行うモデルを移動させる前に、スラムとその対象を宣言する。そのモデルを対象とするためには、他のモデルの視線が必要であることを忘れないようにする。その後、スラムするモデルはその目標に向かって SPD に 3インチを加えた値を直接前進させる。しかし、スラムパワーアタックのメレー攻撃範囲内に目標がある場合は、どの時点でもこの移動を終了することができる。スラムの移動中にモデル、オブスタクル(障害物)、またはオブストラクション(障害物)に接触したり、プッシュされたり、スラムされたり、スローされたり、プレイスされたりした場合、停止する。スラムパワー攻撃の一部として移動している間にモデルがモデル、 障害物、または障害物に接触したが、何らかの理由によりそれを 通って移動することができた場合、スラムしているモデルは停止しない が、そのモデル、障害物、または障害物に接触したとみなされる。
そのスラムパワーアタックの近接攻撃範囲内に目標がある状態でスラム移動を終了したスラムモデルはスラムに成功したことになる。スラムのモデルが 3インチ以上前進した場合、その対象に対して近接攻撃ロールを行う。スラムパワーで攻撃したモデルが、より大きなベースサイズを持つモデルへの攻撃ロールに-2 を与える。攻撃が命中した場合、対象は攻撃者から直接 d6 ̋叩きつけられて倒され、その後パワーアタックダメージロールを受ける(「スラムされた」p.16 を参照 )。
スラムしたモデルのベースがスラムされたモデルより小さい場合、スラムされたモデルはロールした距離の半分の距離をスラムする。
ヒュージベースのモデルが行ったスラムのパワー攻撃によって命中した小さいモデルは、さらに2インチ移動する。
スラムに成功したモデルの移動距離が 3インチ以下の場合、そのモデル はその対象に対して攻撃ロールを行う。対象が命中した場合、パワーアタックダメージロールを受けるが、スラムされることはない。これらは依然としてスラム攻撃ロールとスラムダメージロールである。
スラムの近接攻撃範囲内にいる対象に対してスラムの移動を終了し ないモデルは、スラムのパワーアタックに失敗する。モデルがアクティベート中にスラムパワー攻撃に失敗した場合、そのアクティベートは終了する。
Throw【スロー】
スロー・パワー・アタックを行うモデルは、他のモデルを拾い上げて投げる。モデルはスロー・パワー・アタックを行うために、アドバンテージにスロー・パワー・アタックが必要である、またクリップルでない武器を持たなければならない。スロー・パワー・アタックは、その武器の近接攻撃範囲と同じ近接攻撃範囲を持つ。ウォージャックはスロー・パワー・アタックの武器アドバンテージを持つクリップルした武器を使用してスロー・パワー・アタックを行うことはできない。
そのモデルはスロー・パワー・アタックで自分よりベースサイズが大きいモデルを対象にすることはできない。
攻撃が命中した場合、対象は攻撃者から直接 d6インチ投げられ、ノックダウンする、その後パワー・アタックのダメージロールを受ける(「スローされる」p.17 を参照)。ヒュージ・ベースのモデルが行ったスロー・パワー・アタックによってヒットした小型をベースとしたモデルは、さらに 2インチ移動する。
※ 筆者 考察 スラム と スロー の違いについて※
【スラム】
スラムは、SPD+3インチの距離を直進後、D6インチをスラムする。
ベースサイズがアタッキング・モデルより大きいモデルは、半分のインチをスラムする
【スロー】
スローは、SPDインチ移動後に、アタッキング・モデルからD6インチスローされる
ベースサイズがアタッキング・モデルより大きいモデルは、スロー出来ない
スロー移動中に、スローされるモデル以上のモデルがスローの直線状にある場合、
その移動はそのモデルに接触し、移動を中止する
スラムとスローは、移動開始位置とターゲット・モデルの最終の位置で選ぶ必要がある。
Trample【トランプル】
トランプル・パワー・アタックをおこなうモデルは、その進路上にあるスモールベースモデルを突き破って移動する。トランプルはそのモデルの通常移動と戦闘アクションの両方を兼ねる。そのモデルが通常移動または戦闘アクションのいずれかを放棄した場合、トランプル・パワー・アタックをおこなうことはできない。
モデルはトランプル・パワー・アタックをおこなうために踏みつけパワーア タックアドバンテージを有していなければならない。踏みつけパワーアタックの解決時に、踏みつけられたモデルは1つ 以上の敵のモデルの近接攻撃範囲外に進んでも、その戦闘アクションを 失うことはない。
そのモデルの通常移動の開始時に、踏みつけパワーアタックを宣言する。踏みつぶしたい方向を1つ選ぶ。その後、そのモデルは現在の SPD に 3インチを加えた値までその方向 に直線的に前進する。その進路上にいる小柄なモデルの間を通り抜けるが、移動の終点に は踏みつけるモデルのベースが置けるスペースがなければならない。ミディアム以上のベースを持つモデル、障害物、または障害物に接触し た場合、停止する。トランプルパワー攻撃の一部として移動している間に、モデルが中以上のベースを持つモデル、障害物、または障害物に接触したが、何らかの理由でそれを通り抜けることができた場合、踏みにじるモデルは停止しないが、そのモデル、障害物、または障害物に接触したとみなされる。
このモデルはトランプル移動が終了した後、その移動中に通過した各スモールベースモデルに対して近接攻撃ロールをおこなう。踏みつけ攻撃によって命中したモデルはパワーアタックのダメージロールを受ける。これらの攻撃は同時におこなわれる(p.23 の「同時におこなわれる効果」 を参照)。
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